わが国マーケティングの成立 [単行本]

わが国マーケティングの成立 [単行本] の 商品概要

• 目次

  序章　原初的マーケティング
  1　marketing
  2 マーケティングの成立要件
  3　中間商人排除
  第1章 紡績業界
  第1節 生成発展
  1 十基紡
  2 大阪紡績会社の設立
  3 大規模紡績会社時代
  4 日清戦争後の発展
  第2節　流通介入
  1 特約店制度＆販売店援助
  2 有標品広告
  3 合併、操短、シンジケート
  第2章 製紙業界
  第1節 生成発展
  1 洋紙の製造開始
  2 M20年代前半の発展
  3 日清戦争後の発展
  4 日露戦争後の発展
  第2節 流通介入
  1 特約販売店制度＆排他的販売店制度
  2 商標・ラベルの開発
  3 共販会社＆共同組織
  第3章 製糖業界
  第1節 生成発展
  1 和糖振興策
  2 製糖業の近代化
  3 台湾における製糖業の発展
  4 日露戦争後の動き
  第2節　流通介入
  1 一手販売店制度＆販売直営化
  2 有標品広告
  3 販売協定
  第4章 製粉業界
  第1節 生成発展
  1 機械式製粉工場の登場
  2 ロール式製粉
  3 近代製粉業の発展
  4 過剰生産と統合
  第2節 流通介入
  1 特約販売店制度＆販売店援助
  2 有標品広告＆販売促進
  3 製粉販売組合
  第5章 ビール業界
  第1節 生成発展
  1 生成器のビール工場
  2 近代的ビール会社
  3 日清戦争後のビール業界
  4 大日本麦酒の設立
  第2節 流通介入
  1 有標品広告＆販売促進
  2 特約店制度＆販売店援助
  3 共同販売
  第6章 石鹸業界
  第1節 生成発展
  1 ヤシ油速製石鹸の横行
  2 石鹸業界の近代化
  3 製造工程の機械化
  4 大企業時代
  第2節 流通介入
  1 有標品広告＆販売促進
  2 代理店制度、販売店援助
  3 同業組合活動
  結章　総括
  1　明治期大企業による流通介入
  2　中間商品排除
  3　流通革命
  明治大正期和西暦早見表
  参照社史一覧
  人名・会社名・団体名索引
  事項・関連項目索引

• 内容紹介

  本書の目的は、わが国においてマーケティングはいつ、いかに成立したかを明らかにすることにある。現在、「わが国のマーケティングは昭和30年ごろにアメリカから導入された」という「戦後導入説」と、これに対してマーケティングはすでに第二次世界大戦以前にも存在していたという「戦前生成説」が併存し、いまだ確定していない。筆者はあらゆる理論が完全無欠であるとは思われないとし、マーケティングは本来、もう少し広い意味をもつ概念ではなかったかと考えており、本書で改めてマーケティングの成立事情について検討している。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  光澤 滋朗(ミツザワ シゲオ)
  昭和１４年京都市生まれ。昭和３８年同志社大学商学部卒業。昭和４４年大阪市立大学大学院経営学研究科修了。大阪経済大学経営学部、同志社大学商学部を経て、同志社大学名誉教授。商学博士（大阪市立大学）

• 著者について

  光澤　慈朗 (ミツザワシゲオ)
  同志社大学名誉教授

わが国マーケティングの成立 [単行本] の商品スペック