吸血鬼は目を閉じ、十字を切った(メディアワークス文庫) [文庫]

吸血鬼は目を閉じ、十字を切った(メディアワークス文庫) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  美しい姿のまま永遠を生きる異端―吸血鬼。彼らは“三つの禁忌”に従い、存在を隠し生き延びてきた。吸血鬼を監視する非公開組織・ＩＮＡＰＯに入ったヒバリは、美しい青年・シキョウと出会う。組織唯一の吸血鬼であるシキョウは、なぜか吸血鬼から迫害され、極端に他者との関わりを避けていた。自殺した少女に遺された咬み痕、連続失踪事件―吸血鬼の関与を疑わせる事件を共に追ううち、ヒバリは過去の凄惨な事件に繋がるシキョウの秘密を知ることになり…。

• 目次

  一章　燃えた後に残るもの
  二章　信じ仰ぐ行方不明者達
  三章　朋友に捧げる告解
  四章　あなたの怒り
  終章　夜に生きる鳥、朝を告げる鳥

• 出版社からのコメント

  心に突き刺さる慟哭。美しき異端〈吸血鬼〉の監視官が紡ぐ、夜闇のミステリ

• 内容紹介

  　美しい姿のまま永遠を生きる異端――吸血鬼。
  　彼らは“三つの禁忌”に従い、存在を隠し生き延びてきた。
  　吸血鬼を監視する非公開組織・ＩＮＡＰＯ（国際夜行性動物保護機関）に入ったヒバリは、美しい青年・シキョウと出会う。組織唯一の吸血鬼であるシキョウは、なぜか吸血鬼から迫害され、極端に他者との関わりを避けていた。
  　自殺した少女に遺された咬み痕、連続失踪事件――吸血鬼の関与を疑わせる事件を共に追ううち、ヒバリは過去の凄惨な事件に繋がるシキョウの秘密を知ることになり……。
  　美しき異端の監視官が紡ぐ、夜闇のミステリ。
  
  【ＩＮＡＰＯ】
  国際夜行性動物保護機関の略。表向きはフクロウなどの夜行性動物を保護することを目的とした保護団体だが、その実態は半世紀前に存在を確認されたヒト様生物――『吸血鬼』の保護・共生を目指し、監視を行う非公開の組織。
  
  【シキョウ】
  ＩＮＡＰＯで監視官として働く、唯一の吸血鬼。寡黙で決して人に心を開こうとしない。齢は二百歳を超す。見た目によらず大食いで甘い飲み物が好き。
  
  【ヒバリ】
  行方不明の父を探しＩＮＡＰＯに入った女子大生。飾り気のない性格で、シキョウの相棒役に任命される。冷たく突き放すような言動のシキョウとは衝突をしてしまうが……。
  
  図書館選書
  人間社会の中で存在を隠し、密やかに生きる吸血鬼達。彼らを管理する組織・INAPOに入ったヒバリは、唯一の吸血鬼の職員・シキョウと共に行動することに。しかし彼はある事情から人との関わりを避けていて――。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  酒場 御行(サカバ ミユキ)
  『そして、遺骸が嘶く』で第２６回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”を受賞。『そして、遺骸が嘶く―死者たちの手紙』（メディアワークス文庫）でデビュー。東京都出身

• 著者について

  酒場　御行 (サカバ　ミユキ)
  『そして、遺骸が嘶く』が第２６回電撃小説大賞にて《選考委員奨励賞》を受賞しデビュー。

吸血鬼は目を閉じ、十字を切った(メディアワークス文庫) の商品スペック