戦後日本と国家神道―天皇崇敬をめぐる宗教と政治 [単行本]
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戦後日本と国家神道―天皇崇敬をめぐる宗教と政治 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2021/11/29
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戦後日本と国家神道―天皇崇敬をめぐる宗教と政治 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「国家神道」とは何か。敗戦時に解体されたはずが、大きく縮減されつつも戦後も存続し、その「復興」を目指す動きは途絶えることなく試みられてきた。本書は「神聖天皇の崇敬」という側面に注目することで、国家神道をめぐる論点を整理するとともに、戦後日本の国家の底流にある「国体護持」の観念と神道の関わりや、日本国憲法下の象徴天皇制のあり方に考察を及ぼす。二〇〇一年以来の模索を集成する論文集。
  • 目次

    まえがき


    第Ⅰ部 国家神道をめぐる概念枠組み

    第一章 近代日本の宗教構造と国家神道
     1 「神道指令」 と国家神道概念
     2 狭義と広義
     3 「宗教」、 治教、 祭祀
     4 国家神道とは何か
     5 宗教構造の変容

    第二章 国体論神聖天皇崇敬と神道
     1 国体論神聖天皇崇敬と神道の関係
     2 今泉定助が捉える神道と国体論
     3 国体興隆と神道の復興としての明治維新
     4 近代神道史と国体論天皇崇敬

    第三章 「宗教」 の上位にある精神秩序としての神道
     1 「宗教」 という訳語
     2 近世における 「道」 「教」 「宗門」
     3 「宗教」 の上位の 「治教」(「皇道」)
     4 文明の基盤としての 「宗教」 と 「信教の自由」
     5 「神道」 「皇道」 が 「宗教」 ではない理由
     6 「祭祀」 「治教」 が 「神道」 とみなされるまで

    第四章 神社神職中心の神道観は妥当か
     はじめに
     1 神社を「民族宗教」とみなす
     2 神祇信仰から神道への展開を問う
     3 神社こそ神道の基体とみなす
     4 国家神道を宗教集団とみなす
     5 共有された考え方や行動様式から宗教を捉える

    第五章 明治維新は世俗的変革か--安丸良夫の国家神道論をめぐって
     はじめに
     1 戦前の日本は世俗国家か
     2 神話に基づく天皇崇敬と国体論は宗教的ではないか
     3 まがりなりにも 「信教の自由」 は成り立っていたか
     4 国民国家とナショナリズムは世俗的か

    第六章 国家神道神聖天皇崇敬の 「見えない化」--葦津珍彦の言説戦略とその系譜
     1 葦津珍彦と 「天皇の神聖」
     2 狭義の 「国家神道」 の言説戦略
     3 「国家神道」 と神聖天皇崇敬の 「見えない化」

    付論1 神道国家神道の戦前戦後--『戦後史のなかの 「国家神道」』 をめぐって
     はじめに
     1 「広義の国家神道」 概念は戦前に系譜をたどれるか
     2 戦後の広義 「国家神道」 と戦前の 「神道」 の連続性
     3 戦後憲法学の 「国家神道」 とその系譜おわりに


    第Ⅱ部 「国家神道の解体」 と天皇の神聖性

    第一章 国家神道の戦後--皇室祭祀神社本庁
     1 「国家神道の解体」 の実態
     2 戦後の皇室祭祀
     3 宗教教団としての神社本庁

    第二章 敗戦と天皇の神聖性をめぐる政治
     1 「天皇の人間宣言」 は誰の意思によるものか?
     2 「国体のカルト」 をどう制御するのか
     3 神道と天皇崇敬という複合問題
     4 「天皇の人間宣言」 が先送りしたもの

    第三章 国家神道の存続と教育勅語の廃止問題
     1 国家神道の解体と教育勅語
     2 教育勅語の存続
     3 占領初期の日本の知的指導者らの教育勅語観
     4 南原繁の教育勅語尊重と天皇崇敬
     5 「国体護持」 と 「民族共同体」

    付論2 戦後の靖国神社をめぐって
     はじめに
     1 靖国神社はなぜ生き延びることができたのか
     2 戦後靖国政治史をどう捉えるか?


    第Ⅲ部 天皇の神聖性をめぐる政治の展開

    第一章 戦後の国家神道復興運動--日本会議神道政治連盟神社本庁
     はじめに
     1 日本会議の運動
     2 神道政治連盟と皇室の尊厳護持運動
     3 神社本庁の発足と設立の意図
     4 神道政治連盟の結成とその後の運動
     5 安倍元首相と国家神道伊勢神宮
     おわりに

    第二章 日本人論と国家神道の関わり
     はじめに
     1 中空構造無構造固有信仰
     2 日本人論と国民道徳論
     3 教育勅語国体論から日本人論へ
     4 新たな 「神聖天皇」 言説
     5 昭和前期戦中期の言説への回帰
     おわりに

    第三章 皇室典範と「万世一系」
     はじめに
     1 皇位継承問題と立憲主義
     2 生前退位問題と立憲主義
     3 生前退位否定の根拠と 「万世一系」
     4 『皇室典範義解』 の終身在位論

    第四章 生前退位と 「神聖な天皇」
     1 天皇崇敬を重視する論者の反対論
     2 天皇の人間性
     3 天皇の神聖化の動き
     4 「新日本建設に関する詔書」 との照応関係
     5 象徴天皇制と信教の自由思想信条の自由


    引用・参考文献
    資 料
    あとがき
    索 引
  • 出版社からのコメント

    「国家神道」とは何か。「神聖天皇の崇敬」という側面に注目して論点を整理し、その実像を明らかにする。
  • 内容紹介

    「国家神道」とは何か。敗戦時に解体されたはずが、大きく縮減されつつも戦後も存続し、その「復興」を目指す動きは途絶えることなく試みられてきた。本書は「神聖天皇の崇敬」という側面に注目することで、国家神道をめぐる論点を整理するとともに、戦後日本の国家の底流にある「国体護持」の観念と神道の関わりや、日本国憲法下の象徴天皇制の在り方に考察を及ぼす。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    島薗 進(シマゾノ ススム)
    1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授、上智大学神学部特任教授・同大学院実践宗教学研究科教授、同グリーフケア研究所所長(2021年度まで)、大正大学客員教授。専門は宗教学、近代日本宗教史、死生学
  • 著者について

    島薗 進 (シマゾノ ススム)
    島薗進(しまぞの すすむ)
    1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授、上智大学神学部特任教授・同大学院実践宗教学研究科教授、同グリーフケア研究所所長(2021年度まで)、大正大学客員教授。専門は宗教学、近代日本宗教史、死生学。主な著書に、『現代宗教の可能性』『スピリチュアリティの興隆』『国家神道と日本人(岩波新書)』『日本仏教の社会倫理』(以上、岩波書店)、『明治大帝の誕生』(春秋社)、『宗教学の名著30(ちくま新書)』『神聖天皇のゆくえ』(以上、筑摩書房)、『現代救済宗教論』(青弓社)、『ポストモダンの新宗教(法蔵館文庫)』(法蔵館)、『〈癒す知〉の系譜』(吉川弘文館)、『日本人の死生観を読む』『ともに悲嘆を生きる』(以上、朝日新聞出版)など。共編著に『近代日本宗教史』(全6巻、春秋社)ほか、多くのシリーズ・論集がある。

戦後日本と国家神道―天皇崇敬をめぐる宗教と政治 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:島薗 進(著)
発行年月日:2021/11/26
ISBN-10:4000615033
ISBN-13:9784000615037
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:宗教
言語:日本語
ページ数:422ページ ※418,4P
縦:20cm
横:13cm
厚さ:3cm
重量:468g
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