正義とケアの現代哲学―プラグマティズムから正義論、ケア倫理へ [単行本]
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正義とケアの現代哲学―プラグマティズムから正義論、ケア倫理へ [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2021/10/07
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正義とケアの現代哲学―プラグマティズムから正義論、ケア倫理へ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ジェイムズやデューイのプラグマティズムを受けて哲学の現実思考を追求し、20世紀のロールズやノージックの正義論と、21世紀にまたがるギリガンやノディングスのケア倫理を、わかりやすく簡潔にまとめあげた格好の入門書。
  • 目次

    目   次

    まえがき 
     
    第1章 哲学と現代社会
     1 哲学を求める現代  
    ⑴ 哲学への希求  
    ⑵ 哲学とは何か  
    ⑶ 今必要とされる哲学
     2 現代の哲学潮流  
    ⑴ プラグマティズムが先鞭をつけた現代  
    ⑵ プラグマティックに語る正義・公正  
    ⑶ 二一世紀のケアと福祉 
     
    第2章 パースとジェイムズのプラグマティズム
     1 プラグマティズムとは何か  
    ⑴ 実用主義としてのプラグマティズム  
    ⑵ プラグマティズムの代表的な定義  
    ⑶ 哲学史からの説明  
     2 創始者パースのプラグマティズム  
    (1)天才だがちょっと変人? 創始者パース  
    ⑵ パース理論の要点  
    ⑶ 鍵を握るアブダクション  
    ⑷ アブダクションの解説例  
    ⑸ この解説例の追加説明  
    3 確立者ジェイムズのプラグマティズム  
    (1) ジェイムズ一家  
    ⑵ ジェイムズ理論の要点  
    ⑶ 絶対的な真理と一時的な真理  
    ⑷ 鍵概念は「道具的真理観」 
     
    第3章 デューイとそれ以降のプラグマティズム
     1 応用者デューイのプラグマティズム   
    ⑴ 教育学への応用  
    ⑵ デューイ理論の要点
    ⑶ 主知主義vs道具主義・行動主義
    ⑷ 「道具主義」としてのプラグマティズム  
     2 二〇世紀の哲学潮流  
    ⑴ 論理実証主義の台頭  
    ⑵ 論理実証主義とプラグマティズム  
    ⑶ プラグマティズムの衰退なのか  
     3 ネオ・プラグマティストたち  
    ⑴ クワイン  
    ⑵ ローティ  
    ⑶ パトナム  
    ⑷ 今日につながるプラグマティックな思考  
     
    第4章 プラグマティズムから正義論へ
     1 プラグマティックな正義論   
    ⑴ 正義という議論の「現実問題」「有用性」  
    ⑵ 現代にこそ問われる正義  
    ⑶ 正義とその周辺の概念の整理  
     2 正義をめぐる現代状況  
    ⑴ 二〇世紀終盤以降の世界  
    ⑵ 問題状況への哲学的整理  
     3 哲学としての正義論と現実政治の正義  
    ⑴ 正義の議論と現実  
    ⑵ 国際社会の新しい難題  
    ⑶ 新しい難題と正義の思考力 
     
    第5章 正義と平等の議論
     1 平等を求める正義  
    ⑴ 平等は正義の前提  
    ⑵ 形式的平等と実質的平等  
    ⑶ 機会の平等と結果の平等  
     2 何における平等か  
    ⑴ 理性における平等という考え  
    ⑵ 政治的平等を考える  
    ⑶ 経済社会での法的平等を考える  
    ⑷ 機会の平等の内実  
    ⑸ 平等の形式と実質  
     3 現代の正義の議論  
    ⑴ 「現実批判」としての正義  
    ⑵ 正義の「相対性」と「普遍性」  
    ⑶ 正義の「限界」  
    ⑷ 正義と「自由」「善」「権利」  

     第6章 中核となる正義概念
     1 応報的正義  
    ⑴ その基本概念  
    ⑵ それが第一原理となる理由  
    ⑶ その問題点  
     2 交換的正義  
    ⑴ その基本概念  
    ⑵ その意義  
    ⑶ その限界と課題  
     3 分配的正義  
    ⑴ その基本概念  
    ⑵ その意義  
    ⑶ その問題点 
     
     第7章 正義論の歴史
     1 正義をめぐる古代の哲学  
    ⑴ ソクラテス  
    ⑵ プラトン  
    ⑶ アリストテレス  
     2 正義をめぐる近世の哲学  
    ⑴ 古代・中世から近世・近代へ  
    ⑵ ホッブズ  
    ⑶ ロック  
     3 正義をめぐる近代の哲学  
    ⑴ なぜ「アダム」?  
    ⑵ アダム・スミス  
    ⑶ ヘーゲル 

     第8章 ロールズの正義論
     1 リベラリズムとリバタリアニズム  
    ⑴ 政治思想における「右派」と「左派」  
    ⑵ リベラリストとリバタリアン  
    ⑶ リバタリアニズムにおける弱者配慮  
     2 ロールズ正義論の哲学  
    ⑴ 第一段階: 功利主義への批判  
    ⑵ 第二段階: 社会契約思想の復権  
    ⑶ 第三段階: 無知のヴェール  
    ⑷ 第四段階: 正義の二原理  
     3 ロールズにとっての「正義」  
    ⑴ 自由と平等  
    ⑵ 格差原理すなわち格差縮小方針  

     第9章 ノージックの正義論
     1 リベラリズムを批判するリバタリアニズム  
    ⑴ リベラリズムの「理想的正義」  
    ⑵ 「理想」に噛みつくリバタリアン  
    ⑶ リバタリアニズムの中の「右派」「中道」「左派」  
     2 ノージック正義論の哲学  
    ⑴ ノージックの自然状態、社会状態、国家  
    ⑵ 「無知のヴェール」への批判  
    ⑶ 国家が「最小」であることの「正義」  
     3 ノージック以外のリバタリアン、ロールズ以外のリベラリスト  
    ⑴ リバタリアン、ハーサニー  
    ⑵ リベラリスト、セン 
     
    第10章 正義論からケア倫理へ
     1 ケア倫理とは何か  
    ⑴ ケアをめぐる倫理の議論  
    ⑵ 正義論への批判としてのケア倫理  
    ⑶ 現代哲学としてのケア倫理  
     2 先行者メイヤロフのケア倫理  
    ⑴ ギリガン、ノージックの先行者として  
    ⑵ 一九六五年論文「ケアの本質」でのメイヤロフ  
    ⑶ 一九七一年著書『ケアの本質』でのメイヤロフ  
     3 教育哲学者デューイのプラグマティズム的なケア倫理  
    ⑴ 教育的ケアリングの試行者デューイ  
    ⑵ デューイの『学校と社会』  
    (3) デューイの『民主主義と教育』
      
     第11章 創成者ギリガンのケア倫理
     1 ギリガンとコールバーグ  
    ⑴ 心理学者コールバーグの弟子として  
    ⑵ コールバーグの理論  
    ⑶ 師コールバーグへの弟子ギリガンの反逆  
     2 ギリガンのケア倫理とそれへの批判  
    ⑴ 「ハインツのジレンマ」によるギリガンの説明  
    ⑵ ギリガンのケア倫理への評価  
    ⑶ ギリガンのケア倫理への批判  
     3 「女性原理」としてのケア倫理  
    ⑴ ギリガンの「女性」「女の子」への評価  
    ⑵ フェミニズムからのギリガン批判 
     
     第12章 継承者ノディングスのケア倫理
     1 ノディングスの「男性/女性原理」  
    ⑴ ギリガンからノディングスへ  
    ⑵ ノディングスの「男性原理」「女性原理」融合  
     2 ノディングスの「ケアの倫理」の特徴  
    ⑴ 「ケア」というより「ケアリング」  
    ⑵ ケアする人とケアされる人  
    ⑶ 倫理的な人間関係  
     3 ケア倫理と正義論とフェミニズム  
    ⑴ 正義論からの批判  
    ⑵ リベラリズムとの関係  
    ⑶ フェミニズムからの批判とノディングスの返答 

     第13章 第二世代キテイのケア倫理
     1 ギリガンとノディングスを経てキテイへ  
    ⑴ 「もうひとつ」でない「愛と正義」  
    ⑵ キテイにとっての「正義論」の位置  
    ⑶ ケア倫理と正義論は融合するか  
     2 キテイという人物  
    ⑴ 障害者の母として  
    ⑵ キテイの人間観  
     3 キテイの哲学・倫理・正義  
    ⑴ キテイのケア倫理  
    ⑵ 「ドゥーリア」という互恵的ケア  
    ⑶ キテイのロールズ批判  

     第14章 正義、ケア、福祉的共生
     1 ケア倫理にとっての正義論  
    ⑴ ケア倫理から振り返る正義論  
    ⑵ 正義がケアも視野に収める? ケアが正義を修正する? それとも二本立て?  
     2 福祉的共生のための正義とケア  
    ⑴ ケアを抱き込む正義論哲学の可能性  
    ⑵ ケアを「別の福祉論」とする哲学の可能性  
    ⑶ 正義論とケア倫理を二本立てとする哲学の可能性  
     3 正義、ケア、その先にある福祉哲学  
    ⑴ 「共感の哲学」としての福祉哲学  
    ⑵ 福祉的共生に正義論、ケア倫理を活用する  
    ⑶ 福祉的共生のプラグマティックなイメージ  
     
    あとがき  
    参考文献  
  • 内容紹介

    デューイ、ロールズ、ギリガンから福祉的共生を考える。プラグマティックな思考で、20世紀の正義論と21世紀にまたがるケア倫理を読み解き、福祉的共生を見出す、現代社会の哲学。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    徳永 哲也(トクナガ テツヤ)
    1959年大阪府に生まれる。1983年東京大学文学部卒業。1996年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、長野大学環境ツーリズム学部教授(専攻=哲学・倫理学)
  • 著者について

    徳永 哲也 (トクナガテツヤ)
    長野大学環境ツーリズム学部教授

正義とケアの現代哲学―プラグマティズムから正義論、ケア倫理へ の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:徳永 哲也(著)
発行年月日:2021/09/30
ISBN-10:4771035393
ISBN-13:9784771035393
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:168ページ
縦:22cm
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