貘―獣の夢と眠り姫(ガガガ文庫) [文庫]

貘―獣の夢と眠り姫(ガガガ文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  電子に代わり夢を媒体とする通信技術が発展した現代。共有された夢の中、人々は睡眠時でさえ経済活動に明け暮れていた。夢に侵入し精神を破壊する悪性因子、“悪夢”…それを武力で制圧することを生業とする者たちがいた。彼らは夢を喰らう幻獣になぞらえ、“貘”と呼ばれていた。高校生にして“貘”の少年、瑠岬トウヤはある日、車椅子に乗った“魔女”と出会う。悪夢を狩る少年と、少女の願いが交錯するとき、災害とまで呼ばしめる悪夢、“獣の夢”が目を覚ます。―その意志が世界を歪める、ＳＦ異能ダークバトル開幕！第１５回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作品。

• 内容紹介

  悪夢を殺す少年と、悪夢を生きる少女。
  
  電子に代わり夢を媒体とする通信技術が発展した現代。
  “共有された夢”の中の世界で、人々は睡眠時でさえ経済活動に明け暮れていた。
  
  人工の夢に侵入し、精神を破壊する悪性因子、〈悪夢（ノイズ）〉……
  それらを武力で制圧することを生業とする者たちがいた。
  彼らは夢を喰らう幻獣になぞらえ、人々から〈貘（バク）〉と呼ばれていた。
  
  高校生でありながら〈貘〉としての任務をこなす少年、瑠岬トウヤはある日、
  車椅子に乗った“魔女”と出会う。
  呀苑メイアと名乗ったその少女は、
  何一つ自由にならないその身体をトウヤへ伸ばし、呪文のように囁きかけた――
  「わたしは、この世の全てに裏切られたの」と。
  
  そして悪夢を狩る少年と、儚き少女の願いが交錯するとき、
  災害とまで呼ばしめる悪夢、〈獣の夢〉が目を覚ます。
  
  その意志が世界を歪める、SF異能ダークバトル開幕！
  
  図書館選書
  電子に代わり夢を媒体とした通信技術が発展し、幻想と現実が等価値となった現代。「覚醒現実」と「夢信空間」、二つの世界を行き来しながら、悪夢を屠る少年と、儚き少女が巡り会う。

貘―獣の夢と眠り姫(ガガガ文庫) [文庫] の商品スペック