科学・技術倫理とその方法 [単行本]
    • 科学・技術倫理とその方法 [単行本]

    • ¥2,64080 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月5日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
科学・技術倫理とその方法 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003483511

科学・技術倫理とその方法 [単行本]

価格:¥2,640(税込)
ゴールドポイント:80 ゴールドポイント(3%還元)(¥80相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月5日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:緑風出版
販売開始日: 2021/09/25
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

科学・技術倫理とその方法 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    いまの政治では、都合のよい事実のみが着目され、場合によってはねつ造され、不都合な事実を改竄・隠蔽・無視されています。また、首尾一貫した思考は軽視され、その場しのぎの説明、あるいはあからさまな説明拒否がまかり通っています。さらに社会では、いわゆる企業の“不祥事”が跡を絶ちません。このような風潮に根本的に対抗するためには、まずは各自の職場など身近な場所において、反倫理的な事態を地道に正していくことが必要でしょう。倫理的問題は、昨今の諸事例からも明らかなように、誰もが巻き込まれ得るものです。本書は、組織/社会における倫理的問題を解決するための方法を提供します。それは、とりわけ科学・技術分野において、職務上要求される思考と極めて親近性の高いものです。
  • 目次

    はじめに・3
    1章 ルールとの関係 15
    1 日常の問題・16
    ダンの休暇・16/分析・17/関連する注意点・20/倫理的組織の前提・21/組織が非倫理的な場合・23
    2 「お手本」について・25
    「お手本」は存在しない・25/ブラウンと新素材自転車の開発・25/ルメジャーとシティコープタワーの危機・29/スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故・30/「お手本」の問題・33
    3 アメリカにおける倫理規程とその運用・34
    全米プロフェッショナル・エンジニア協会(NSPE)・34/NSPE倫理規程・35/倫理規程の変化における一般的動向・36/倫理規程の意義・39
    4 とくに注意すべき事項・40
    技術的判断と管理的決定・40/利益の相反・43

    2章 ルールを超えた場合の方法:倫「理」 47
    1 方法・48
    2 本多勝一「なぜイルカなのか」・50
    事件・50/「常識」の検討・51/なぜイルカなのか・52/知能・54/「アメリカ的覇権主義」・55/漁民の場合・57/のりこえの視点・57/考察の時空間的拡がり・59
    3 朝永振一郎「核抑止政策の矛盾」・61
    「核抑止論」の考え方・61/「核抑止論」の安定性の問題・62/「安定抑止論」・64/不安定要因・65/「核抑止論」の背景にある考え方・67
    4 山本義隆「丸山真男の場合」・69
    丸山真男教授らのアピール・69/丸山『日本の思想』による分析・70/学問と生き方・71
    5 柴谷篤弘「ネオ・アナーキズム」・72
    科学批判・72/ネオ・アナーキズム・73/方法・74/飛躍・75/大西巨人の『神聖喜劇』・77/かりそめの立場・78/ヘーゲルの場合・79/方法の自覚的適用・80/自己発見と自己変革・81/革命家の《保守性》・82/変革への展望・83
    6 「反倫理」の生態・84
    本節における対象の選択について・84/『日本人とユダヤ人』・85/浅見定雄の観察・86/事実の誤りの例・87/首尾一貫性の問題・92/一般性の問題・94/反倫理が通用する社会・95
    7 方法への補足・97
    「理」と「情」・97/考え方の転換・98
    3章 組織/社会における科学者・技術者 103
    1 ファインマン氏、ワシントンに行く:スペースシャトル・チャレンジャー事故に関する大統領委員会・104
    Oリング・104/シール問題・106/気温の影響?・108/おどろくべき話・109/ファインマン先生、会議中に実験をする・110/ボイジョリーら登場・111/マネージメント上の問題・111/もう一つの発見・112
    2 西村肇「水俣病原因追究」をめぐって・113
    水俣病・113/残された謎・114/アセトアルデヒド製造プロセス・116/発生時期の解明・117/なぜ水俣で発生したのか・118/継続の重要性・119/学界の問題・120/社会の問題・121/技術者の問題・122
    3 JCO臨界事故・125
    作業者のモラルハザード⁉・125/ウランの精製工程・126/再溶解・均一化の工程・128/サイクル機構からの「均一化注文」・129/均一化の必要?・131/クロスブレンディング・132/無意味な作業・134/マネージメントの欠如・135
    4 アインシュタインの手紙と原爆・137
    大統領宛アインシュタインの手紙・137/手紙に対する応答・139/科学者は使用人に過ぎない・142/「想像力」・143
    4章 「倫理」を別の角度から眺めてみる 149
    1 村井実「よさ」・150
    「よさ」・150/相互性・150/無矛盾性・151/効用性・152/美・153/四つの要求の重みづけ・154/人間の《本性》?・154/性善説・155/性悪説・156/性白紙説・157/三説の共通点・158/三説の検討・159/固定的善悪概念の問題・161/教師ソクラテス・162/回心・164/「エロス」・167/方法・171/「よさ」と倫理・173
    2 デヴィッド・ボーム「全体的運動」・175
    価値の多様化の時代?・175/価値の断片化・176/形而上学:「万物は分割不可能な全体的運動である」・178/断片的世界観がもたらした諸問題・179/世界観の物理学的背景・180/適合的運動・181/善・183/科学は道徳的に中立か・183/真理・184/思考と感情の不可分性・185/知的見方と感情的・美的見方の不可分性・186/全体的運動からの抽象としての「自我」・186/「全体的運動」と倫理・187
    5章 日本社会における人間関係 193
    1 「和」の社会とその課題・194
    時・空間における諸要素の整合・194/空間的対決の欠如・194/過去との対決の欠如・195/思想の部品化・197/《ありのままの事実》・198/過去への還元・199/「和」の形成・201/不満の処理・202/「公(パブリック)」の問題・203/記憶・204/競争・206/日本企業の長期的視野?・207/新しいものの勝利・208/kaizenの効用・209/「和」の社会の課題:その安定性・211/安定を破る要因・212
    2 現代社会と情報技術・215
    発明物・215/市場・216/時間軸上での整合・217/価値規範の消失・218/人間関係の希薄化・219/擬似社会としてのインターネット・220/インターネットにおける《人間関係》・221/ひとつの症例・222/インターネットが加速するもの・224/経営の困難・224/展望・225
    あとがき・229
  • 出版社からのコメント

    政治の腐敗と隠蔽や企業《不祥事》に溢れるこの時代。科学者・技術者は組織の中でどう生きるか? 反倫理的な事態を正せるのか
  • 内容紹介

    いまの政治では、都合のよい事実のみが着目され、場合によってはねつ造され、不都合な事実は改竄・隠蔽・無視されています。また、首尾一貫した思考は軽視され、その場しのぎの説明、あるいはあからさまな説明拒否がまかり通っています。さらに社会では、いわゆる企業《不祥事》が跡を絶ちません。
    このような風潮に根本的に対抗するためには、まずは各自の職場など身近な場所において、反倫理的な事態を地道に正していくことが必要でしょう。倫理的問題は、昨今の諸事例からも明らかなように,誰もが巻き込まれ得るものです。
    本書は、組織/社会における倫理的問題を解決するための方法を提供します。それは、とりわけ科学・技術分野において、職務上要求される思考と極めて親近性の高いものです。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    唐木田 健一(カラキダ ケンイチ)
    1946年長野県長野市に生まれる。1970年東京大学理学部卒業。1975年同大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。富士ゼロックス株式会社勤務。同社において技術部員、材料技術研究所主任研究員、総合研究所研究推進部長、基礎研究所長、総合研究所主席研究員、等を務める。技術者としての専攻は電子写真材料。著書多数。また、桂愛景(けいよしかげ)のペンネームでの著書もある
  • 著者について

    唐木田 健一 (カラキダ ケンイチ)
    1946年長野県長野市に生まれる。1970年東京大学理学部卒業。1975年同大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。富士ゼロックス株式会社勤務。同社において技術部員、材料技術研究所主任研究員、総合研究所研究推進部長、基礎研究所長、総合研究所主席研究員、等を務める。技術者としての専攻は電子写真材料。著書に『現代科学を背景として哲人たちに学ぶ』(ボイジャー・プレス、2019)、『アインシュタインの物理学革命』(日本評論社、2018)、『ひとりで学べる一般相対性理論』(講談社、2015)、『原論文で学ぶ アインシュタインの相対性理論』(ちくま学芸文庫、2012)、『生命論』(批評社、2007)、『エクセルギーの基礎』(オーム社、2005)、『1968年には何があったのか』(批評社、2004)、『理論の創造と創造の理論』(朝倉書店、1995)他。また、桂愛景(けい よしかげ)のペンネームで『戯曲 アインシュタインの秘密』(サイエンスハウス、1982)他の著書がある。

科学・技術倫理とその方法 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:緑風出版
著者名:唐木田 健一(著)
発行年月日:2021/10/04
ISBN-10:4846121178
ISBN-13:9784846121174
判型:B6
発売社名:緑風出版
対象:一般
発行形態:単行本
内容:自然科学総記
言語:日本語
ページ数:231ページ
縦:20cm
他の緑風出版の書籍を探す

    緑風出版 科学・技術倫理とその方法 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!