囚われのいじめ問題-未完の大津市中学生自殺事件 [単行本]
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囚われのいじめ問題-未完の大津市中学生自殺事件 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2021/09/14
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囚われのいじめ問題-未完の大津市中学生自殺事件 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    序章 「いじめ」とは何か--苦痛・事実・社会問題……………北澤 毅
     一 「いじめ」定義問題
     二 「事実」とは何か
     三 「大津市いじめ自殺事件」をめぐる本書の問題関心
     四 本書の構成



    Ⅰ 社会問題化した「大津市いじめ自殺事件」

    1 新聞報道にみる「大津市いじめ自殺事件」の社会問題化……………越川葉子
     一 「大津市いじめ自殺事件」報道のはじまり
     二 「社会問題になる」とは
     三 社会問題化以前の大津市事件
     四 「市教委の隠蔽」問題の成立と社会問題化
     五 事件の社会問題化と新聞報道

    2 いじめ自殺テレビ報道の再構成--報道の集合と場面の力……………間山広朗
     一 二つの問題関心
     二 集合としてのテレビ報道
     三 事件が「社会問題化」するということ
     四 テレビ報道の手法
     五 テレビ報道場面を理解するということ
     六 報道と視聴者の囚われ

    3 何が「隠蔽」されていたのか--「いじめ問題神話」としてテレビ報道を読み解く……………稲葉浩一
     はじめに
     一 マスメディアにおける「社会問題化」の方法
     二 社会問題化過程の中の〈有識者〉
     三 大津市事件報道で伝えられたこと
     おわりに--「いじめ問題神話」とお茶の間の狂気

    4 「事実」認定の方法と論理--第三者調査委員会報告書と判決文を読む……………北澤 毅
     一 問題関心と分析方法
     二 Xの意味世界と希死念慮
     三 Xをめぐる人間関係--元担任の語りと生徒たちの目撃証言
     四 「事実」認定方法としての過去の再構成



    Ⅱ 当事者経験への接近

    5 「いじめ自殺」事件をめぐる〈遺族〉の経験……………今井 聖
     はじめに
     一 「いじめ自殺」事件における「学校の壁」--『いじめ自殺--一二人の親の証言』から
     二 〈遺族〉カテゴリーの社会的意味
     三 〈遺族〉としての経験の共有
     四 事件はいかに経験されるのか--大津市事件の遺族の語りから
     おわりに

    6 「いじめの加害者になる」という経験--元生徒と保護者の語り……………越川葉子
     一 いじめの加害者とされる人々の経験を聞く
     二 いじめ問題における当事者の語りの位置
     三 いじめの事実認定以前の噂の存在
     四 いじめの事実認定と保護者の経験
     五 一〇月五日の出来事の解釈をめぐる問題
     六 「加害当事者」の抑圧経験

    7 「大津市いじめ自殺事件」における「中心」のリアリティ--担任教師の証言をてがかりに……………稲葉浩一、山田鋭生
     一 片隅においやられた教師の声
     二 非難される教師--いじめ問題小史の中で
     三 「中心」のリアリティと「外縁」の物語
     四 教師が語り手となるためには



    Ⅲ 囚われからの解放へ

    8 未完のいじめ自殺--物語としての判決と羅生門的解釈……………間山広朗
     一 物語としての裁判
     二 争点としてのいじめ
     三 争点としての家庭問題
     四 二つの争点の「客観的」な検討
     五 判決物語の続きとしての羅生門的解釈
     六 未完のいじめ自殺

    9 「大津市いじめ自殺事件」報道後の子どもたちが生きる場所--いじめ防止対策推進法と高裁判決の相克の先に……………紅林伸幸
     一 限界を抱えるいじめ対策
     二 いじめへの二つのまなざし
     三 いじめ防止対策推進法下の学校
     四 子どもに注がれているまなざし
     五 七年後の世界へ--カラフルな学校は可能か



    終章 「囚われ」の意味するところ--『3月のライオン』のいじめ観の先へ……………北澤 毅
     一 「傍観者」という囚われ
     二 「いじめ苦→自殺」という囚われ--いじめ裁判と大津市事件
     三 「いじめ問題」の解決とは--囚われからの解放を目指して

    あとがき
  • 出版社からのコメント

    大津市事件の複雑な全体像を描き出し、現代の「いじめ観」に修正を迫る問題提起の書。
  • 内容紹介

    いじめが社会問題化して30余年、子どもの自殺→原因究明→再発防止、という構図が一般化した。「いじめ防止対策推進法」の制定など、社会に大きな影響をもたらした「大津市いじめ自殺事件」は私たちに何を問うているのか。過熱報道、被害者遺族、加害者とされた側、教師らの経験など、その複雑な全体像に迫る問題提起の書。
  • 著者について

    北澤 毅 (キタザワ タケシ)
    北澤 毅(きたざわ たけし)
    1953年生。立教大学名誉教授。教育社会学、逸脱の社会学。『少年犯罪の社会的構築――「山形マット死事件」迷宮の構図』(共著、東洋館出版社)、『「いじめ自殺」の社会学――「いじめ問題」を脱構築する』(世界思想社)など。

    間山 広朗 (マヤマ ヒロオ)
    間山広朗(まやま ひろお)
    1974年生。神奈川大学人間科学部教授。教育社会学、いじめ問題・学校授業の社会学。「概念分析としての言説分析――『いじめ自殺』の〈根絶=解消〉へ向けて」『教育社会学研究』第70集、「いじめの定義問題再考――『被害者の立場に立つ』とは」北澤毅編『〈教育〉を社会学する』(学文社)など。

囚われのいじめ問題-未完の大津市中学生自殺事件 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:北澤 毅(編)/間山 広朗(編)/越川 葉子(著)
発行年月日:2021/09
ISBN-10:4000614886
ISBN-13:9784000614887
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:323ページ
縦:20cm
横:13cm
厚さ:3cm
重量:464g
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