デカメロン・プロジェクト―パンデミックから生まれた29の物語 [単行本]

デカメロン・プロジェクト―パンデミックから生まれた29の物語 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  アパートの扉にスプレーで記されていく“Ｖ”の字、悲しい記憶を洗い流すエステ、宇宙から派遣された謎のタコ型エイリアン、女子刑務所からの脱獄、遅れていく“時”の流れ、ロックダウン解除後の世界…。ベスト禍で紡がれた名作『デカメロン』にならい、ユニークな視点と着想で書き下ろされた個性的アンソロジー。さまざまな言語、人種、ジャンルからなる世界の作家が書き下ろした、コロナ禍のいまを生きるための物語。

• 内容（「BOOK」データベースより）

  既視感（ヴィクター・ラヴァル）；こんな風に晴れた空（モナ・アワド）；歩く（カミラ・シャムジー）；ロサンゼルス川つれづれ話（コルム・トビーン）；臨床記録（リズ・ムーア）；チーム（トミー・オレンジ）；石（レイラ・スリマニ）；おにっこグリゼルダ（マーガレット・アトウッド）；木蓮の樹の下には（イーユン・リー）；外（エトガル・ケレット）；形見（アンドリュー・オヘイガン）；大きな赤いスーツケースを持った女の子（レイチェル・クシュナー）；モーニングサイド（テア・オブレヒト）；スクリーンの時間（アレハンドロ・サンブラ）；よくやっていたゲーム（ディナウ・メンゲスツ）；市バス一九号系統ウッドストック通り～グリサン通り（カレン・ラッセル）；願い事がすべて叶うなら（デイヴィッド・ミッチェル）；システムたち（チャールズ・ユウ）；完璧な旅のおとも（パオロ・ジョルダーノ）；親切な強盗（ミア・コウト）；眠り（ウゾディンマ・イウェアラ）；セラー（ディナ・ネイエリ）；あのとき、弟の結婚式で（ライラ・ララミ）；死の時、時の死（フリアン・フックス）；思慮深い少女たち（リヴァーズ・ソロモン）；起源の物語（マシュー・ベイカー）；長城へ（エシ・エデュジアン）；バルセロナ―オープンシティ（ジョン・レイ）；ひとつだけ（エドウィージ・ダンティカ）

• 出版社からのコメント

  コロナ禍の世界でなにが起きていたのか。アトウッド、ケレット、チャールズ・ユウなど、錚々たる作家の声が響きあうアンソロジー。

• 図書館選書

  コロナ禍の世界でなにが起きていたのか。アトウッド、ケレット、イーユン・リー、チャールズ・ユウなど、錚々たる作家の声が国境や人種を越えて響きあう、空前絶後のアンソロジー。

• 著者について

  マーガレット・アトウッド (アトウッド，Ｍ)
  1938年生まれ。英語圏を代表する作家。『侍女の物語』は女性の抑圧をめぐるディストピア名作として世界でロングセラー。『誓願』『昏き目の暗殺者』『洪水の年』など。ブッカー賞をはじめ受賞多数。
  
  藤井 光 (フジイ　ヒカル)
  1980年生まれ。英文学者、翻訳家。東京大学文学部・人文社会系研究科現代文芸論研究室准教授。訳書にアンソニー・ドーア『すべての見えない光』、コルソン・ホワイトヘッド『ニッケル・ボーイズ』ほか多数。

デカメロン・プロジェクト―パンデミックから生まれた29の物語 の商品スペック