室町社会史論―中世的世界の自律性 [単行本]
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室町社会史論―中世的世界の自律性 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2021/10/16
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室町社会史論―中世的世界の自律性 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本中世、とりわけ室町期の社会は、各社会集団が自律的な「法」をもって対峙しあう多元性を特徴としていた。「自力救済社会」とも形容すべきその実像と、そこに生きた中世人の心性を、「習俗」への着目を通して解き明かすとともに、続く戦国期・近世への展望をも示す。法制史・社会史の視角を継承しつつ室町時代史研究を牽引してきた著者の、ここ二〇年間の研究成果を集成する。
  • 目次

    序 章 室町社会の特質


    Ⅰ 在地社会の自律性

    第一章 『看聞日記』に描かれた中世村落--山城国伏見荘
     はじめに
     一 伏見荘の姿
     二 村々の姿
     三 伏見荘の農業環境
     おわりに--『看聞日記』に描かれなかった世界

    第二章 「鞆淵荘下村歩付帳」を読む--紀伊国鞆淵荘
     はじめに
     一 鞆淵荘下村の集落
     二 鞆淵荘下村の信仰
     三 用水路開発と集落--大湯と柳瀬湯
     四 谷田開発への挑戦--平野原と神路谷
     おわりに

    第三章 室町期畿内における町場の構造--大和国古市郷
     はじめに
     一 古市城と迎福寺
     二 古市郷環濠内の構造
     三 古市氏の古市郷支配
     四 古市郷のなかの町と村
     おわりに

    第四章 新見荘祐清殺害事件の真相--備中国新見荘
     はじめに--通説への疑問
     一 ここちよく候間、我らまで目出候--百姓たちは事件をどうとらえていたのか
     二 敵討なんどと申しかけらるる子細候とも、下馬の子細にて候--三職たちは何を恐れていたのか
     三 家を作り候処にて、下馬咎め仕候--なぜ事件は起きたのか
     おわりに


    Ⅱ 室町幕府法と在地社会

    第五章 足利義持の二つの徳政--山城国木幡浄妙寺の所職をめぐって
     はじめに--室町時代の徳政
     一 義持の第一次徳政--『御前落居記録』第二八項を読む
     二 義持の第二次徳政--『満済准后日記』応永三三年九月二一日条を読む
     おわりに--災異徳政から正長の徳政一揆へ

    第六章 室町殿権力と広域逃散
     はじめに
     一 百姓逃散と逃散許容禁令
     二 室町殿権力と逃散許容禁令
     三 広域逃散の実態
     おわりに


    Ⅲ 習俗が構成する中世社会

    第七章 習俗論としての社会史
     はじめに
     一 戦後歴史学から社会史への系譜
     二 日本の社会史とヨーロッパの社会史
     三 八〇年代における習俗論の成果と課題
     四 中世習俗論の総括のために
     付録 日本中世慣習法一覧
     補論 習俗論の射程

    第八章 中世日本の互助金融--室町幕府の訴訟記録にみえる頼母子
     はじめに
     一 室町幕府の訴訟記録の世界
     二 頼母子をめぐるトラブル
     三 頼母子の「式目」
     四 「逓減式」の誕生
     おわりに--中世人の結集する力

    第九章 日本中世後期の私文書と公権力
     はじめに
     一 無文書契約の意外な広がり
     二 徳政と文書契約
     三 戦国大名の買地安堵
     おわりに

    第一〇章 湯起請をめぐる室町人の意識
     はじめに
     一 共同体にとっての湯起請
     二 当事者にとっての湯起請
     三 為政者にとっての湯起請
     おわりに--湯起請を支えた心性

    第一一章 中世日本における人身御供の選抜法
     はじめに
     一 戦国のロシアンルーレット
     二 貧乏くじの本義
     三 貧乏くじと解死人制
     四 貧乏くじの起源
     おわりに--貧乏くじの論理

    第一二章 習俗雑考
     聖なる休戦日
     法然の「敵討ち」をめぐって
     武器としての「棒」
     なぜ室町の酒屋は金融業を営んだのか?
     人肉食研究の地平--氏家幹人『増補大江戸死体考』によせて
     「強方」考
     「儺房」考
     「篠を引く」の起源と進化


    Ⅳ 戦国時代への展望

    第一三章 戦国の法と習俗
     はじめに
     一 呪術からの訣別
     二 折中・中分への傾斜
     三 職権主義の萌芽
     おわりに

    終 章 比較史と習俗論
     一 比較史の可能性
     二 湯起請の比較史
     三 耳鼻削ぎの比較史
     おわりに


    初出一覧
    あとがき
    索 引
  • 出版社からのコメント

    自律性と多元性を特徴とする室町時代の社会の実像を、「習俗」への着目を通して鮮やかに描き出す論文集。
  • 内容紹介

    日本中世、とりわけ室町期の社会は、各社会集団が自律的な「法」をもって対峙しあう多元性を特徴としていた。「自力救済社会」とも形容すべきその実像と、そこに生きた中世人の心性を、「習俗」への着目を通して解き明かすとともに、続く戦国期・近世への展望をも示す。法制史・社会史の視角を継承しつつ室町時代史研究を牽引してきた著者の、ここ二〇年間の研究成果を集成する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    清水 克行(シミズ カツユキ)
    1971年生まれ。立教大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、明治大学商学部教授。専攻は日本中世史、社会史
  • 著者について

    清水 克行 (シミズ カツユキ)
    清水克行(しみず かつゆき)
    1971年生まれ。立教大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、明治大学商学部教授。専攻は日本中世史、社会史。著書に『室町社会の騒擾と秩序』『大飢饉、室町社会を襲う!』『足利尊氏と関東』(以上、吉川弘文館)、『喧嘩両成敗の誕生』(講談社)、『日本神判史』(中央公論新社)、『戦国大名と分国法』(岩波書店)、『耳鼻削ぎの日本史』(文藝春秋)などがある。

室町社会史論―中世的世界の自律性 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:清水 克行(著)
発行年月日:2021/10/14
ISBN-10:4000022350
ISBN-13:9784000022354
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:376ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:574g
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