詩文と経世-幕府儒臣の十八世紀 [単行本]
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詩文と経世-幕府儒臣の十八世紀 [単行本]

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出版社:名古屋大学出版
販売開始日: 2021/10/21
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詩文と経世-幕府儒臣の十八世紀 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    凡例

    序論 近世日本における漢詩文と経世の関係
    一 近世日本漢文学研究の問題点
    二 近世日本における経世と儒者
    三 十八世紀という時代
    四 本書の構成

    第一部 木門の儒臣の詩文と擬古

    第一章室鳩巣の漢文書簡
    ――不遇と諫言をめぐって
    はじめに
    一 鳩巣の書簡
    二 加賀藩主への諫言
    三 鳩巣の不遇意識と藩政批判
    四 史書・文集に見る唐土の古人
    五 朱熹の封事からの影響
    おわりに

    第二章 室鳩巣の和陶詩と擬古詩
    ――模倣・虚構・寓意
    はじめに
    一 鳩巣「和陶詩」の制作背景
    二 徂徠以前の「擬古」
    三 虚構と寓意――「擬古五首」其一を例として
    四 行役詩と閨怨詩の寓意
    五 盛唐詩の位置づけ――古への架け橋
    おわりに

    第三章 室鳩巣の辺塞詩
    ――「古題」詩の制作と忠臣像の形成
    はじめに
    一 木門における辺塞詩の題詠
    二 盛唐詩の模倣と『唐詩訓解』の利用
    三 『文選』所収詩と「古題」詩の寓意
    四 詠史詩との関連
    五 時事との関連
    おわりに

    第四章 新井白石・室鳩巣の中秋詩
    ――李白の模倣と主君の死
    はじめに
    一 中秋の月と李白・屈原
    二 正徳三年の中秋の宴
    三 鳩巣の五首連作
    四 将軍家宣の死
    五 白石の次韻詩
    おわりに

    第二部 武家の言語空間と幕府儒臣

    第五章 室鳩巣の建議における候文の役割
    ――人材登用政策をめぐって
    はじめに
    一 儒者が用いた和文の文語体
    二 室鳩巣『献可録』と候文
    三 荻生徂徠・太宰春台との比較
    おわりに

    第六章 中村蘭林の詩文論
    ――奥儒者の朱子学修養と読書
    はじめに
    一 朱熹の読書法の遵守
    二 室鳩巣の漢文学習法の継承――「古文辞」の重視
    三 古文辞学習の汎用性
    四 漢文学習法の応用――文献考証と仁斎・徂徠門下批判
    五 朱子学の体得
    おわりに

    第七章 中村蘭林と和歌
    ――学問吟味の提言と平安朝の讃仰
    はじめに
    一 学問吟味の構想
    二 平安朝の讃仰
    三 和歌の吟詠
    おわりに

    第八章 柴野栗山と寛政六年学問吟味
    ――朱子学と漢文作文の奨励
    はじめに
    一 寛政三~五年の動向と栗山の役割
    二 寛政六年二月の学問吟味
    三 宝暦期『栗山上書』との対比
    四 朝廷の文物へのまなざし
    五 上方儒者による作文の重視と室鳩巣の思慕

    第三部 諸芸の流行と経世家

    第九章 祇園南海の竹枝詞
    ――明代古文辞説の受容と「民間」の称揚
    はじめに
    一 竹枝詞と盛唐詩
    二 土着の風俗と擬古的作詩の交響
    三 俗のなかの雅
    おわりに

    第十章 樫田北岸の挿花論
    ――袁宏道受容における諸芸と禅
    はじめに
    一 明末挿花論との関連――「瓶史」・「瓶花譜」
    二 同時代日本の挿花指南書との関連――『千筋の麓』・『挿花稽古百首』
    三 茶人批判と禅味のすすめ
    四 「社」の形成
    おわりに

    第十一章 山本北山の技芸論
    ――経世家による古文辞説批判
    はじめに
    一 「小道」の重大性
    二 技芸の当代性と教化
    三 技術の精緻
    四 擬古詩文批判における性霊説の利用
    おわりに

    第十二章 林鶴梁の文論と作文
    ――唐宋古文と「気」による感化
    はじめに
    一 読者の感化――「陳言を去る」ことの目的
    二 作文の修練――暗誦と「三多の法」
    三 文と生き様の連関
    おわりに

    結語 朝野を結ぶ儒者
    一 各部のまとめと全体の総括
    二 擬古の多様な形
    三 日本近世漢詩文における「朝」と「野」
    四 今後の課題


    参考文献
    あとがき
    初出一覧
    索引
  • 出版社からのコメント

    江戸時代の漢詩文制作は政治とどのような関係にあったのか。近世日本における「文」の行方を問い直す俊英の力作。
  • 内容紹介

    江戸時代の漢詩文制作はどのように政治と結びつき、古来の言葉に何が託されたのか。これまで注目されてこなかった幕府儒臣に焦点を当て、漢詩・漢文書簡・建議などの多彩な表現を読み解くとともに、武家の学問論や民間の技芸論をも視野に入れて、近世日本における「文」の行方を問い直す。

    図書館選書
    江戸時代の漢詩文制作は政治とどのような関係にあったのか。従来注目されてこなかった幕府儒臣に焦点を当て、近世日本における「文」の行方を問い直す力作。
  • 著者について

    山本 嘉孝 (ヤマモト ヨシタカ)
    1985年、兵庫県に生まれる。2008年、ハーヴァード大学学士課程卒業(比較文学専攻)。2016年、東京大学大学院総合文化研究科(比較文学比較文化分野)博士課程単位取得退学。大阪大学大学院文学研究科(日本文学専門分野)講師を経て、現在、国文学研究資料館研究部准教授、総合研究大学院大学准教授、博士(学術)。

詩文と経世-幕府儒臣の十八世紀 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:名古屋大学出版会
著者名:山本 嘉孝(著)
発行年月日:2021/10
ISBN-10:4815810435
ISBN-13:9784815810436
判型:A5
発売社名:名古屋大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:428ページ ※421,7P
縦:22cm
厚さ:3cm
重量:742g
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