二極化する学校―公立校の「格差」に向き合う [単行本]
    • 二極化する学校―公立校の「格差」に向き合う [単行本]

    • ¥2,20066 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003464272

二極化する学校―公立校の「格差」に向き合う [単行本]

価格:¥2,200(税込)
ゴールドポイント:66 ゴールドポイント(3%還元)(¥66相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:亜紀書房
販売開始日: 2021/08/21
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

二極化する学校―公立校の「格差」に向き合う [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「選ばれる学校」、「選ばれない学校」の分断を乗り越えるために。「学校選択の自由と多様化」を名目にすすむ公立校の統廃合。そして、社会的・経済的に「学びの機会」に恵まれない子どもたち―「新自由主義」に導かれた現下の教育システムにメスを入れ、公教育のより良い未来のために新たな道を探る提言の書。
  • 目次

    ■ まえがき

    〈Ⅰ部〉
    1章 メリトクラシーからペアレントクラシーへ
     1 大きな歴史の流れの中で
     2 学校の二極化とは何か?
     3 学校教育は公共財か、私的財か
     4 公正と卓越性――関係性の変容

    2章 新自由主義的教育改革とは何なのか?
     1 そもそも新自由主義とは
     2 新自由主義的教育改革の典型例――サッチャー教育改革について
     3 日本への導入
     4 新自由主義をめぐるせめぎあい

    〈Ⅱ部〉
    3章 お受験狂想曲――卓越性をめぐる親子ぐるみのたたかい
     1 はじめに
     2 「教育を選ぶ」人とはだれか
     3 中学受験
     4 習い事
     5 「お受験」の現状
     6 「お受験」を支える人々

    4章 学校選択制のいま
     1 イギリスの教育は動いていた!
     2 日本の学校選択制の草分け――品川区の事例
     3 学校選択制の盛衰
     4 遅れてきた大阪市?!
     5 考察――根づかなかった学校選択

    5章 小中学生の学力格差――学校間格差の顕在化
     1 「学力の二極化」から「学校の二極化」へ
     2 「2こぶラクダ」化の克服――「効果のある学校」の存在
     3 国際学力データによる学校間格差の検討
     4 学力向上策との関係性――茨木市の事例から
     5 学校選択との関係性――大阪市の事例から

    6章 高校の学区制――高校教育の変動の視点から
     1 戦後高校教育の発足――高校三原則
     2 学区制の歴史的変遷の全体像
     3 高校教育の展開のなかで――1950年代から90年代まで
     4 21世紀に入ってからの大きな変化
     5 まとめ――本音が理念を上回る

    7章 高校教育の現在――卓越性と公正のはざまで
     1 私学優勢――高校における卓越性
     2 高校の階層構造――ローレンの研究から
     3 生徒文化はどう変わったか
     4 高校教育の「多様化」――政策の流れ
     5 卓越性と公正のバランス――大阪府の事例から

    8章 多様化か、複線化か――学校体系のゆくえ
     1 複線型学校体系と単線型学校体系
     2 高等専門学校――中級技術者を育成する
     3 中等教育学校――公立部門の復権を目指して
     4 義務教育学校――卓越性と統廃合ニーズ
     5 学校体系は複線化したのか

    〈Ⅲ部〉
    9章 より公正な教育を求めて――学力格差を撃つ
     1 はじめに
     2 海外ではどうなっているか
     3 日本ではどうなっているか
     4 まとめ

    10章 公教育のこれから――アミタリアンをつくる
     1 教育機会確保法の時代
     2 「しんどい層にとっての学校」からの展開
     3 公教育の理念を考える
     4 やわらかい学校システムをつくる
     5 おわりに

    ■ 参考文献
    ■ あとがき
  • 内容紹介

    《「選ばれる学校」、「選ばれない学校」の分断を乗り越えるために》
    「学校選択の自由と多様化」を名目にすすむ公立校の統廃合。そして、社会的・経済的に「学びの機会」に恵まれない子どもたち――。
    「新自由主義」に導かれた現下の教育システムにメスを入れ、公教育のより良い未来のために新たな道をさぐる提言の書。


    《教育は、だれのものなのか》
    機会均等により学力向上を追求した戦後の「メリトクラシー」から親の経済力と価値観が子どもの学力を決める「ペアレントクラシ―」へ。
    学区制廃止、中高一貫校の導入などで広がる学校の二極化と学力格差……。
    教育という公共財が明らかに機能不全を起こすなか、今こそ考えるべきこととは。そして、進むべき道とは。


    《「公正」の原理こそが、公立学校を蘇生させる》
    PISA(OECD生徒の学習到達度調査)で上位成績を収める国々は、いずれも学力格差を縮める施策を採っている。しかし、日本では格差是正の動きはほとんど見られない。「成果主義」「競争主義」を掲げる方向性が変わらなければ、教育現場での努力にもおのずと限界がある。
    「卓越性を求める教育」から「格差をなくす教育」へと舵を切るために、今できることとは何か?
    <岐路に立たされた「戦後教育」のその先を見据えて>
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    志水 宏吉(シミズ コウキチ)
    1959年兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。東京大学教育学部助教授を経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は、学校臨床学、教育社会学。著書多数
  • 著者について

    志水 宏吉 (シミズ コウキチ)
    1959年兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。東京大学教育学部助教授を経て、現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は、学校臨床学、教育社会学。『学校にできること』(角川選書)、『変わりゆくイギリスの学校』(東洋館出版社)、『学校文化の比較社会学』(東京大学出版会)、『検証 大阪の教育改革』(岩波ブックレット)『「つながり格差」が学力格差を生む』(亜紀書房)、『学力を育てる』(岩波新書)、『学力格差を克服する』(ちくま新書)他、著書多数。

二極化する学校―公立校の「格差」に向き合う [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:亜紀書房
著者名:志水 宏吉(著)
発行年月日:2021/09/05
ISBN-10:4750517089
ISBN-13:9784750517087
判型:B6
発売社名:亜紀書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:325ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:314g
他の亜紀書房の書籍を探す

    亜紀書房 二極化する学校―公立校の「格差」に向き合う [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!