ユニバーサル・ミュージアム-さわる!“触”の大博覧会 [単行本]
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ユニバーサル・ミュージアム-さわる!“触”の大博覧会 [単行本]

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販売開始日: 2021/09/17
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ユニバーサル・ミュージアム-さわる!“触”の大博覧会 の 商品概要

  • 目次

    ごあいさつ(𠮷田憲司)

    ■総論
    「未開の知」に触れる―東京2020オリンピック・パラリンピックの先へ―(広瀬浩二郎)
    わあわあ対話が生まれる博物館―権威主義をぶっ壊せ!―(小山修三)
    鑑賞と制作の新たな地平(半田こづえ)

    ■第0章 試触コーナー ―なぜさわるのか、どうさわるのか―
    [出展作品によせて]
    無視覚流鑑賞をユニバーサル化するために(広瀬浩二郎)
    立体地図(三木繁親)
    てざわりの旅―なぜ今、耳なし芳一なのか―(わたる(石川智弥+古屋祥子))

    ■第1章 彫刻を超克する
    [出展作品によせて]
    ひとのかたち(片山博詞)
    つながる石彫(冨長敦也)
    イメージする形(高見直宏)
    動物彫刻(田代雄一)
    厚みある時間/時空ピラミッド(北川太郎)

    [論考]
    彫刻にさわるとは(篠原聰)

    [コラム]
    「目で見ないこと」と「自然科学」には「期待」しかみえない(安曽潤子)

    ■第2章 風景にさわる
    [出展作品によせて]
    信楽をさわる―陶器で作るユニバーサル地図―(矢野徳也・さかいひろこ)
    五感を研ぎ澄まして「体感するまちあるき」―信楽射真ワークショップ報告―(宇野晶)
    場所に触れるということ(酒百宏一)
    「貝塚の樹」―手ざわりに満ちた風景への回帰―(安芸早穂子)

    [論考]
    野外活動のユニバーサル化(山本清龍)
    大きなものを身体でたしかめる―ダム―(藤村俊)

    [コラム]
    ふるさと考古学―遺跡と人のワークショップ―(さかいひろこ)

    ■第3章 アートで対話を拓く
    [出展作品によせて]
    触覚によるかたちの合成、線の表現(前川紘士)
    この世界は小さな点でできている。(加藤可奈衛)
    五感とふれあう(島田清徳)
    龍脈を求めて(間島秀徳)
    つやつやのはらわた(松井利夫)
    様々な仮面(守屋誠太郎)
    思考する手から感じる手へ、そして…(宮本ルリ子)

    [論考]
    「みる誕生」鑑賞会 アーティゾン美術館の新たな取り組み(細矢芳)
    めぐるボーダレス・アートと、ユニバーサル・ミュージアム(田端一恵)

    [コラム]
    目を閉じてみる:感性の人間学・共感の環境学(阿部健一)

    ■第4章 歴史にさわる
    [出展作品によせて]
    古墳をひっくり返す(岡本高幸)
    縄文の腕輪(石原道知)
    服を土偶に/太陽の面(堀江武史)
    西村公朝《ふれ愛観音像》 触ふれる仏像の試み(河島明子)
    中東・湾岸地域の女性用飾面(後藤真実)

    [論考]
    歴史体感ツアーの試み(北井利幸)

    [コラム]
    歴史資料にさわる(松井かおる)
    国立アイヌ民族博物館が歩む共生社会に向けて(立石信一)

    ■ 第5章 音にさわる
    [出展作品によせて]
    アーティストと視覚支援学校生徒との共同制作(亀井岳)
    対話する音(渡辺泰幸)
    さわる音―音を楽しむ原点へ―(永田砂知子)
    タッチアート―人類の新たな「進化」が始まる!―(広瀬浩二郎)

    [論考]
    聴覚と触覚が呼び起こす―母の声と手足を通して―(大石徹)

    [コラム]
    ろう者と博物館(相良啓子)

    ■第6章 見てわかること、さわってわかること
    [出展作品によせて]
    想像開花模様/Flowering Imagination (Yoko-Sonya)
    おもちゃでコミュニケーション― おもちゃと遊ぶ手―(長嶺泉子)
    「Tactile Photography = さわる写真」というアート・メディウム(天田万里奈)
    陶板名画(大杉栄嗣)
    触図という二次創作物による作品鑑賞の新たなかたち(辰巳明久)
    彫刻『神奈川沖浪裏』―北斎の世界観に触れる―(戸坂明日香)
    さわるポップアップ絵本の魅力(桑田知明)
    触察本 小川未明『野ばら』、『山之口貘詩選集』(真下弥生)
    変体仮名を触読する意義(伊藤鉄也)
    「点字つきさわる絵本」のいままでとこれから(千葉美香)

    [論考]
    触図活用のABC―アーティスト、視覚障害者、学芸員の協働―(真下弥生)
    触図活用の新展開?! (岡本裕子)
    美術館における協働の試み―「さわるコレクション」制作の現場から―(松山沙樹)

    [コラム]
    日本展示資料の新たな活用―「Dr. みんぱこ」の開発―(日髙真吾)

    ■第7章 ユニバーサル・ミュージアムの未来
    [論考]
    「さわる展示」の意義と苦悩―南山大学人類学博物館の実践から―(黒澤浩)
    未就学児と向き合うこと―さらなるユニバーサル・ミュージアムの展開を目指して―(鈴木康二)
    盲学校と美術館の連携(藤島美菜)
    ユニバーサル・ミュージアムで信頼できる社会へ(堀江典子)
    ユニバーサル・ミュージアム研究会は何を目指すのか(原礼子)

    [コラム]
    博物館から社会を変える―公開シンポジウムの成果―(広瀬浩二郎)
    結語ならぬ決語 世界をつなぐユニバーサル・ミュージアム―“触”の大博覧会から2025年大阪・関西万博へ―(広瀬浩二郎)

    ユニバーサル・ミュージアム研究会のあゆみ
    出展作品・資料リスト
    出展・執筆者プロフィール
  • 内容紹介

    コロナ禍を経験した人類は、「さわらない・さわれない・さわらせない」日常が人間本来のコミュニケーション(触れ合い)を破壊することを知った。非接触社会は、豊かな触感を持つ文化を育てることができない。

    さわって楽しむアート作品が大集合! さまざまな素材と手法を用いて、“触”の可能性を探る、「ユニバーサル・ミュージアム」大博覧会(国立民族学博物館、2021年9月2日~11月30日)の公式図録。

    出展作家の解説に加え、「さわる美術鑑賞」の全国の取り組み事例を紹介する論考・コラムなど、総勢65名が執筆。

    ユニバーサル・ミュージアムは単なる障害者対応、弱者支援ではない。コロナ禍の今だからこそ、視覚優位・視覚偏重の従来の博物館展示のあり方に一石を投じる。

    図書館選書
    さわって楽しむアート作品が大集合!「ユニバーサル・ミュージアム」大博覧会(国立民族学博物館)の公式図録。出展作家の解説に加え「さわる美術鑑賞」の全国の取り組み事例を紹介する論考・コラムなど総勢65名が執筆。
  • 著者について

    広瀬 浩二郎 (ヒロセ コウジロウ)
    自称「座頭市流フィールドワーカー」。
    1967年、東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、触文化論。01年より国立民族学博物館に勤務。
    現在はグローバル現象研究部・准教授。「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み、“さわる”をテーマとする各種イベントを全国で企画・実施している。
    『目に見えない世界を歩く』『さわって楽しむ博物館』『それでも僕たちは「濃厚接触」を続ける!』(編著)『知のスイッチ』(共編著)など、著書多数。

ユニバーサル・ミュージアム-さわる!“触”の大博覧会 の商品スペック

商品仕様
出版社名:小さ子社
著者名:国立民族学博物館(編)/広瀬 浩二郎(編)
発行年月日:2021/09
ISBN-10:4909782109
ISBN-13:9784909782106
判型:B5
発売社名:小さ子社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:芸術総記
言語:日本語
ページ数:247ページ
縦:26cm
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