昏乱 [単行本]

昏乱 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「世界は崩潰するような気がします。それとも自ら滅さずにいられないのは自然のほうでしょうか」峡谷の山村を往診で経めぐる医者とそれに付き従う息子、ふたりが出会う患者たちはそれぞれが暗い混沌をかかえていた―。静謐な狂気が果てしなく渦巻く暗黒の巨匠ベルンハルトの長篇。

• 出版社からのコメント

  山村の医師である父と鉱山学を専攻する息子は特異な病と狂気を病む住人たちと出会っていく。世界の暗黒を極めるベルンハルトの名作。

• 図書館選書

  山村の医師である父と鉱山学を専攻する息子は特異な病と狂気を病む住人たちと出会っていく。その中でも侯爵の狂気は果てしもなかった。この世界の暗黒を極めるベルンハルトの名作。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  池田 信雄(イケダ ノブオ)
  １９４７年生まれ。ドイツ文学者

• 著者について

  トーマス・ベルンハルト (ベルンハルト，Ｔ)
  1931年オーストリア生まれ。最も重要なドイツ語文学者のひとり。『消去』『凍』『破滅者』『アムラス』『地下』『昏乱』『推敲』『樵る』など。ゲオルク・ビューヒナー賞など国際的な受賞多数。1989年没。
  
  池田 信雄 (イケダ　ノブオ)
  1947年生まれ。ドイツ文学者。訳書、ベルンハルト『凍』（河出書房新社）『消去』（みすず書房）、『座長ブルスコン』『ヘルデンプラッツ』（共に論創社）、『ノヴァーリス全集』（共訳、沖積舎）など。

昏乱 [単行本] の商品スペック