音声コミュニケーションと障がい者(音響サイエンスシリーズ〈22〉) [全集叢書]
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音声コミュニケーションと障がい者(音響サイエンスシリーズ〈22〉) [全集叢書]

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出版社:コロナ社
販売開始日: 2021/07/09
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音声コミュニケーションと障がい者(音響サイエンスシリーズ〈22〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    コミュニケーション手段として研究が最も進んでいる音声の知見を手掛かりに、手話や指点字などと音声を横断的に分析し、コミュニケーションを支えている重要な機能を明確にする。その上で精神的負担の軽い支援法を実現する手掛かりを示す。
  • 目次

    1.障がいと「ことば」
    1.1 障がいの種類と「ことば」に求める条件  
     1.1.1 障がいの種類  
     1.1.2 コミュニケーション障がい者が「ことば」に求める条件  
     1.1.3 障がい者が用いている「対話のことば」  
    1.2 言語学の視点からの共通性  
     1.2.1 言語の特徴  
     1.2.2 文法  
    1.3 物理レベルから見た「ことば」の共通特性  
     1.3.1 音韻構造と精神的負担  
     1.3.2 プロソディ  
     1.3.3 各メディアにおけるリズムの実体化  
     1.3.4 分析的リズム  
     1.3.5 対話における実時間性  
     1.3.6 発話者情報  
    引用・参考文献  

    2.音声とコミュニケーション障がい
    2.1 障がい者と音声  
     2.1.1 発話系の障がい  
     2.1.2 聴覚系の障がい  
     2.1.3 視覚障がいへの支援  
     2.1.4 盲ろう  
     2.1.5 言語障がい,吃音  
     2.1.6 肢体不自由  
     2.1.7 高齢者の生活支援  
     2.1.8 音声による障がいなどの診断  
    2.2 音声合成および音声認識技術の概要とAI技術  
     2.2.1 音声合成技術  
     2.2.2 音声認識技術  
     2.2.3 AI技術と音声  
    2.3 音声技術による支援の例:構音障がい  
     2.3.1 構音障がい者の音声特徴  
     2.3.2 話者性を維持した声質変換・音声合成  
    引用・参考文献  

    3.コミュニケーション障がいと脳機能
    3.1 音声・手話に共通な脳の言語処理構造の概要  
    3.2 脳損傷による言語障がい  
     3.2.1 失語症  
     3.2.2 構音障がい  
     3.2.3 右半球症状  
     3.2.4 鳴禽類の脳破壊によるさえずり障がい  
    3.3 自閉スペクトラム症の言語障がい  
    3.4 吃音  
    3.5 手話の障がい  
     3.5.1 手話失語  
     3.5.2 手話の吃音  
     3.5.3 手話と自閉スペクトラム症  
    3.6 日本語特有の言語障がい  
     3.6.1 漢字仮名問題  
     3.6.2 文末助詞  
    引用・参考文献  

    4.聴覚障がいと手話
    4.1 コミュニケーション手段としての手話  
     4.1.1 聴覚障がいとは  
     4.1.2 聴覚障がい者と手話  
    4.2 音声言語と手話の自動翻訳  
     4.2.1 音声言語から手話への自動翻訳  
     4.2.2 手話から音声言語への翻訳  
    4.3 データからの手話文自動生成  
    4.4 人的支援による手話サービス  
    引用・参考文献  

    5.盲ろう者と触覚言語
    (触手話,指点字,指文字)
    5.1 盲ろう者  
     5.1.1 盲ろう  
     5.1.2 盲ろう者のタイプ  
     5.1.3 盲ろう者の困難さ・不便さ  
    5.2 触覚言語  
     5.2.1 触覚  
     5.2.2 盲ろう者のコミュニケーション  
     5.2.3 盲ベースのコミュニケーション手段  
     5.2.4 ろうベースのコミュニケーション手段  
     5.2.5 発話者情報・感情情報  
     5.2.6 触覚言語の対話速度  
    5.3 支援機器・技術  
     5.3.1 実時間対話支援技術の条件  
     5.3.2 盲ろう者支援技術  
    5.4 先天性全盲ろう児の言語教育  
     5.4.1 先天性全盲ろう児教育の海外事例  
     5.4.2 先天性全盲ろう児教育の国内事例  
    引用・参考文献  

    6.障がいのある人との対話
    6.1 対話時の配慮  
     6.1.1 相互困難状態,相互輔生  
     6.1.2 基本的配慮  
     6.1.3 具体的配慮事項  
    6.2 精神的負担と生活の質  
     6.2.1 ユニバーサルデザインプロダクツとオーファンプロダクツ  
     6.2.2 コミュニケーションにおける精神的負担  
     6.2.3 生活の質(QOL)  
    6.3 付随的障がい  
     6.3.1 二次障がい  
     6.3.2 職業病  
    引用・参考文献  

    あとがき  
    索引  
  • 出版社からのコメント

    音声の知見から,手話や指点字などを横断的に分析し,コミュニケーションの機能を明確化。
  • 内容紹介

    多くの人は、日常生活の中で意識せずに音声によるコミュニケーションを用いている。しかし、音声によることに困難さを持っている人もいる。本書は音声によることが出来ないあるいは困難さをもつ人々の課題からその支援技術までを解説することを目的としている。

    本書の特徴の一つに、聴覚言語(音声)と視覚言語(手話)、触覚言語(指点字や触手話)を横断的に扱い、言語の原点である「対話のことば」の共通基盤特性を示している点がある。実時間性と揮発性にもかかわらず精神的負担が軽いことに注目、研究が最も進んでいる音声の知見を手掛かりに、言葉の持つ重要機能を概観する。コミュニケーション障がいの支援としての基本的視点である。

    社会的存在であるヒトにとっては、社会とのコミュニケーションが必要不可欠である。そこでは特に道具を要せずに直接対話のできる音声が社会の基盤となっており、圧倒的に情報量も多い。その音声社会とのコミュニケーションが生活の質(QOL)のを確保する上で不可欠となっている。

    2021年になっても収束の兆しが見えないCOVIT-19のパンデミックでは3密の防止が求められ、対話の重要性を身に染みて感じていることであろう。我が国は災害が多く、そこには手話や指点字などを用い音声と相互変換する手段や通訳を必要とする障がい者が存在する。例えば、東日本大震災では、聴覚障がい者や高齢者は、音声による津波警報を即時に聞き取ることができず、逃げ遅れ、多くの死者が出ている。避難場所や広報車での情報提供でも、支援サービスの音声によるアナウンスを聞き逃した多数の事例がある。

    なお「音声障がい」という一つの障がいは存在しない。発話器官の運動機能や知覚機能、脳神経系などの障がいの結果、音声によるコミュニケーションが困難になる障がい状況の総称である。

    第1章では、障がいの定義を紹介し、障がい者の「対話のことば」として求められる特性を示す。

    第2章では、音声障がい全般の概要を示し、音声合成および音声認識・理解技術を概観、典型例として構音障がいに対する音声支援技術を取り上げる。

    第3章では、脳・神経系など中枢系の障がいに起因する音声および手話の障がい関係の話題を取り上げる。

    第4章では、聴覚障がい者が用いる手話とその記述法やDB、手話認識技術や手話CG、音声との相互変換技術、手話の通信・放送技術などを取り上げる。

    第5章では、聴覚と視覚に障がいがあり、触覚のみを用いている全盲ろう者を取り上げる。さらに自然に言語を獲得することが困難な先天性全盲ろう児の教育に挑戦した記録を紹介、その分析からは定型発達児の言語獲得プロセスの手掛かりが得られることが期待されることも述べる。

    第6章では、障がい当事者や支援者に目を向ける。考慮すべき事項、支援技術や評価法、支援によるQOLの評価法、2次障害、支援者の負担軽減への配慮・訓練、などの問題を取り上げる。

    図書館選書
    コミュニケーション手段として研究が最も進んでいる音声の知見を手掛かりに,手話や指点字などと音声を横断的に分析し,コミュニケーションを支えている機能を明確にする。その上で負担の軽い支援法を実現する手掛かりを示す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    市川 熹(イチカワ アキラ)
    1964年慶應義塾大学工学部電気工学科卒業。1964年株式会社日立製作所中央研究所。1981年工学博士(慶應義塾大学)。1992年千葉大学教授。2007年千葉大学グランドフェロー。2008年千葉大学名誉教授。2008年早稲田大学教授。2012年早稲田大学招聘研究員。2014年工学院大学客員研究員

    長嶋 祐二(ナガシマ ユウジ)
    1978年工学院大学工学部電子工学科卒業。1980年工学院大学大学院工学研究科修士課程修了(電気工学専攻)。1980年工学院大学助手。1989年工学院大学講師。1993年博士(工学)(工学院大学)。1994年工学院大学助教授。2003年工学院大学教授。2021年工学院大学退職

音声コミュニケーションと障がい者(音響サイエンスシリーズ〈22〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:コロナ社
著者名:日本音響学会(編)/市川 熹(編著)/長嶋 祐二(編著)
発行年月日:2021/07/30
ISBN-10:4339013420
ISBN-13:9784339013429
判型:A5
発売社名:コロナ社
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:電子通信
言語:日本語
ページ数:223ページ
縦:21cm
横:15cm
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