道路の現在と未来―道路全国連四十五年史 [単行本]
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道路の現在と未来―道路全国連四十五年史 [単行本]

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出版社:緑風出版
販売開始日: 2021/07/03
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道路の現在と未来―道路全国連四十五年史 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    道路事業は始まったら止まらない。2020年10月に陥没事故が起きた東京外環道の建設計画を始めとした全国の幹線道路計画などの多くは、1978年の第四次全国総合開発計画を起点としている。これらの道路計画はある日突然、発表され、住民は説明会で驚愕の事実を知る。自分の家の上や下を計画道路が走っていて立ち退きを迫られる。建設された道路からは騒音と排気ガスが撤ち散らされる。住民は道路と対峙し、全国組織を立ち上げ、建設を強行する事業者と闘うと共に、住民の理解を得る、透明性のある、持続可能な道路の在り方を提言してきた。本書は、道路全国連の45年の闘いの代表例など事例別に総括し、専門家や研究者の分析・提言などを踏まえ、道路の現在と未来を切り拓く試みである。
  • 目次

    はじめに
    第1部 公共事業の実態と今後への提言
     第1章 国土・地域再編の方向性とインフラ整備のあり方(中山徹)
      1 政府は国土と地域をどう再編しようとしているのか
      2 政府が進めようとしている再編によってどのような問題がもたらされるか
      3 国土と地域をどのように展望すべきか
      4 大都市圏は都市のあり方を根底から見直すべき
      5 日常生活圏の整備
      6 行政機関の再編と行政責任
      7 公共施設、インフラ整備のあり方
      最後に
     第2章 車と道路計画の現状と課題(上岡直見)
      1 道路に関するこれまでの動き
      2 これからの国土利用のあり方
      3 人と自動車の動きかた
      4 環境と安全
      5 道路事業評価の不透明性
      6 自動運転は道路問題に貢献するか
     第3章 道路の設置管理と市民参加(礒野弥生)
      はじめに
      1 参加の基準
      2 道路網(ネットワーク)計画と参加
      3 幹線道路の個別路線計画への参加
      4 道路を市民の手に取り戻そう
     第4章 東京外環道の事例からみるPIと市民・住民参加(小山雄一郎)
      はじめに
      1 外環道計画の構想段階におけるパブリック・インボルブメント(PI)
      2 外環道計画におけるPIプロセスの問題点
      3 計画段階以降のPI
      4 市民・住民参加のあり方
      5 むすびにかえて
    第2部 住民はどのように抵抗し何を勝ち取ってきたか
     第1章 住民参加を目指して
      第一節 住民参加を目指して PIの実態と取り組み
    (外環道路反対連盟)
      第二節 事業再評価で見直しをさせる
    (横浜環状道路(圏央道)対策連絡協議会)
       はじめに
       1 ウソ販売への憤慨
       2 都市計画への住民の抵抗
       3 事業評価
       4 「住民合意が不可欠」から質問集会へ
       5 土地収用法
       6 民主党政権
       7 強制収用後の事業評価
       おわりに
      第三節 計画段階で意見を反映させることは可能か
    (中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)
       はじめに
       1 計画段階評価とは
       2 賛成意見を誘導するアンケートの問題
       3 新ルート案の突然の発表
       4 「住民に説明した」と居直るためにルート帯関係図を改ざん
       5 利権にまみれた新ルート帯案
       6 国交省は「計画段階評価は適正に終了した」と主張
       7 国交省に代わって山梨・長野県が環境影響評価の手続きを行う
     第2章 環境を守る
      第一節 守られなかった奇跡の山──高尾山から公共事業を問う(橋本良仁)
       1 バブル経済の遺物
       2 日本一生物多様性の豊かな山
       3 高尾山の自然を守る運動と裁判
       4 圏央道開通後の状況
      第二節 工事被害への補償問題での前進
    (環状二号線問題懇談会事務局長 篠原正之)
    (東南部環状2号線問題懇談会会長 弘岡良夫)
    (名古屋環状2号線から環境を守る会事務局長 加藤平雄)
       1 環二東北部
       2 環二東南部
       3 環二西南部
       4 工事被害対応のまとめ
     第3章 法廷での闘い
      第一節 あきる野から始まった高尾の自然を守る裁判の成果とは
       1 「執行停止」と「事業認定取消」の画期的判決
    (圏央道あきる野事業認定取消裁判 坂本孝)
       2 高尾山の自然を守る高尾山天狗裁判
    (高尾山の自然をまもる市民の会 橋本良仁)
      第二節 騒音被害から勤務者と居住者の健康を守る判決を勝ち取る
    (広島・弁護士 足立修一)
       1 広島国道二号線訴訟とは
       2 広島地裁で勝訴
       3 広島高裁判決の概要について
       4 最高裁で広島高裁判決の判断確定
       5 日本における騒音をめぐる訴訟に目を広げると
       6 広島の国道2号線の高架延伸の工事再開に向けた動きについて
      第三節 小平道路事件──アセスメントの不当性を争う
    (弁護士 吉田健一)
       1 住宅街に三六メートル道路の建設
       2 計画の問題点、違法性と環境アセスメント
       3 PM二・五を検討しない欠陥アセス
       4 受忍限度を上回る騒音被害を検討しない問題アセス
       5 計画段階でのアセスの欠如
       6 問われる環境アセスのあり方
      第四節 東京都の都市計画道路と旧都市計画法の瑕疵について
    (ジャーナリスト 山本俊明)
       1 遅れている? 東京都の道路計画
       2 異常な道路作り
       3 「明治か江戸時代」の思考の産物
       4 違憲の疑い濃い臨時措置法
       5 結論
      第五節 太郎杉裁判に続く勝利(鞆の浦世界遺産訴訟裁判)
    (道路全国連事務局長 長谷川茂雄)
       1 鞆の浦と訴訟の背景
       2 判決を予感させる出来事や工夫など
       3 鞆の浦訴訟の主な争点
       4 判決の特徴
       5 判決要旨
       6 鞆の浦架橋問題の主な経緯
      第六節 大深度法は憲法違反──住宅の真下にトンネルいらない
    (外環ネット)
       1 高速道路の構造と東京外環道について
       2 地下方式についての住民の疑問・不安に真面目に答えない国土交通省
       3 国を含む事業者を遂に提訴へ
       4 住民の生命・財産に被害が及ぶ外環工事──大深度法は違憲!
       5 トンネル工事の安全神話は全く当てにならない──陥没の危険性
       6 致死濃度酸欠ガス噴出でトンネル工事停止仮処分申立て
       7 危惧していたことが現実に!
       8 おわりに
     第4章 あきらめないで闘い続けるということ
      第一節 大阪市は市民の生命・財産・環境保全に責任を持て──住民パワー四九年間の奮闘(廣瀬平四郎)
       1 利便性と自然を求めて入居
       2 高架道路計画を入居時に突然公表
       3 淀川左岸線二期事業のシナリオは国が作成
       4 公団は二期事業を不採算路線と判断撤退し市は採算度外視で推進
       5 河川堤体の技術的諸課題を自主的に検討
       6 都計審が都市計画変更および延伸部都市計画を決定
       7 堤防の安全性を確保するために
       8 黒塗り議事録を全面公開させ審議経過の全容を解明
       9 淀川の現状と二期事業の問題点
       10 河川法による許可 大阪万博開催で工期二年前倒し
       11  南海トラフ地震で淀川左岸線2期全区間堤防液状化の恐れ
      第二節 事業者の住民無視の態度とどう闘うか
    (福山バイパスと区画整理を考える会 迫川龍雄)
       1 福山道路の概要
       2 国土交通省の住民無視の態度
       3 福山市のホームページ「ぶち混むふくやまの道路事情」に抗議して
       4 他の道路団体との連帯と独自の運動
       5 事業者の住民無視の態度とどう闘うか
      第三節 市川市における自治体ぐるみの外環反対運動
    (市川市松戸市外環連合 高柳俊暢)
       1 住民がまったく知らないうちに計画決定された道路
       2 「驚き」と「怒り」が住民のパワーを生む
       3 反対運動を一つにまとめた住民組織の外環連合
       4 自治体ぐるみの「外環反対」を実現
       5 「外環白紙撤回」から「白紙で検討」へ
       6 市の方針変更をもたらした根拠の薄い分析結果
       7 市の計画受け入れ後の反対運動を担った「外環反対連絡会」
     第5章 住民側からの提案で事業計画を変える試み
      第一節 アセスに最新の知見と技術を提案
    (横浜環状道路(圏央道)対策連絡協議会)
       1 プルームモデルと三次元流体モデル
       2 被申請人の計算結果の変転
       3 申請人によるモデルの検証
      第二節 高田町線をきっかけに未着手道路の廃止が本格化
    (高田町線を考える会代表 古田剛)
    (道路公害反対愛知県民会議代表兼事務局長 篠原正之)
       1 第一次道路整備プログラム
       2 住民運動の粘り強い闘い
       3 「廃止やむなし」市議会答弁
       4 高田町線廃止手続き始まる:九年越しの運動実る
       5 第二次道路整備プログラム「未着手都市計画道路の整備について」
       最後に
      第三節 東九州自動車道の路線変更を求める
    (東九州自動車道予定路線反対期成会)
       1 はじめに
       2 強引で不可解なコース決定
       3 予定路線反対期成会の結成と立木トラストの運動
       4 岡本みかん園の特徴
       5 山すそルートの検討、設計・費用の試算
       6 政権交代など政治の波の中で
       7 岡本みかん園の強制収用と今後の課題
    第3部 資料編
     1 道路全国連の歴史
     2 道路全国連参加団体の紹介
     3 「道路の定義」及び「道路に関連する計画」について
     4 2010年12月日弁連提案「公共事業改革基本法案」骨子(パンフ)
     5 参考文献一覧
    あとがき
  • 内容紹介

    道路事業は始まったら止まらない。2020年10月に陥没事故が起きた東京外環道の建設計画を始めとした全国の幹線道路計画などの多くは、1978年の第四次全国総合開発計画を起点としている。これらの道路計画はある日突然、発表され、住民は説明会で驚愕の事実を知る。自分の家の上や下を計画道路が走っていて立ち退きを迫られる。建設された道路からは騒音と排気ガスが撒き散らされる。
     住民は道路と対峙し、全国組織を立ち上げ、建設を強行する事業者と闘うと共に、住民の理解を得る、透明性のある、持続可能な道路の在り方を提言してきた。本書は、道路全国連の45 年の闘いの代表例など事例別に総括し、専門家や研究者の分析・提言などを踏まえ、道路の現在と未来を切り拓く試みである。
  • 著者について

    道路住民運動全国連絡会 (ドウロジュウミンウンドウゼンコクレンラクカイ)
    全国の道路関係住民運動団体が「道路公害をなくし、道路文化を創造しよう」をスローガンに1975年に第1回全国交流集会を名古屋で開催し、毎年開催地を変えながら交流集会を重ね、第10回交流集会を機に「道路公害反対運動全国連絡会」を結成し、恒常的な各団体の情報交換・交流を開始した。その後、2010年に「道路住民運動全国連絡会」と改称し、各地で頻発する行政と住民とのトラブルや運動の悩みなどの相談にも応じている。
     毎年開催している全国交流集会の他、適宜に道路問題や公共事業にかかわるシンポジウムなども開催し、その成果などは声明や提言などで発表している。更に、毎年行われている公害被害者総行動(https://ja-jp.facebook.com/kougaisoukoudo)にも参加し、公害被害者との連携・連帯を踏まえ、公害被害者や公害を無くすための活動も行っている。

道路の現在と未来―道路全国連四十五年史 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:緑風出版
著者名:道路住民運動全国連絡会(編著)
発行年月日:2021/07/20
ISBN-10:4846121135
ISBN-13:9784846121136
判型:B6
発売社名:緑風出版
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:362ページ
縦:20cm
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