「価値を否定された人々」―ナチス・ドイツの強制断種と「安楽死」 [単行本]
    • 「価値を否定された人々」―ナチス・ドイツの強制断種と「安楽死」 [単行本]

    • ¥3,30099 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003474670

「価値を否定された人々」―ナチス・ドイツの強制断種と「安楽死」 [単行本]

価格:¥3,300(税込)
ゴールドポイント:99 ゴールドポイント(3%還元)(¥99相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:新評論
販売開始日: 2021/10/01
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

「価値を否定された人々」―ナチス・ドイツの強制断種と「安楽死」 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、ナチス・ドイツの強制断種政策と「安楽死」の歴史を、最新の研究成果に基づいて明らかにしようとする試みである。ナチ体制下のドイツでは、ユダヤ人のみならず、病気や障害のある人々、社会規範に逸脱すると見なされた人々が、優生学を背景とする政策によって「価値のない」「社会の負担となる」存在として強制的に断種(不妊化)され、戦時下においては秘密裡に殺害されていた。これらの措置の犠牲になった人々の数は、強制断種が四〇万人、「安楽死」が三〇万人とされている。本書は、この事象の計画や実行のプロセス、思想的背景、加害者となった医療や福祉関係者、および犠牲者とその家族の姿などを描くとともに、この問題が長きにわたる忘却と隠蔽の時代を経て、近年ようやく「ナチの不正」として謝罪と補償、そして追悼の対象となるまでの道のりを明らかにする。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    第1章 優生学とナチス・ドイツの強制断種手術(優生学とは;ヴァイマル共和国時代の優生学 ほか)
    第2章 「安楽死」という名の大量虐殺―その始まりと展開(「良い死」と大量殺害―安楽死という言葉をめぐって;さまざまな殺害―ナチスによる「安楽死」の概観 ほか)
    第3章 「安楽死」の犠牲者―バイエルン地方のある精神病院の事例から(エグルフィング・ハール精神病院;「安楽死」の展開と犠牲者の経験 ほか)
    第4章 強制断種・「安楽死」の過去の戦後ドイツ(関与した者たちはどう裁かれたのか;医学界はナチの過去とどのように向き合ってきたのか ほか)
  • 内容紹介

    加害・犠牲者の両面からこの事象の思想的背景、計画・実行プロセスを明らかにし、
    過去と地続きの、私たちの「今」を逆照射。 

     ナチス・ドイツの強制断種政策と「安楽死」は、「もうひとつのホロコースト」とも言われる。当時のドイツでは、ユダヤ人のみならず、病気や障害のある人々、社会規範に逸脱するとみなされた人々が、優生学を背景とする政策によって「価値のない」「社会の負担となる」存在として強制的に断種(不妊化)され、さらに戦時下においては秘密裡に殺害されていた。そうした措置には、政権指導部はむろんのこと、医師や官僚、司法や福祉・教育関係者など様々な人々が関わっていた。わずか10年余りのナチ時代において強制断種の犠牲になった人々の数は40万人、「安楽死」の犠牲者は30万人に上る。
     近年、この問題は日本でも関心が高まっており、一般のメディアで言及されることも増えてきた。そこでは、ともすると「悪魔のようなヒトラー」と「恐るべき優生思想」といった「異常性」ですべてが説明されてしまうことも多い。しかし、この事象にもう少し踏み込んでその細部に目を凝らしてみると、これは決して「過去」の出来事ではなく、現在と地続きの問題であることがわかる。本書は、当時の政治体制や社会・経済的状況を踏まえつつ、この事象の思想的背景や計画策定・実行のプロセスを明らかにし、加害者となった医療や福祉関係者、犠牲者とその家族の姿などを描いた上で、この問題が長きにわたる忘却と隠蔽の時代を経て、近年ようやく「ナチの不正」として謝罪と追悼の対象となるまでの道のりを明らかにする。「価値を否定された人々」の社会的排除が極限まで推し進められるプロセスとその行きついた先を見ることで、あらためて「人間の価値」とは何か、人間を価値づけるとはどういうことなのかを考える手がかりとしたい。(執筆者一同)

    図書館選書
    加害・犠牲者の両面からこの事象の思想的背景、計画・実行プロセスを明らかにし、過去と地続きの、私たちの「今」を逆照射。「人間の価値」とは何か、人間を価値づけるとはどういうことなのかを考える手がかりとしたい。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中野 智世(ナカノ トモヨ)
    成城大学文芸学部教授。専門はドイツ近現代史・社会史

    木畑 和子(キバタ カズコ)
    成城大学名誉教授。専門はドイツ現代史

    梅原 秀元(ウメハラ ヒデハル)
    立教大学文学部特任准教授。専門は近現代のドイツをフィールドに医学史・科学と社会の関係の歴史・社会史

    紀 愛子(キノ アイコ)
    早稲田大学等非常勤講師。専門はドイツ現代史
  • 著者について

    中野智世 (ナカノトモヨ)
    中野智世 ドイツ近現代史、特に福祉・障害史、成城大学教授。

    木畑和子 (キバタカズコ)
    木畑和子 ドイツ現代史、特にナチズム、成城大学名誉教授。

    梅原秀元 (ウメハラヒデハル)
    梅原秀元 ドイツ近現代史、特に医学史・科学史、立教大学特任准教授。

    紀愛子 (キノアイコ)
    紀愛子 ドイツ現代史、特に歴史認識問題、早稲田大学非常勤講師。

「価値を否定された人々」―ナチス・ドイツの強制断種と「安楽死」 の商品スペック

商品仕様
出版社名:新評論
著者名:中野 智世(著)/木畑 和子(著)/梅原 秀元(著)/紀 愛子(著)
発行年月日:2021/10/10
ISBN-10:4794811926
ISBN-13:9784794811929
判型:B6
発売社名:新評論
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:330ページ
縦:20cm
他の新評論の書籍を探す

    新評論 「価値を否定された人々」―ナチス・ドイツの強制断種と「安楽死」 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!