ソーシャルワークの方法論的可能性―「実践の科学化」の確立を目指して [単行本]
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ソーシャルワークの方法論的可能性―「実践の科学化」の確立を目指して [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2021/07/30
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ソーシャルワークの方法論的可能性―「実践の科学化」の確立を目指して の 商品概要

  • 目次

     はしがき

    序章 ソーシャルワークの新しい可能性
     はじめに
     1 本書の執筆に至る経緯
     2 批判はどこまで到達しているのか
     3 本書が明らかにしたいことと,そのための具体的構成

    第1章 批判はどこまで到達しているのか――本書において明らかにしたいこと
     はじめに
     1 従来の議論から提出できたこと
     (1)「近代の産物」としてのソーシャルワーク論の限界
     (2)「実践の科学化」の必要性
     (3)「共同性の価値」論
     2 本書の課題と問題意識
     (1)従来の議論のまとめ
     (2)研究課題の設定

    第2章 「実践の科学化」の方法論――「当事者」として何を引き受けることができるのかという問いを中心に
     はじめに
     1 「質的研究」への関心
     (1)「演繹」か「帰納」か?
     (2)質的研究の有効性
     2 「参加型アクション・リサーチ」という方法の採用について
     3 いかなる事象に対して,どのようにアプローチするか
     (1)「事例=エスノグラフィー」という方法
     (2)サンプリングの戦略
     (3)倫理的配慮

    第3章 「間柄的関係」の実践――「地域包括支援センター」の実践を例に
     はじめに
     1 「地域包括ケアシステム」を構成するサブシステムについて
     (1)「地域包括ケアシステム」の概略
     (2)「地域包括ケアシステム」を構成するそれぞれのシステムの操作上の概念定義
     2 事例=エスノグラフィーの実際
     (1)事例の選択と倫理的配慮について
     (2)分析対象事例の概要
     3 「バイオ・サイコ・ソーシャルモデル」に依拠した生活の包括的支援についての理解
     (1)「バイオ・サイコ・ソーシャルモデル」とは
     (2)「自助・互助・共助・公助」それぞれの生活支援システムの役割・機能
     4 「互助・共助の社会関係」が意味するもの
     (1)間主観性に基づいた「共生の論理」の構造
     (2)「存在を承認する関係性」としての「互助・共助」のあり方
     (3)「わたし」はなぜそこにいる「あなた」を認めようとするのか

    第4章 「共感」から生まれる関係性のあり方――「あおやま広場」のコミュニティ・エンパワメント・スキームを例に
     はじめに
     1 「地域共生社会」構築の技法への関心
     (1)「コミュニティ・エンパワメント・スキーム」実験開始の経緯
     (2)実験プロジェクトの概要
     (3)フィールドサイトの概要とサイトへのアプローチ
     2 地域ニーズのアセスメント――「生活課題実態調査」の実施
     (1)「生活課題実態調査」の概要
     (2)「生活課題実態調査」の結果(概略)
     3 介入計画の立案(プランニング)
     (1)プランニングに向けたブレーン・ストーミングの実施
     (2)「アクションプラン」の策定~プランニング過程
     4 計画の実施(アクション)のプロセス
     5 「アクション」の評価(エヴァリュエーション)のプロセス
     6 考察
     (1)「コミュニティ・エンパワメント・スキーム」とはどのようなソーシャルワーク実践なのか
     (2)「関係性」への関心と視点
     (3)「共感と共有」の視点

    第5章 「対話」による公共空間の構築――中津市地域福祉計画・地域福祉活動計画の策定プロセスを例に
     はじめに
     1 中津市の概要
     2 「地域福祉計画」と「地域福祉活動計画」の一体的策定
     3 計画策定に向けた「作業部会」の活動プロセス
     4 「作業部会」の具体的な検討内容
     (1)一例としての沖代地区の取り組み
     (2)「作業部会」の活動内容
     5 策定された「第3次中津市地域福祉計画・地域福祉活動計画」の内容
     6 考察――中津市の取り組みから考えるべきこと
     (1)住民相互の「関係性」のあり方
     (2)「対話の実践」としてのソーシャルワークの意味

    第6章 見出された「意味」の構造とは――「間柄的関係,共感,対話」という3つのキーワードから同定されるもの
     はじめに
     1 「間柄」として存在を見る視点の「意味」について
     (1)岡村重夫による和辻倫理学の受容
     (2)和辻弁証法の展開
     (3)岡村理論の限界
     2 「共感」の意味するところ
     (1)「共感」の構造
     (2)「人格」の構造
     3 「対話」の意味するところ
     (1)「対話」の歴史的発展
     (2)「対話」の新たな戦略
     (3)「対話的理性」の位置づけ

    終章 ソーシャルワークが目指す社会のあり方とは
     1 ここまでの論究の振り返り
     2 「価値」と「原理」との関係
     3 今後の課題
     (1)理論的洗練の必要性
     (2)理論と実践の往還(=「実践の科学化」)の確立に向けて

     用語解説一覧
     参考・引用文献
     あとがき
     索引
  • 内容紹介

    近代への無批判な固着に終始していた既存のソーシャルワークの限界を指摘しつつ、「実践の科学化」によってそれを批判的に乗り越えることにより、「すべての人々の存在を肯定する理論と実践」としてソーシャルワークの「目的と意味」を捉え直す画期的な一冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    衣笠 一茂(キヌガサ カズシゲ)
    臨床ソーシャルワーク研究所(CSWRI)・Kinugasa&Associates代表。同志社大学大学院文学研究科社会福祉学専攻博士課程後期中退。博士(論文博士・社会福祉学・同志社大学)。社会福祉法人あしや聖徳園ソーシャルワーカー、九州看護福祉大学助教授、大分大学教育福祉科学部教授、同福祉健康科学部長等を歴任
  • 著者について

    衣笠 一茂 (キヌガサ カズシゲ)
    臨床ソーシャルワーク研究所(CSWRI)・Kinugasa & Associates 代表。同志社大学大学院文学研究科社会福祉学専攻博士課程後期中退。博士(論文博士・社会福祉学・同志社大学)。社会福祉法人あしや聖徳園ソーシャルワーカー、九州看護福祉大学助教授、大分大学教育福祉科学部教授、同福祉健康科学部長等を歴任。著書に『ソーシャルワークにおける「価値」と「原理」――「実践の科学化」とその論理構造』(ミネルヴァ書房)等。

ソーシャルワークの方法論的可能性―「実践の科学化」の確立を目指して の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:衣笠 一茂(著)
発行年月日:2021/08/10
ISBN-10:4750352330
ISBN-13:9784750352336
判型:A5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:255ページ
縦:22cm
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