使える学力の育て方―すべての生徒が自学自走できる授業づくり [単行本]
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使える学力の育て方―すべての生徒が自学自走できる授業づくり [単行本]

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出版社:東洋館出版社
販売開始日: 2021/09/14
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使える学力の育て方―すべての生徒が自学自走できる授業づくり の 商品概要

  • 目次

    第1章 中学校らしい授業の姿と使える学力のバリエーション

    授業の主役は誰か
    授業の手綱
    小学校との違いから見えてくる中学校の特性
    授業のゴール
    教師としての自信が、授業の視野を広げる
    授業の仕舞い方
    ワークシートと生徒の変容
    教科横断型授業の可能性への気づき
    中学校段階で鍛えるべき諸能力
    1 生徒が身につけるべき学力
    2 知識の応用と受験学力
    3 解釈力-インプットした情報を平易な言葉に変換できるスキル
    4 気づける力-既習の知識を使って発想できるスキル
    5 段落間の関係性を読み解ける力
    6 概念を砕く力-言い換えができるスキル
    プレゼン力の重要性
    将来、必要とされる能力の基礎をつくる
    1 生徒が「いままでにない教科」をつくる実践
    2 生徒の発表から見えてきたプレゼンする力の実態

    第2章 生徒が自学自走できる授業のつくり方

    単元をつなぐ-飛び石にしない
    説明的文章の単元のつなぎ
    モヤッとした気持ちが、問いとして残る
    学習に必要なつまずきと失敗
    1 あえて失敗させる
    2 失敗させる方法
    言葉をリフレッシュする
    生徒の学ぶ姿をイメージする
    授業ストーリーの立て方-山場はつくるが、満足させない
    学年を越えて単元をつなげる
    生徒の想定外の発言は拾い上げて使ってしまう
    指導案は一気につくる、なぜならそれが一番楽だから
    指導案を微調整するタイミング
    自らの授業を改善する
    1 指導案そのものの更新の必要性
    2 新学習指導要領改訂の骨子は、構造化と言語化にある
    3 主体的に学習に取り組む態度の評価
    4 見方・考え方の価値とむずかしさ
    5 見方・考え方を働かせるタイミング
    1時間の授業の終わりもスッキリさせない対話を活性化する方法

    第3章 1時間ごとの授業マネジメント

    目的先出し、1時間の授業展開は最後の工程から説明する置き石の授業
    弔辞を書く-置き石の授業展開例
    お散歩授業
    人物相関図-文章構成の必然性を見抜く思考ツール
    要約する過程を見せる実演指導
    時間と完成度
    英語の先生との教科横断型授業コラボ
    たまに「跳べ!」とも促す
    生徒を放牧する
    1 生徒が教師になる
    2 グループでの教師役
    教師は生徒の活躍を応援するオーディエンス

    第4章 使える学力を育てる実践

    掛詞は高級オヤジギャグ
    ラップを引き合いに出して学ぶ漢詩
    課題解決型の読書活動
    既習を生かすビブリオバトル
    もてる力を最大限に高めるプレゼン

    第5章 中学校教育にまつわるアレコレ

    教えない部活指導
    失敗を糧にして成長につなげる学級経営
    研究授業と協議会のもち方について考えてみる
    教師の意識を変えるコーチング
    教科の仲間で授業を見合う、他教科の仲間と授業をつくる
    定時で帰る-これからの働き方
    民間企業と同様に若手でも、校長になれるとしたら…
  • 内容紹介

    「概念砕き」「お散歩授業」「ビブリオバトル」「漢詩ラップ」「人物相関図」「置き石授業」「英語との教科横断」「掛詞ギャグ」など、一見すると奇をてらっているように見えて、学習指導要領や教科書にしっかり準拠しつつ、国語科の実践を例に挙げながら、生徒の学力を着実に向上させる中学校・授業改善の具体策を提案!

    中学校段階で鍛えるべき学力

    学力と言うと、中学校段階では表向き学習指導要領が定める資質・能力を指し、本音レベルでは希望校に合格する(または就職試験に受かる)ための知識・技能をイメージする方が少なくないと思います。それに対して、私はいずれも学力だとはみなしていません。中学校教育は、生徒一人一人の学びの通過点にすぎないと考えているからです。

    そんな私が重視しているのは、将来会社勤めをするにしても、自ら起業するにしても必要となる「自分で課題を見つけ、自分なりにどんどん学び進めていける力」です。そのため、中学校段階では「一定の課題のもとで、自ら勉強できる(自走できる)」ことを重視しているわけです。

    よく課題解決力が大事だと言われます。確かにそのとおりなのですが、課題を解決するためには、まず何が課題なのかを知らなくてはなりません。実は、これがなかなか難題で、課題を解決する力よりも、課題を見つけ出す力を身につけることのほうがむずかしいからです。(言うまでもなく)解決すべき課題を見いだせなければ解決しようがありません。
    そこで私は、授業を通して課題を解決する力を鍛えながら、「自分が解決したいと思える課題」を生徒自身が見つけられるようにするトレーニングを積ませることが、中学校では重要だとみなしています。

    「使える学力」の実相

    物事を「知っている」ということと、知っていることを「使える」ということは、それぞれ明確に分けて考える必要があります。中教審の論点整理(平成27年)でも、「身に付けるべき知識に関しても、個別の事実に関する知識と、社会の中で汎用的に使うことのできる概念等に関する知識とに構造化される」と指摘し、新しい学習指導要領は「何を学ぶか」「何ができるようになるか」「どのように学ぶか」を重視しています。
    将来どのような社会が訪れようと、どのような環境に身を置くことになろうと、自分の足で立ち(自立し)、お互いに高め合える仲間をつくり、自分一人でも完遂できるようなシチュエーションにあっても、あえて仲間と共に(仕事であれ、プライベートであれ)よりよい社会生活をつくっていける「汎用的能力の基礎」を、生徒一人一人が獲得できるようにすることです。

    この「汎用的能力の基礎」の具体は、いくつかの能力の掛け合わせによって高められていくものです。例を挙げると、「学習内容を解釈する力」「学習のゴールを見通す力」「概念を砕ける力」「プレゼンする力」(効果的なアウトプットで相手を納得させる力)です。それらを総称して、本書では「使える学力」と呼称し、それら諸能力を着実に向上させる授業づくりの考え方と方途を紹介します。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    冨塚 大輔(トミズカ ダイスケ)
    東京都杉並区立松ノ木中学校教諭。1985年、福島県生まれ。東京の大学に進学。日本語教員を目指しつつ国語の教員免許を取得。卒業後は株式会社アドヴァンに勤務。東京本社にて総務部、営業部に所属。大手コンビニエンスストアや大型商業施設等を担当する。営業職として活動しながら、新卒者の採用面接や新人研修を行ったことがきっかけで、育成に興味を持ち、教員を志す。転職後は東京都中学校国語教育研究会に所属。2019年の全国大会で教科横断的な視点として授業実践を行う。教科間だけではなく学習が社会でどう生きるかを考えながら授業実践している

使える学力の育て方―すべての生徒が自学自走できる授業づくり の商品スペック

商品仕様
出版社名:東洋館出版社
著者名:冨塚 大輔(著)
発行年月日:2021/09/01
ISBN-10:4491045267
ISBN-13:9784491045269
判型:B6
発売社名:東洋館出版社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:231ページ
縦:19cm
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