著作権は文化を発展させるのか―人権と文化コモンズ [単行本]
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著作権は文化を発展させるのか―人権と文化コモンズ [単行本]

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出版社:人文書院
販売開始日: 2021/07/29
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著作権は文化を発展させるのか―人権と文化コモンズ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    複雑になるだけの著作権は本当に文化のためになっているのか?それはユーザーの権利を阻害していないだろうか?本書はこうした観点から、権利論とコモンズ論を基軸に人文社会、自然科学の知見を幅広く援用し、そもそも文化とは何かまで根底的に問い直す。ユーザーの人権という視点から、数百年に及ぶ著作権のパラダイム転換を提案する意欲作。
  • 目次

    はじめに
    著作権を構想し直す 著作権法の難解さ 転換の必要性 本書の構成

    第Ⅰ部 作者とユーザーの人権

    第一章 著作権の人権論
    現行法のおさらい 公表された作品の公共性 著作権は人権か? JASRACの人権論 「享有」と「専有」 ベルヌ条約の訳文をめぐって 旧著作権法の「専有」 

    第二章 障害者アートをめぐって
    Art Brutとアール・ブリュット アール・ブリュットの歩み 推進法の制定 著作権法の限界とパリ展 障害者アートの著作権 「文化の発展」に向けた可能性

    第三章 ユーザーの人権
    世界人権宣言から考える 「公正な利用」と「公共の福祉」 「公正な利用」のための「費用」 ユーザーの人格権

    第四章 作品が身体化する
    脳のしくみを知る 視覚による情動と認識 記憶の種類と身体性 音楽と身体 「身分け」と「言分け」 記号による分節化 連辞と連合 通時態と共時態 ユーザーは作品を所有する

    第Ⅱ部 「文化」とは何か

    第五章 「文化」概念の変遷
    あいまいな「文化」 「文化」と「文明」 cultureの定義 アメリカとドイツでの展開 Kulturの日本への導入 社会学と「文化」 カルチュラル・スタディーズの「文化」 イーグルトンの批判 ユネスコの「文化」
     
    第六章 日本の「文化」概念の現在地
    戦後日本の「文化国家」 「文化の時代」 文化庁の設置と「文化」 文化産業の隆盛 文化芸術振興基本法 国土交通省と「文化」 インバウンドと東京五輪のインパクト 文化芸術基本法 文化経済戦略 二〇一七年の転換

    第Ⅲ部 文化のコモンズへ

    第七章 文化コモンズを考える
    「文化」は集団的なもの 文化コモンズを求めて 総有と共有 コモンズの定義と所有制度 所有・管理・用益 文化コモンズの定義と性質 地域団体商標 地理的表示保護制度 脱コモンズ化

    第八章 「海賊版」からオープンアクセスへ
    「海賊版」・国境・メディア技術 「海賊版」の役割と論理 オープンアクセスとは 運動のルーツ 情報の囲い込み対オープンアクセス 文化コモンズの視点から

    第九章 「文化の発展」のために
    DIWO文化 コモンズのロマンス 伝統的知識をめぐって フェアカルチャー 志賀直哉の場合 スタジオジブリの決断 「文化の発展」に向けて

    あとがき
    索引
  • 出版社からのコメント

    著作権は本当に文化のためになっているのか? ユーザーの人権という視点から、著作権のパラダイム転換を提案する意欲作。
  • 内容紹介

    著作権のパラダイム転換へ

    複雑になるだけの著作権は本当に文化のためになっているのか? それはユーザーの権利を阻害していないだろうか? 本書はこうした観点から、権利論とコモンズ論を基軸に人文社会、自然科学の知見を幅広く援用し、そもそも文化とは何かまで根底的に問い直す。ユーザーの人権という視点から、数百年に及ぶ著作権のパラダイム転換を提案する意欲作。

    「ひとは影響を受けた作品を身体化し、所有している。作品のユーザーにも人権にもとづく権利があるのではないか。「文化」は集団的なものであり私的所有とは相性が悪いのではないか。そういった考えが本書の底流にある。これは論争を呼ぶアイデアだと思う。」

    ◎目次
    第Ⅰ部 作者とユーザーの人権

     第一章 著作権の人権論
     第二章 障害者アートをめぐって
     第三章 ユーザーの人権
     第四章 作品が身体化する

    第Ⅱ部 「文化」とは何か

     第五章 「文化」概念の変遷
     第六章 日本の「文化」概念の現在地

    第Ⅲ部 文化のコモンズへ

     第七章 文化コモンズを考える
     第八章 「海賊版」からオープンアクセスへ
     第九章 「文化の発展」のために

    図書館選書
    複雑になるだけの著作権は本当に文化のためになっているのか? それはユーザーの権利を阻害していないだろうか? 権利論とコモンズ論を基軸に人文社会、自然科学の知見を幅広く援用し、文化とは何かまで根底的に問い直す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山田 奨治(ヤマダ ショウジ)
    1963年生。現在、国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授。京都大学博士(工学)。専門は情報学、文化交流史。筑波大学大学院修士課程医科学研究科修了後、(株)日本アイ・ビー・エム、筑波技術短期大学助手などを経て現職。ケンブリッジ大学ウォルフソン・カレッジ、フランス国立社会科学高等研究院、ハーバード大学ライシャワー研究所で客員研究員等を歴任。『東京ブギウギと鈴木大拙』で第31回ヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞
  • 著者について

    山田 奨治 (ヤマダショウジ)
    山田 奨治(やまだ・しょうじ)
    1963年生。現在、国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授。京都大学博士(工学)。専門は情報学、文化交流史。筑波大学大学院修士課程医科学研究科修了後、(株)日本アイ・ビー・エム、筑波技術短期大学助手などを経て現職。ケンブリッジ大学ウォルフソン・カレッジ、フランス国立社会科学高等研究院、ハーバード大学ライシャワー研究所で客員研究員等を歴任。主な著作に、『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』『日本の著作権はなぜもっと厳しくなるのか』『東京ブギウギと鈴木大拙』(以上、人文書院)、『〈海賊版〉の思想 18世紀英国の永久コピーライト闘争』( みすず書房)、『禅という名の日本丸』(弘文堂)、『情報のみかた』(弘文堂)、『日本文化の模倣と創造 オリジナリティとは何か』(角川書店)など。『東京ブギウギと鈴木大拙』で第31回ヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞。

著作権は文化を発展させるのか―人権と文化コモンズ の商品スペック

商品仕様
出版社名:人文書院 ※出版地:京都
著者名:山田 奨治(著)
発行年月日:2021/07/20
ISBN-10:4409241397
ISBN-13:9784409241394
判型:A5
発売社名:人文書院
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:302ページ
縦:20cm
横:14cm
厚さ:3cm
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