教育は社会をどう変えたのか―個人化をもたらすリベラリズムの暴力 [単行本]
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教育は社会をどう変えたのか―個人化をもたらすリベラリズムの暴力 [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2021/09/22
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教育は社会をどう変えたのか―個人化をもたらすリベラリズムの暴力 の 商品概要

  • 目次

    序章 リベラリズムの暴力

    第1部 子どもと大人の現在

    第1章 子どもの現在
     1.「大人は自由に考えられない」
     2.校内暴力からいじめへ
     3.いじめのメカニズム
     4.学校の「枠」をつくりだすもの

    第2章 大人社会の現在
     1.暴力に吸い寄せられる
     2.「依存」や「生きづらさ」の使い方
     3.「成長と競争」という常識
     4.経済的共栄圏と植民地化
     5.人々より経済

    第2部 経済的教育史

    第3章 戦後教育の枠組――「自己責任」の誕生
     1.戦後教育の価値観
     2.世界の戦後枠組み――新自由主義へのプロセス
     3.日本の戦後枠組み――人的能力政策への注目
     4.国民所得倍増計画と教育爆発

    第4章 資本主義が求めた道徳教育
     1.道徳教育批判の現状と背景
     2.道徳の方針・目標(昭和二二年~平成一〇年)
     3.学習指導要領の核心――資本制組織原理
     4.労働力商品の再生産としての公教育

    第3部 不平等の正当化

    第5章 公教育における「多様化」という問題――岡村達雄を手がかりに
     1.養護学校義務化をめぐる歴史的状況
     2.教育改革としての養護学校義務化
     3.教育の自由化・多様化をめぐる論点
     4.教育の多様化をめぐる取り組み――「不登校政策」としての教育機会確保法へ

    第6章 「子どもの貧困」という隠蔽――釜ヶ崎の社会史から
     1.「子どもの貧困」の問題化
     2.「子どもの貧困」以前――釜ヶ崎の不就学児童
     3.経済界の労働者へのまなざし
     4.格差と資本の構図に

    第7章 ワークフェア子ども版――学習支援
     1.貧困を社会的に問題化する
     2.「福祉国家」の評価
     3.日本の状況
     4.利用される学習支援
     5.「自立した個人」が招く教育化

    第8章 承認論による「支援」の正当化――「能力の共同性」を再定義する
     1.承認のジレンマ
     2.アクセル・ホネットの承認論
     3.政治経済構造という基底――ナンシー・フレイザーの反論
     4.承認論の問題
     5.「能力の共同性」をとらえ返す

    第4部 資本と教育

    第9章 能力主義を支える特別支援教育――モンスターは誰か
     1.「個に応じて」最適化する
     2.障害児への薬物処方
     3.優生思想と私たち
     4.OECDの教育戦略
     5.ディストピアへの進路を変更する

    第10章 EdTechとコロナショック――「なんと素晴らしい瞬間」
     1.コロナ以前のEdTech
     2.EdTechによる政治的・企業的再編
     3.テクノロジーが全体主義を準備する
     4.脱個人化という地平

    終章 希望のありか――「存在承認」というアナキズム
     1.参照軸としてのフーコー
     2.リベラリズムの政治経済学
     3.脱個人化
     4.別の世界がある――グレーバーの贈り物


     あとがき
     
     注
     索引
     初出一覧
  • 内容紹介

    ずっと前からすでに、私たちの社会では生き延びることが難しくなっていた。――本書は、政治・経済の在り方を教育の歴史とともにたどり直し、「個人化」された社会を鮮やかに分析する。市民社会に埋め込まれた経済原理から離れ、世界の別のあり方を構想する、今こそ必要な一冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    桜井 智恵子(サクライ チエコ)
    University of the Philippinesなどを経て、大阪市立大学大学院生活科学研究科博士課程満期退学。博士(学術)。現在、関西学院大学人間福祉研究科教員。専門は教育社会学、社会思想史
  • 著者について

    桜井 智恵子 (サクライ チエコ)
    University of the Philippinesなどを経て、大阪市立大学大学院生活科学研究科博士課程満期退学。博士(学術)。現在、関西学院大学人間福祉研究科教員。専門は教育社会学、社会思想史。主な著書に『子どもの声を社会へ――子どもオンブズの挑戦』(岩波新書、2012年)、『市民社会の家庭教育』(信山社、2005年)、『揺らぐ主体・問われる社会』(広瀬義徳との共編、インパクト出版会、2013年)、『戦争への終止符――未来のための日本の記憶』(グレン・フックとの共編、法律文化社、2016年)、『「民意」と政治的態度のつくられ方』(工藤宏司/桜井智恵子/広瀬義徳/柳沢文昭/水岡俊一/堅田香緒著、太田出版、2020年)、「反自立という相互依存プロジェクト」『自立へ追い立てられる社会』(広瀬義徳/桜井啓太編、インパクト出版会、2020年)など。

教育は社会をどう変えたのか―個人化をもたらすリベラリズムの暴力 の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:桜井 智恵子(著)
発行年月日:2021/09/06
ISBN-10:4750352527
ISBN-13:9784750352527
判型:B6
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:286ページ
縦:20cm
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