すみだモダンー手仕事から宇宙開発まで、“最先端の下町”のつくり方。 [単行本]

すみだモダンー手仕事から宇宙開発まで、“最先端の下町”のつくり方。 の 商品概要

• 目次

  ■CHAPTER 1
  
  人が集う“ものづくりのまち”
  
  
  ●区長さん、墨田区の魅力ってなんですか？
  山本 亨[墨田区長]
  
  ●墨田区が「ものづくりのまち」になったワケ。
  小澤 弘[淑徳大学人文学部客員教授・江戸東京博物館名誉研究員］
  
  ●私が“すみだ”を選ぶワケ〈 1 〉
  金谷 勉［セメントプロデュースデザイン］
  職人と一緒にものづくりをする。デザインのあるべき姿を求めて。
  
  ●私が“すみだ”を選ぶワケ〈 2 〉
  髙橋 正実[MASAMI DESIGN］
  ものづくりのど真ん中に身を置き、社会と、その未来をデザインする。
  
  ●私が“すみだ”を選ぶワケ〈 3 〉
  下田 将太、後 由輝[10YC］　
  墨田区だからこそできるインディペンデントなものづくり。
  
  
  ■CHAPTER 2
  
  “ものづくり”を再定義したブランド戦略
  
  
  ●「すみだモダン」の仕掛け人に聞く〈 1 〉
  水野 誠一[すみだ地域ブランド推進協議会 理事長／ IMA 代表取締役］
  “近代化ではなく、現代化”「すみだモダン」が目指すもの。
  
  ●SUMIDA HISTORY & BEYOND
  「すみだモダン」＆「すみだ地域ブランド戦略」誕生の背景と墨田区の歩み
  
  ●SUMIDA MODERN PRODUCTS
  「すみだモダン」のブランド認証商品のなかから、その一部をご紹介
  
  ●「すみだモダン」の仕掛け人に聞く〈 2 〉
  田中 一雄［「すみだモダン」審査委員長／ GK デザイン機構 代表取締役社長］
  あたらしくある。なつかしくある。客観化から見えてきた町の魅力。
  
  
  ■CHAPTER 3
  
  「すみだモダン」がつないだ職人の魂
  
  
  ●ヒロカワ製靴　[革製靴］
  端材に命を宿した、粋な一足。
  
  ●ヒロタグラスクラフト　[江戸切子］
  江戸から続く、光と影の美しさ。
  
  ●根岸産業　[じょうろ］
  雨のごとく優しい、究極のじょうろ。
  
  ●大黒屋　[江戸木箸］
  多角形が生み出す機能美。
  
  ●久米繊維工業　[Tシャツ］
  日本製の意地が生んだ最高の一枚。
  
  ●石宏製作所　[ハサミ］
  一丁のハサミの先に、誰かを想う。
  
  ●塩澤製作所　[鏨工芸］
  ひと打ちごとに想いを込める、鏨工芸。
  
  ●中橋莫大小　[ルームシューズ］
  “すみだのメリヤス屋”、世界へ。
  
  ●二宮五郎商店　[革小物］
  人生に寄り添う、一生ものの革小物。
  
  ●笠原スプリング製作所　［トング］
  職人魂が起こした“キッチン革命”。
  
  ●精巧　[ポロシャツ］
  江戸の粋、職人の意気を一着に。
  
  ●宇野刷毛ブラシ製作所　[刷毛・ブラシ］
  伝統技術をつなぐ三代目の挑戦。
  
  ●廣田硝子　[ガラス工芸］
  現代に蘇った、淡雪のようなガラス。
  
  ●「すみだモダン」の仕掛け人に聞く〈 3 〉
  小髙 集［すみだ地域ブランド推進協議会 監事／オレンジトーキョー 代表取締役］
  「フロンティアすみだ塾」が拓いた、ものづくりの可能性。
  
  
  ■CHAPTER 4
  
  共創によって生まれた、新しい“ものづくり”
  
  
  ●「すみだモダン」の仕掛け人に聞く〈 4 〉
  山田 遊［すみだ地域ブランド推進協議会 顧問／メソッド 代表取締役］
  外の風が、ものづくりを刺激する。
  
  ●あの名品はこうして生まれた！〈１〉
  伊藤 雅樹［伊藤バインダリー］ × 松田 朋春［典型プロジェクト］
  “世界一うつくしいメモパッド”
  　
  ●あの名品はこうして生まれた！〈２〉
  宮川 克巳［宮川製菓］× 名児耶 秀美［アッシュコンセプト］
  “新感覚のニッキ飴”
  　
  ●SUMIDA CONTEMPORARY
  「ものづくりコラボレーション」事業から生まれた商品開発レーベル
  
  ●「すみだモダン」の仕掛け人に聞く〈 5 〉
  廣田 尚子［Hirota Design Studio］× 瀬戸 正徳［墨田区役所］
  みんなでデザインする町へ。「すみだモダン」のこれから。
  
  
  ■CHAPTER 5
  
  異なるカルチャーと人が出合う場所
  
  
  〈カルチャーが交差する場所〉
  
  ●すみだ珈琲
  ●KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS
  ●黄金湯
  ●東向島珈琲店
  ●京島長屋
  
  
  〈新しいものづくりが生まれる場所〉
  
  ●ガレージスミダ
  ●co-lab 墨田亀沢
  ●アグリガレージ
  ●nuuiee
  ●両国メルティングポット
  ●レルcommunity
  
  ●「すみだモダン」の仕掛け人に聞く〈 6 〉
  森山 育子［すみだ地域ブランド推進協議会 副理事長／墨田区観光協会理事長］
  行政と区民でつくる、“本物が生きる街”。
  
  
  ■CHAPTER 6
  
  人と環境を思うエコロジカルタウンへ
  
  
  ●山口産業　[なめし革製造］
  国産の皮を植物タンニンでなめす。環境、人、動物にも“やさしい革”。
  
  ●アストロスケール　[宇宙ごみ除去］
  目指すのは、持続可能な宇宙と地球。世界を舞台に挑む “宇宙の掃除人たち”。
  
  ●ホリゾン　[カシミヤ商品製造］
  内モンゴルの牧地から誰かの暮らしへ。“顔の見える”カシミヤづくり。
  
  ●「すみだモダン」の仕掛け人に聞く〈 7 〉
  廣村 正彰［Hiromura Design Office］×三井 浩・千賀子［三井広告事務所］×鹿島田 和宏［墨田区役所］
  デザインとコピーに込めた、「すみだモダン」の夢。
  
  
  ■SUMIDA CITY GUIDE
  
  古きものと新しきものの共存、そこから生まれるダイバーシティ

• 出版社からのコメント

  手仕事から宇宙開発まで、“最先端の下町”のつくり方。

• 内容紹介

  東京スカイツリー開業以来、町のにぎわいを増し続ける東京都墨田区。それを支えたのは観光地だけに頼らない独自の地域ブランディングだった。江戸から続く職人技と、世界をリードする最新技術が同居する町へ。奇跡のまちづくりを行ったキーマン48人の証言と10年の歩み、そして未来。
  
  隅田川のほとりに東京スカイツリーが誕生した2012年。以来、東京の東側＝「イーストサイド」は、老若男女、様々な人たちでにぎわいを増しています。
  
  その中心地である墨田区は、江戸から職人の伝統が息づき、また近代産業発祥の地でもある「ものづくりのまち」。新旧の感性、地元の人と外から来る人が交差し、固有で、ユニークなカルチャーが生まれています。その進化を加速させたのが、区が一丸となって取り組んできた「すみだ地域ブランド戦略」。つまり町の“ブランド化”です。なかでも大きな役割を担ったのが、約10 年前にスタートした「すみだモダン」ブランド認証事業。職人たちが受け継いできたものづくりの情熱と技術を今の時代に寄り添う形で再編集し、その魅力と価値を新たに発信する取り組みです。
  
  「町おこし」という言葉が盛んに使われるようになり全国の市町村で様々な取り組みが行われるなか、「すみだモダン」は、その町固有の魅力を再発掘する町おこしのお手本として、全国から視察が絶えません。墨田区はどのようにして町のブランド化を成功させたのか。答えは「すみだモダン」を取り巻く10 年の歩みのなかにあります。
  
  江戸から続く職人技、世界をリードする宇宙開発の技術、そして若い世代や外国人を惹きつける新しいカルチャー。それらが渾然一体となって、ユニークな魅力を放つ墨田区。“最先端の下町”が生まれた舞台裏へと、ご案内します。

すみだモダンー手仕事から宇宙開発まで、“最先端の下町”のつくり方。 の商品スペック