命をどこまで操作してよいか―応用倫理学講義 [単行本]
    • 命をどこまで操作してよいか―応用倫理学講義 [単行本]

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命をどこまで操作してよいか―応用倫理学講義 [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2021/09/18
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命をどこまで操作してよいか―応用倫理学講義 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ES細胞やiPS細胞、遺伝子操作といった先端科学技術によって、私たちの生活や命のあり方が大きく変わりつつある。それは、人々の救いになると同時に、計り知れない危害をもたらす可能性がある。先端科学が開発される現場で、倫理の問題を追究してきた著者は、「命をどこまで操作してよいか」という究極の問いに対峙する。本書は、「道徳的地位」の考え方を導入することで、「命の操作」に関する代表的な問題を整理し、リスクとベネフィットを評価しながら、何をどこまで認めるべきなのかを実践的に考えていく。キメラ動物、人工的に作り出される脳や胚、精子・卵子、果てはまだ存在しない未来世代まで、これまでの理論ではカバーしきれない「新しい存在」の倫理についてどう考えるべきか。そのための知識と思考法を文理問わず伝授する、新次元の倫理学!
  • 目次

    序 文

    第1章 私たちは誰(何)に対して道徳的義務を負うか
        道徳的地位の議論から考える
        1 生きているものと生きていないものの境界
        2 「生命への畏敬」に基づく見方
        3 「有感性」に基づく見方
        4 「道徳的行為者性」に基づく見方
        5 「関係性」に基づく見方
        6 道徳的地位の七原則
        コラム1 種差別
        コラム2 予防原則

    第2章 動物で人の臓器を作ってよいか
        ヒト化する動物をめぐる倫理
        1 キメラ動物とは何か
        2 キメラ動物をめぐる倫理
        3 ヒト化する動物――人の脳、精子・卵子、容姿を持つこと
        4 私たちはキメラ動物にどのような道徳的義務を負うのか
        コラム3 ES細胞、iPS細胞

    第3章 体外で胚や脳を作ってよいか
        人の発生をめぐる倫理
        1 胚、エンブリオイド、脳オルガノイド
        2 人の発生をめぐる倫理
        3 精子・卵子の道徳的地位を考える
        4 胚やエンブリオイドの道徳的地位を考える
        5 脳オルガノイドの道徳的地位を考える
        6 体外で精子・卵子、胚、脳を作ってよいか
        コラム4 滑り坂論法

    第4章 体外で作られる精子・卵子から子どもを生みだしてよいか
        生殖をめぐる倫理
        1 親の利害、未だ存在しない未来世代の利害
        2 生殖をめぐる倫理
        3 生殖と害悪
        4 自然な生殖と不自然な生殖
        5 誰に利用を認めるべきか
        6 道徳的地位の観点からどう捉えるべきか

    第5章 子どもの遺伝子を操作してよいか
        未来世代をめぐる倫理
        1 ゲノム編集
        2 遺伝性のゲノム編集をめぐる倫理
        3 そもそも認めてよいか
        4 どこまで認めるべきか
        5 実際に進める場合、どのような手順を踏むべきか
        6 遺伝性のゲノム編集の倫理的是非
        コラム5 世界初のゲノム編集を用いた生殖
        コラム6 オビエド条約
        コラム7 ヒトゲノムと人権に関する世界宣言

    終 章 生命倫理の議論はどうあるべきか


    参考文献
    あとがき
    索 引
  • 内容紹介

    ▼先端科学から生じる新しい倫理問題とは何か。
    ▼キメラ動物、人工的に作られる脳や胚、操作される未来世代――
    先端科学が生み出す「新たな存在」に私たちはどんな道徳的義務を負うのか?
    ▼基礎知識と思考法を文理問わず伝授する 、新次元の倫理学!


    ES細胞やiPS細胞、遺伝子操作といった先端科学技術によって、
    私たちの生活や命のあり方が大きく変わりつつある。
    それは、人々の救いになると同時に、計り知れない危害をもたらす可能性がある。

    先端科学が開発される現場で、倫理の問題を追究してきた著者は、
    「命をどこまで操作してよいか」という問いに対峙する。

    本書は、「道徳的地位」の考え方を導入することで、「命の操作」に関する代表的な問題を整理し、
    リスクとベネフィットを評価しながら、何をどこまで許認めるのかを実践的に考えていく。

    キメラ動物、人工的に作り出される脳や胚、果てはまだ存在しない未来世代まで、
    「新しい存在」の倫理をどう考えるべきか。そのための知識と思考法を文理問わず伝授する、新次元の倫理学!

    図書館選書
    先端科学から生じる新しい倫理問題とは何か。最新技術を幅広くカバーし、議論・判断するための知恵を伝授する。知識と考え方を伝授するだけでなく、「どこで線引きをすべきか」といった踏み込んだ結論まで、明晰に提示する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    澤井 努(サワイ ツトム)
    京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点・特定助教。専門は生命倫理学・哲学・宗教学。天理大学国際文化学部を卒業後、京都大学大学院博士課程修了(博士(人間・環境学))。オックスフォード大学留学、京都大学iPS細胞研究所上廣倫理研究部門・特定助教などを経て、現在に至る
  • 著者について

    澤井 努 (サワイ ツトム)
    京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点・特定助教。専門は生命倫理学・哲学・宗教学。天理大学国際文化学部を卒業後、京都大学大学院博士課程修了(博士(人間・環境学))。オックスフォード大学留学、京都大学iPS細胞研究所上廣倫理研究部門・特定助教などを経て、現在に至る。主な著作に、『ヒトiPS細胞研究と倫理』(京都大学学術出版会、2017年)、共著『科学知と人文知の接点』(弘文堂、2017年)、共著“Mapping the Ethical Issues of Brain Organoid Research and Application”(AJOB Neuroscience, 2021)など。

命をどこまで操作してよいか―応用倫理学講義 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:澤井 努(著)
発行年月日:2021/09/22
ISBN-10:4766427688
ISBN-13:9784766427684
判型:A5
発売社名:慶應義塾大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:倫理学
言語:日本語
ページ数:211ページ
縦:21cm
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