少女中国―書かれた女学生と書く女学生の百年 [単行本]
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出版社:岩波書店
販売開始日: 2021/11/18
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少女中国―書かれた女学生と書く女学生の百年 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    近代になり中国でも女子の高等教育が始まった。新時代の知識と経験を手にした少女たちは、生家から親の決めた婚家へという生き方に疑問を持ち、自分なりの居場所を探すようになる。恋愛、友情、決断―女性の作家たちが言葉にした、冒険や葛藤。男性の作家たちが、ときに仰ぎ見、ときに貶めて描いた、その姿。多種多様な“女学生ものがたり”を、中国大陸のみならず、香港や台湾、在米華人による英語創作などから見いだし、百年のスパンで鮮やかに読み解く。
  • 目次

    序 章 少女中国へようこそ
     二〇世紀のムーランをさがして
     少年中国の中国少年
     「僕は青年だ!」では、私は?
     「ロマンチックラブ」という事業

    第1章 こんなところがあるなんて!--陳衡哲と凌叔華の描く女学校
     女ともだちの誕生
     女学校を書こう、話し言葉で書こう
     良妻賢母と一緒にしないで
     それでも、やはり家の中へ
     女学生のものがたりは始まったばかり

    第2章 勉強はしたけれど--魯迅の妻・許広平の葛藤
     文豪の妻
     出会い以前
     学生? 助手? 妻?
     「歴史の地表に浮かび出て」

    第3章 女学生という珍獣がいる--沈従文のコンプレックス
     魯迅の描いた新女性
     沈従文の描く珍妙な女学生
     女学生に出会いそこねた童養媳
     恋する沈従文
     呼び覚まされる情欲
     解けない謎

    第4章 青い服の少女--張恨水と張愛玲が描く理想の女学生
     新しい小説には新しいヒロインを
     清楚な装いの女学生
     まなざされ、消費される少女
     理想の少女像
     青い服の季節

    第5章 台湾少女の学校生活--楊千鶴の日本語創作
     そのころ、台湾では
     「新女性」楊千鶴
     少女から少婦(わかおくさま)へ
     内地日本と本島台湾との間

    第6章 解放軍がやってきた--宗璞とイーユン・リー
     日本が敗れた後
     「紅豆」 建国前夜の北京にて
     少女を導くもの
     「市場の愛」 六四以降のアメリカンドリーム
     当事者から傍観者へ
     愛よりも尊いもの

    第7章 「女の園」はるか--張愛玲の回想叙述
     女学校を追想する
     生前未発表原稿と「同級生」
     女学生ものがたりの系譜
     女子校という空間
     屈託ない笑い
     乳房への視線
     描写のねじれ
     潜在するクィア描写

    第8章 世紀末台湾の女学生--朱天心『古都』
     戦後台湾の歴史と記憶
     文学ファミリー・朱一家と胡蘭成
     特異な女学生ものがたり『古都』
     「興」の美学
     「そうなっていたかもしれない自分」を探して
     「あなた」という語りの装置

    第9章 その先のユートピア--王安憶「兄弟たち」
     文革後の少女たち
     女の「兄弟たち」
     人民共和国の女学生群像
     変化する視点、循環する時間
     強制的異性愛と楽園の解体
     暴走する潜流
     下された「罰」

    終 章 愛という名のもとに--二〇世紀中国語圏文学の少女像
     「私にどうしろというの?」
     対自存在としての女学生
     「私は私自身のもの」?
     「私は自分で望んだのだもの」
     愛よりも強い信念
     異性愛からの逸脱
     そしてものがたりは続く


    参考文献
    あとがき
    索 引
  • 出版社からのコメント

    野心を胸に、居場所を探して冒険した中国の女学生たち。その二〇世紀を多彩なものがたりから読み解く。
  • 内容紹介

    近代を迎え、学校という時限つきの楽園で高等教育を受けるようになった中国の少女たち。自己決定の希求。理想かつ強迫観念ともなった恋愛。女性同士の友情--。野心を胸に自分の居場所を探して冒険した女学生の二〇世紀を、女学校を経験した作家や女学生をまなざした男性作家が著した多彩なものがたりから読み解く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    濱田 麻矢(ハマダ マヤ)
    1969年、兵庫県生まれ。神戸大学大学院人文学研究科教授。京都大学大学院博士後期課程中途退学。研究テーマは中国現代文学、特に民国期小説の性別表象に興味を持つ
  • 著者について

    濱田 麻矢 (ハマダ マヤ)
    濱田麻矢(はまだ まや)
    1969年、兵庫県生まれ。神戸大学大学院人文学研究科教授。京都大学大学院博士後期課程中途退学。研究テーマは中国現代文学、特に民国期小説の性別表象に興味を持つ。著書に『漂泊の叙事――一九四〇年代東アジアにおける分裂と接触』(共編、勉誠出版)、『ゆれるおっぱい、ふくらむおっぱい――乳房の図像と記憶』(共著、岩波書店)、訳書に『中国が愛を知ったころ――張愛玲短篇選』(岩波書店)、『覚醒するシスターフッド』(共訳、河出書房新社)等。

少女中国―書かれた女学生と書く女学生の百年 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:濱田 麻矢(著)
発行年月日:2021/11/16
ISBN-10:4000614983
ISBN-13:9784000614986
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:288ページ ※284,4P
縦:20cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:392g
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