思想をよむ、人をよむ、時代をよむ。―書ほどやさしいものはない [単行本]
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思想をよむ、人をよむ、時代をよむ。―書ほどやさしいものはない [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2021/09/24
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思想をよむ、人をよむ、時代をよむ。―書ほどやさしいものはない の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    一画一画、一字一字の書の背景には、その人物の思想や生きた時代が宿る。王羲之、顔真卿、副島種臣、そしてこれまであまり取り上げられることのなかった西郷隆盛、大塩平八郎、岡本かの子に至るまで、一話一話読み切りで、古今東アジアの書を巡り、人と思想、時代を読み解く一冊。
  • 目次

    序 書ほどやさしいものはない

    Ⅰ 一月一書、季節を楽しむ
       一月 歳(王羲之「蘭亭叙・八柱第一本」) 
       二月 雪(伝嵯峨天皇「李嶠雑詠残巻」)
       三月 陽(褚遂良「雁塔聖教序」)
       四月 花(副島種臣「杜甫曲江対酒詩句」)
       五月 風(良寛「夢左一覺後彷彿」)
       六月 雨(副島種臣「帰雲飛雨」)
       七月 水(藤原佐理「詩懐紙」)
       八月 遊(藤原行成「白氏詩巻」)
       九月 雲(池大雅「徐文長詩四種」)
       十月 恋(「紙撚切道済集」)
       十一月 清(松花堂昭乗「長恨歌」)
       十二月 酒(伝醍醐天皇「白楽天詩句」)

    Ⅱ タテ画、ヨコ画、十字選
       瘦せたところも肥えたところもある描線
       点画の成立
       筆あそび(書)の発生
       石刻文字、「十」字八態
       刻字の虚像
       篆刻の文字から――星光のごとく、光芒のごとく
       権威を写し込んだ「政治文字」
       余計な力を加えず、世界を横切っていく
       呪符か、祝符か
       無意識層まで法華経
       名刀の「十」字
       一幅の水墨画
       古典的(アルカイック)な書法
       自身の哲学を裏切る書
       彫刻的筆画
       革命家の書
       明治新政府と時代への否定と逆転
       「十」字の原風景
       幾何学的、建築的、書的美学の集積
       印刷活字のモデル
       女手(ひらがな)書法の漢字
       左右対称を超える多析法の美学
       書の近代の誕生
       右から左の「十」字
       硬筆の書きぶりから生まれた「十」字
       文学の文体(スタイル)がのぞける

    Ⅲ 一人一書、浮世ばなし
       人の短を言わず、己の長を説かず――空海
       天に則り私を去る――夏目漱石
       一日作さざれば一日食わず――西田幾多郎
       過ては則ち改むるに憚ることなかれ――徳川綱吉
       独立自尊新世紀を迎う――福澤諭吉
       簡素――島崎藤村
       敬天愛人――西郷隆盛
       災難に逢う時には災難に逢うがよく候――良寛
       徳は孤ならず――志賀直哉
       為政清明――大久保利通
       やみがたくして道はゆくなり――高村光太郎
       仰天有始――岡倉天心
       無――白隠慧鶴
       桃花細逐楊花落(とうかさいちくようかおち)――副島種臣
       敏於事而慎於言(ことにびんにしてげんをつつしむ)――犬養毅
       伝国之辞――上杉鷹山
       六十一歳自画自賛像――本居宣長
       無限生成――平塚らいてう
       荀子識語――大塩平八郎
       白楽天詩句――伝醍醐天皇
       寸松庵色紙――筆者不詳
       虹いくたび――川端康成
       神島建立歌碑表面自筆草稿――南方熊楠
       日本美術院院歌――横山大観
       井上馨宛書状――九代目市川團十郎

    Ⅳ 珍書奇書、あんな書こんな書
       「古今和歌集」の背景――伝醍醐天皇「白楽天詩句」
       縮織か絞染を思わせる――円珍書状
       連綿がひらがなを生んだ――虚空蔵菩薩念誦次第紙背仮名文書
       天平時代の落書――写経生楽書
       ガリ版文字のような――金農「昔邪之廬詩」
       蛇のような、ツチノコのような――空海「崔子玉座右銘」
       一筆書きの書――呉説「王安石蘇軾三詩巻」
       狂草の逸品――許友「七絶二首」
       骨書きの書――宋・徽宗「夏日詩」
       日本墨蹟のはじまり、やぶれがぶれ――一休「漁父」
       輪舞曲(ロンド)を踊ろう――解縉「文語」
       こんな字、書いてみました。――空海「崔子玉座右銘」
       聖草・韮、雉の舞い――雑書体・鳥毛篆書屛風
       体は金文、心は草書――傅山「七絶十二屛」
       集字聖教序に瓜二つ――唐招提寺木額字
       無法と無茶、そして狂――一休宗純「靈山徹翁和尚示榮衒徒法語」
       逆入法成立以前の「古文」書法――王樹「易経謙卦」・傅山「七絶十二屛」
       巨大な構想――副島種臣「杜甫曲江対酒詩句」(上)
       巨大な構想――副島種臣「杜甫曲江対酒詩句」(下)
       書くことの楽しさ――居延出土習字簡
       上へ・下へ・伸ばして伸ばす――張旭「自言帖」
       「右ハライ」こそ書の始まり――嵩山太室石闕銘
       消えた文字の謎を解く――掛字と掛筆(上)「寸松庵色紙」
       溶ける文字、溶ける筆画――掛字と掛筆(下)「香紙切」

    あとがき
    人名・事項索引
  • 出版社からのコメント

    王羲之、顔真卿、醍醐天皇、副島種臣に至るまで、一話一話、読み切りで古今アジアの書を巡り、人と思想、そして時代を読み解く
  • 内容紹介

    あんな書こんな書、珍書奇書
    西郷隆盛、副島種臣、徳川綱吉、大塩平八郎、九代目市川團十郎、平塚らいてう、南方熊楠、岡本かの子など
    書からすべてをよみとおす。

    一画一画、一字一字の書の背景には、その人物の思想や生きた時代が宿る。王羲之、顔真卿、副島種臣、そしてこれまであまり取り上げられることのなかった西郷隆盛、大塩平八郎、岡本かの子に至るまで、一話一話読み切りで、古今東アジアの書を巡り、人と思想、時代を読み解く一冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    石川 九楊(イシカワ キュウヨウ)
    1945年福井県越前市生まれ。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授、同大学文字文明研究所所長等を歴任。現在、書家、評論家。主著『書の終焉』同朋舎出版、1990年、サントリー学芸賞受賞。『中國書史』京都大学学術出版会、1996年。『日本書史』名古屋大学出版会、2001年、毎日出版文化賞受賞。『筆蝕の構造』ちくま学芸文庫、2003年。『近代書史』名古屋大学出版会、2009年、大佛次郎賞受賞など
  • 著者について

    石川 九楊 (イシカワ キュウヨウ)
    書家・評論家

思想をよむ、人をよむ、時代をよむ。―書ほどやさしいものはない の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:石川 九楊(著)
発行年月日:2021/08/30
ISBN-10:4623090752
ISBN-13:9784623090754
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:309ページ ※304,5P
縦:19cm
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