下田歌子と近代日本―良妻賢母論と女子教育の創出(実践女子大学下田歌子記念女性総合研究所研究叢書) [単行本]
    • 下田歌子と近代日本―良妻賢母論と女子教育の創出(実践女子大学下田歌子記念女性総合研究所研究叢書) [単行本]

    • ¥5,500165 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003457897

下田歌子と近代日本―良妻賢母論と女子教育の創出(実践女子大学下田歌子記念女性総合研究所研究叢書) [単行本]

価格:¥5,500(税込)
ゴールドポイント:165 ゴールドポイント(3%還元)(¥165相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:勁草書房
販売開始日: 2021/09/02
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

下田歌子と近代日本―良妻賢母論と女子教育の創出(実践女子大学下田歌子記念女性総合研究所研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    戦前を通じて女子教育界の指導的立場にあった下田歌子。下田は何を問題にして、何を変えようとし、何を実現したのか。良妻賢母論は、女子教育を通して、女性に対して男性と同等の尊敬と評価を与え、女性を国民の一員とするための「女性解放」の思想でもあった―婦人参政権や女性の権利を求める第1波フェミニズムとは別の系譜として、女性の地位向上と「国民化」を求める系譜が存在したことを明らかにする。
  • 目次

    序 章 下田歌子研究にあたって [広井多鶴子]
    はじめに
    1 下田学校(桃夭学校)と華族女学校─明治前期の上流女子教育
    2 実践女学校の設立と福祉事業─一般女子、貧困女子、清国留学生の教育
    3 下田研究を阻んできたもの
    おわりに
    第Ⅰ部 女子教育の創出
    第1章 下田歌子・女子教育の源泉─皇后との関係 [久保貴子]
    はじめに
    1 皇后との邂逅
    2 明治初期の女塾
    3 桃夭学校の開校
    4 華族女学校開設と皇后の行啓
    5 皇后が下賜した『婦女鑑』
    6 「読本」に採択された下田の文章
    おわりに
    第2章 華族女学校における体育・スポーツ教育の先駆的展開と下田歌子 [荒井啓子]
    はじめに
    1 華族女学校の開校とその教育理念
    2 第四代校長・細川潤次郎による体育・スポーツ教育の奨励
    3 華族女学校の運動会
    4 下田歌子の体育・スポーツ教育観と華族女学校におけるその教育実践活動
    5 下田歌子考案「女袴」
    6 下田歌子の欧米視察と新しい女子教育への模索
    おわりに
    第3章 下田歌子と津田梅子─西洋文化との出会いと女子教育の創出 [香川せつ子]
    はじめに
    1 下田歌子と津田梅子─二人の出会いと華族女学校
    2 一九世紀末のイギリス留学と女子教育
    3 下田歌子のイギリス女子教育視察
    4 津田梅子のイギリス留学
    おわりに
    第4章 自立自営への道─『泰西婦女風俗』とイギリスの女子教育 [志渡岡理恵]
    はじめに
    1 一九世紀末イギリスの女子教育
    2 下田のまなざし①イギリス式しつけと人格形成
    3 下田のまなざし②女性と職業
    おわりに
    第5章 帝国婦人協会の設立 [小山静子]
    はじめに
    1 西欧の衝撃
    2 「帝国婦人協会設立主意書」にみる設立の意図
    3 帝国婦人協会と実践女学校
    おわりに
    第6章 明治末の日本人女子教員中国派遣と下田歌子 [加藤恭子]
    はじめに
    1 下田歌子と中国女子教育
    2 東洋婦人会の女子教員派遣
    3 日本人女子教員派遣の発展
    おわりに
    第Ⅱ部 良妻賢母論と家庭論
    第7章 下田歌子・女子教育の思想可能性 [伊藤由希子]
    はじめに
    1 不完全な男と不完全な女
    2 家政という「内政」
    3 「一般の婦人に向かって望むところ」─女子教育者として
    おわりに
    第8章 下田歌子の手芸論─「手芸」による女子の自立を目指して [山崎明子]
    はじめに─下田歌子と手芸
    1 下田歌子の手芸書
    2 「手芸」の体系
    3 手芸論の背景のあるもの
    4 下田歌子の手芸論
    第9章 下田歌子の家政論─主婦が主宰する家庭と国家 [広井多鶴子]
    はじめに
    1 一家の主が管理する家事
    2 男の家政書から女の家政書へ
    3 下田歌子の『家政学』
    4 主婦の役割と家庭・国家
    おわりに
    第10章 下田歌子と幼児教育─明治期から大正期の家庭教育と幼稚園教育をめぐって [松田純子]
    はじめに
    1 近代日本の幼児教育
    2 実践女学校付属幼稚園
    3 幼稚園教育と家庭教育
    4 下田歌子の育児・家庭教育論と幼児教育
    おわりに
    終 章 下田歌子を捉えなおす [広井多鶴子]
    はじめに
    1 「今の女」から「古い女」へ
    2 保守主義と進歩主義
    3 新に奔らず旧に偏せず、古今東西に通じ
    4 国家主義と女子大学設立構想
    5 男女別学体制と女性の国民化
    おわりに
    あとがき
    年表
    執筆者一覧
  • 内容紹介

    良妻賢母は〈抑圧〉であると共に〈解放〉でもあった。女性運動とは別の系譜として女性の地位向上を求める実践が存在したことを示す。

    下田歌子の教育方針「良妻賢母論」。性別役割分業体制の形成期、主婦や母の価値を高めることによって、女性の地位を高めようとする「ドメスティック・フェミニズム」に良妻賢母論を位置づけ、婦人参政権や女性の権利を求める第1波フェミニズムとは別の系譜として地位向上を求める女性の要求が存在したことを明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    広井 多鶴子(ヒロイ タズコ)
    1990年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、実践女子大学人間社会学部教授、実践女子大学下田歌子記念女性総合研究所所長
  • 著者について

    広井 多鶴子 (ヒロイ タヅコ)
    広井 多鶴子(ひろい たづこ) 1990年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。現在:実践女子大学人間社会学部教授、実践女子大学下田歌子記念女性総合研究所所長。著書:「学校と家庭の教育責任の変容」大桃敏行・背戸博史編『日本型公教育の再検討』(岩波書店、2020)、「教育と家族論の現在─核家族・近代家族・家族の個人化をめぐって」日本教育学会『教育学研究』(第86巻2号、2020)、『現代の親子問題─なぜ親と子が「問題」なのか』(共著、日本図書センター、2010)、ほか。

下田歌子と近代日本―良妻賢母論と女子教育の創出(実践女子大学下田歌子記念女性総合研究所研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:広井 多鶴子(編著)
発行年月日:2021/08/25
ISBN-10:4326603399
ISBN-13:9784326603398
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:346ページ ※343,3P
縦:22cm
他の勁草書房の書籍を探す

    勁草書房 下田歌子と近代日本―良妻賢母論と女子教育の創出(実践女子大学下田歌子記念女性総合研究所研究叢書) [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!