近世後期隠岐嶋流人の研究 [単行本]

販売休止中です

    • 近世後期隠岐嶋流人の研究 [単行本]

    • ¥12,100363 ゴールドポイント(3%還元)
近世後期隠岐嶋流人の研究 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003460453

近世後期隠岐嶋流人の研究 [単行本]

価格:¥12,100(税込)
ゴールドポイント:363 ゴールドポイント(3%還元)(¥363相当)
日本全国配達料金無料
出版社:清文堂出版
販売開始日: 2021/08/20
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

近世後期隠岐嶋流人の研究 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    『近世後期隠岐嶋流人の研究』に寄せて…………小林准士

    はじめに――流刑の島・隠岐への道
    一 流刑地隠岐国
    二 流人西条左衛門の罪状
    三 遠島の道――京都から隠岐へ(その一、瀬戸内海)
    四 遠島の道――京都から隠岐へ(その二、日本海)
    五 西条左衛門の流人生活

    第一部 近世後期隠岐嶋流人の罪と罰

    第一章 近世後期隠岐嶋流人の罪状 ――近世後期社会の犯罪と刑罰――
    はじめに
    一 流刑地隠岐
    二 『御定書百箇条』の遠島
    三 近世後期隠岐嶋島前流人の罪状
    四 流人の罪状と判決の実態
    五 隠岐流人前科の刑の軽重
    おわりに

    第二章 日本近世刑罰体系下の遠島のランキング
    はじめに
    一 江戸時代自由刑の序列
    二 追放刑と御構地徘徊罪
    三 江戸時代庶民の遠島観
    四 流刑地隠岐における流人に対する処遇
    おわりに

    第三章 寛政五年備後国神石郡時安村百姓一揆と遠島について
    はじめに
    一 時安村の概要
    二 寛政四年の風害
    三 一揆の展開と結果
    四 一揆準指導者の遠島刑
    五 一揆の性格
    おわりに

    第四章 大塩の乱関係者の遠島について
    はじめに
    一 乱関係者の遠島
    二 十五歳未満の流罪
    三 隠岐国への流罪
    おわりに
    〔補注〕大塩の乱と隠岐

    第五章 但馬国伊賀谷村の山論と庄屋平右衛門の遠島
    はじめに
    一 郷野村と伊賀谷村との山論
    二 争論の変質と伊賀谷村の敗北
    三 平右衛門の流人生活
    四 家族等による赦免運動
    おわりに

    第六章 近世隠岐の女性の流人 ――近世女性の犯罪と刑罰――
    はじめに
    一 近世隠岐の女性流人
    二 女性流人の罪状
    三 罪状の特質
    四 近世女性の犯罪と刑罰――むすびにかえて

    第七章 寛政期畿内幕領における贈収賄とその処罰
    はじめに
    一 検見廻村における贈収賄
    二 贈収賄の摘発とその吟味
    三 贈収賄罪処罰の特徴
    四 贈収賄粛清の意義
    おわりに

    第二部 隠岐嶋流人の生涯と生活

    第八章 流人の結婚について
    はじめに
    一 流人の結婚の実例
    二 結婚した流人の前歴と罪状
    三 流人の増加と質の低下
    四 流人妻帯の効果
    五 赦免と離婚
    おわりに

    第九章 文政九年隠岐国美田村火災と流人の居住空間
    はじめに
    一 流人の住居についての諸見解
    二 文政九年美田村の火災
    三 火災における流人の役割
    四 美田村火災と流人の居住空間
    おわりに

    第十章 流人の娘の画像をめぐって
    はじめに
    一 「流人」小泉栄十郎について
    二 従来の小泉栄十郎像への疑問
    三 小泉庄司の遠島にいたる経緯
    四 事件に対する幕府の見方
    五 流人小泉庄司と小泉栄十郎
    おわりに
    流人小泉庄司関係隠岐島遺存史料

    第十一章 流人銘々伝
    一 流人源次郎のこと
    二 流人松之助のこと
    三 新蔵の一生と法制史上の若干の問題


    補論 近世後期隠岐嶋の流人関係史料

    1 流人平右衛門の遺書「国之家土産」について
    はじめに
    一 平右衛門について
    二 「国之家土産」の構成
    三 「国之家土産」全文

    2 流人西条左衛門の軌跡 ―流人西条左衛門関係隠岐島遺存史料―
    はじめに
    一 西条左衛門の出自と罪状
    二 河井雲和事件の結果
    三 流人の護送
    四 西条左衛門の流人生活
    おわりに
    流人西条左衛門関係隠岐島遺存史料

    あとがきにかえて(竹永三男)
  • 出版社からのコメント

    博奕・傷害・女犯や百姓一揆・「大塩の乱」で流人となった庶民男女の罪と罰、流刑生活の実態を、隠岐嶋遺存史料で克明に描き出す。
  • 内容紹介

    市井に生きる庶民男女の様々な犯罪──博奕、傷害、女犯等の実相。処罰が累犯を必然にして「遠島」に至る近世国家の法制と運用の実態。著者は、流人一四三人の「科口書」など隠岐嶋遺存文書を発掘し、流人の居村での調査を行うことで、これらの問題を究明する。さらに、百姓一揆・「大塩の乱」関係者の流人、女性流人や流人の結婚事例を分析し、流刑生活の実態を生業・住居・結婚・役務などから多角的に明らかにしていく。
  • 著者について

    松尾 壽 (マツオ ヒサシ)
    松尾 壽(まつお ひさし)…………島根大学・大阪樟蔭女子大学名誉教授

近世後期隠岐嶋流人の研究 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:清文堂出版
著者名:松尾 寿(著)
発行年月日:2021/08
ISBN-10:4792414733
ISBN-13:9784792414733
判型:A5
発売社名:清文堂出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:438ページ
他の清文堂出版の書籍を探す

    清文堂出版 近世後期隠岐嶋流人の研究 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!