四国辺土―幻の草遍路と路地巡礼 [単行本]
    • 四国辺土―幻の草遍路と路地巡礼 [単行本]

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四国辺土―幻の草遍路と路地巡礼 [単行本]
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四国辺土―幻の草遍路と路地巡礼 [単行本]

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出版社:KADOKAWA
販売開始日: 2021/11/26
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四国辺土―幻の草遍路と路地巡礼 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    辺土とは―草遍路、乞食遍路、プロ遍路、職業遍路、生涯遍路とも呼ばれる。長い歴史の中、「へんど」はやがて乞食を意味するようになるが、昭和三〇年代までは遍路といえば「へんど」だった。一方で、八八ヵ所を経文唱えて回る遍路は、ときに畏敬と畏怖の目で見られた。彼らは聖と賎を同時にそなえる存在だったのだ。現代の草遍路を探し、共に托鉢修行も行うだけでなく、路地(同和地区)の歴史もたどりながら五年をかけて遍路を続けた。「最後の聖域」の本質を大宅賞作家が抉り出す、唯一無二の紀行ルポ!!
  • 目次

    第一章 辺土紀行 徳島――高知
    呪われた出立/遍路とへんど/板野町の路地/行方不明/通夜堂/鮎喰川の路地/本来の遍路/素潜り漁をする老人/元極道の遍路/路地の人々/善根宿の酒乱/遍路と路地/遍路を世話した路地/ハンセン病者の遍路/キリシタンと路地

    第二章 幸月事件
    死んだとて泣く人もなし草遍路/草遍路の死/幸月との出会い/草遍路を世話した人/逮捕/接待する人/草遍路の生い立ち/「安定した生活を手に入れると、きまってそれを壊してしまいたくなる」/全国放送/裁判/遍路と贖罪/激高/判決/入獄/刺した手です祈る手です/出所それから

    第三章 辺土紀行 高知――愛媛
    闇金融王/出自は脚色だった/融和の人/女遍路/ラッキョウの路地/お祓いの川/唐言/コクビの土地蔵/警吏のなりわい/強盗亀/おとし宿/宇和島の高級善根宿/八幡浜/漢字にフリガナをつけるところから始めた/マリア観音/猫島

    第四章 托鉢修行
    第二の幸月/弟子入り志願/托鉢の種類/善根宿には泊まらない/同行二人/托鉢見学/初めての托鉢/途中で中止する/初めての門付/托鉢の現実/パフォーマンス

    第五章 辺土紀行 松山――香川
    石田波郷のこと/遊郭跡と劇場/道後温泉の馬湯/女相撲/八八ヵ寺騒動/結願/福田村事件/事件の再発見/生存者の話1/生存者の話2/事件現場の反応/被害にあった路地/泥色の川

    第六章 草遍路たち
    ケンちゃん事件/我聞/歩き遍路一〇〇回のカラクリ/草遍路のナベさん/毎日巡礼ヒロユキの場合/ホームレス詩人/「野宿はつらいけど、自由だし仲間もいた」/遍路の本質/浄化

    おわりに
    参考文献一覧
  • 出版社からのコメント

    辺土とは、遍路で生活する者である。日本最後の聖と賤を描く類書なきルポ!
  • 内容紹介

    辺土(へんど)とは、遍路で生活する者である。
    時に放浪者として迫害される彼らに密着取材!
    誰も書けなかった「日本最後の聖と賤」たるもう一つの遍路を、5年をかけて描いた唯一無二のルポ!

    【辺土(へんど)とは】
    草遍路、乞食遍路、プロ遍路、職業遍路、生涯遍路とも呼ばれる。
    長い歴史の中、「へんど」はやがて乞食を意味するようになるが、昭和三〇年代までは遍路といえば「へんど」だった。
    一方で、八八ヵ所を経文を唱えて回る遍路は、ときに畏敬と畏怖の目で見られた。彼らは聖と賎を同時にそなえる存在だったのだ。

    現代の草遍路を探し、共に托鉢修行も著者は行うだけでなく、福田村事件(関東大震災で起きた日本人による日本人虐殺)をはじめ、
    路地の歴史もたどりながら5年をかけて遍路を続けた。
    最後の聖域の本質を大宅賞作家が抉り出す、類書なき紀行ルポ!

    「帰るところもなくなった生活を賭けて、托鉢と接待、野宿だけで何年も何周も巡礼することによって、その人は確実に浄化され昇華されていく。本質的な何かを取り戻すか、もしくは欠けていた何かを得ることができるようになる。
     四国遍路で人は変わることも、再生することもできるのだ。私はこの目で、確かにその一例を目撃した」(本文より)



    【目次】
    第一章 辺土紀行 徳島――高知
    第二章 幸月事件
    第三章 辺土紀行 高知――愛媛
    第四章 托鉢修行
    第五章 辺土紀行 松山――香川
    第六章 草遍路たち
    おわりに
    参考文献一覧

    図書館選書
    辺土(へんど)。草遍路、乞食遍路、プロ遍路、職業遍路、生涯遍路とも呼ばれる。現代の草遍路を探し求め、共に托鉢修行も著者は行うだけでなく、路地の歴史もたどりながら5年をかけて遍路を続けた。その全記録!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    上原 善広(ウエハラ ヨシヒロ)
    1973年、大阪府生まれ。大阪体育大学卒業後、ノンフィクション作家となる。2010年、『日本の路地を旅する』(文藝春秋、のち文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。12年、「孤独なポピュリストの原点」(特集「最も危険な政治家」橋下徹研究、「新潮45」2011年11月号)で、第18回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞。17年、『一投に賭ける溝口和洋、最後の無頼派アスリート』(KADOKAWA、のち角川文庫)で2016年度第27回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞
  • 著者について

    上原 善広 (ウエハラ ヨシヒロ)
    (うえはら よしひろ)1973年大阪府生まれ。ノンフィクション作家。大阪体育大学卒業後、ノンフィクションの取材・執筆を始める。日本各地の被差別部落を訪ねた『日本の路地を旅する』で、2010年第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2012年、「孤独なポピュリストの原点」(特集『「最も危険な政治家」橋下徹研究』、新潮45)で第18回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞。『一投に賭ける』2016年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。著書に『路地の子』、『発掘狂騒史』など多数。

四国辺土―幻の草遍路と路地巡礼 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:KADOKAWA
著者名:上原 善広(著)
発行年月日:2021/11/26
ISBN-10:4041090741
ISBN-13:9784041090749
判型:B6
発売社名:KADOKAWA
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:323ページ
縦:20cm
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