病む・癒す(生態人類学は挑む〈SESSION3〉) [全集叢書]
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病む・癒す(生態人類学は挑む〈SESSION3〉) [全集叢書]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2021/12/20
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病む・癒す(生態人類学は挑む〈SESSION3〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    進化はなぜ、病を克服してこなかったのか?コロナ禍に見舞われる今、ヒトと病の闘争と共生を問い直す。チンパンジーの病から、伝統医療、人間集団の環境への適応と進化まで…。
  • 目次

    序 稲岡 司

    第Ⅰ部 霊長類の病む・癒す

    第1章 ルビー一家の闘病記-野生チンパンジーの「病い」の経験と病原体を介した「人間」との混淆[花村俊吉]
     1 レアの死
     2 2006年の感染症の流行
     3 ルビー一家の闘病の記録
     4 チンパンジー社会における「病い」の経験
     5 「人間」と「自然」の混淆

    第2章 医療診断なきチンパンジー社会の「障害」について[松本卓也]
     はじめに
     1 XT11の診断録(カルテ)
     2 「診断」を疑う―自立志向の発達という蜃気楼
     3 チンパンジー社会におけるXT11―やりとりの地平へ
     おわりに

    第Ⅱ部 個体を脅かす狭義の病

    第3章 狩猟採集社会における健康と医療-バカが膨大な薬の知識をもつ理由[服部志帆]
     はじめに
     1 調査地と調査対象
     2 調査方法
     3 結果
     4 考察
     おわりに

    第4章 パプアニューギニア北西部沿岸に住む人びとの病気と治療行動[塚原高広]
     はじめに
     1 アラペシュの人びとの生活
     2 アラペシュにおける治療行動
     おわりに

    第5章 身体の不調に対処する-ラオス南部農村の事例[藤村美穂]
     はじめに
     1 ラオス南部農村の医療の実態
     2 村びとたちの病いへの対処
     おわりに

    第Ⅲ部 社会を脅かす広義の病

    第6章 先史時代の「病み」-縄文人の口腔病理からみえる食生活[佐宗亜衣子・近藤 修・米田 穣]
     はじめに
     1 縄文人の歯周病と虫歯
     2 縄文人の口腔衛生指標における経時変化
     3 古人骨の食性分析と口腔衛生指標
     おわりに

    第7章 ミルクから見る適応と進化-フィリピンにおける水牛ミルク摂取と乳糖不耐症[辻 貴志]
     はじめに―「乳糖不耐症」とは何か?
     1 乳糖不耐症に関する先行研究
     2 調査地と調査の概要
     3 調査結果
     4 「病い」,「癒し」と乳糖不耐症
     5 結論

    第8章 社会の変容と子どもの栄養・成長-西ジャワ農村の事例[関山牧子] 
     はじめに
     1 社会環境と子どもの成長
     2 調査地域の概要と地域の子どもの栄養・成長
     3 調査地域の変化(2000~2015年)
     4 子どもの栄養・成長の変化(2000~2015年)
     5 西ジャワ農村の社会変容と子どもの栄養・成長
     おわりに

    第Ⅳ部 他集団との共存

    第9章 新たな環境への適応過程-タイにおける焼畑民モンの移住と生業変化[中井信介]
     はじめに
     1 タイにおける焼畑民モン
     2 移住と人口の動態
     3 定住化とその後の生業
     4 定住化とその後の家畜利用
     5 儀礼と食事の現在
     6 考察

    第10章 野生の保護動物との事故-スリランカ中部乾燥地帯におけるヒト・ゾウ紛争[Anuradha Jayaweera,藤村美穂,稲岡 司]
     はじめに
     1 スリランカにおけるゾウと人間の衝突―どこで起こるのか
     2 IHECを抑制するための農民の行動
     3 スリランカにおけるIHECを減らす方策

    終 章 「病む・癒す」が持つ意味[稲岡 司]
     1 誰が「病む・癒す」か?
     2 人はどうやって「病む・癒す」をしてきたか
     3 「狭義の病」と「広義の病」の意味づけ
     4 「癒し」の効果とコスト・パフォーマンス
     5 そもそもなぜ病気があるのか
     6 新型コロナウイルス感染症に関する補足と「病と癒し」の将来

    索 引
    執筆者紹介
  • 出版社からのコメント

    チンパンジーの病から、伝統医療、人間集団の環境への適応と進化まで……コロナ禍に見舞われる今、ヒトと病の闘争と共生を問い直す。
  • 内容紹介

    ネアンデルタール人が遺体に花を添えるようになってから“20万年”。逃れられない「生老病死」が現代の西洋医学ではカバーできない広がりを持つのと同じくらい、人々は様々な祈りや癒しを生み出してきた。人類にとって病とは悪か? 疫禍の不安と恐れのなかで、「病む・癒す」を見つめる。

    図書館選書
    進化はなぜ病気を克服してこなかったのか? 人類にとって、病とは悪なのか? チンパンジーの病から、各地の伝統医療、人間集団の環境への適応と進化まで……コロナ禍に見舞われる今、ヒトと病の闘争と共生を問い直す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    稲岡 司(イナオカ ツカサ)
    佐賀大学名誉教授。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了、博士(保健学)
  • 著者について

    稲岡 司 (イナオカ ツカサ)
    佐賀大学名誉教授.東京大学大学院医学系研究科博士課程修了,博士(保健学).主な著作に,「トンガ人の肥満」(『ネイチャー・アンド・ソサエティ研究 第3巻 身体と生存の文化生態』第4章,海青社,2014年,141-159頁),Inaoka, T., Matsumura, Y. and Suda, K. 2007. “Tongan obesity: causes and consequences,” In: Ryutaro Ohtsuka and Stanley J. Ulijaszek. (eds.) Health Change in the Asia-Pacific Region. UK: Cambridge University Press, pp.127-146.などがある.

病む・癒す(生態人類学は挑む〈SESSION3〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:稲岡 司(編)
発行年月日:2021/12/20
ISBN-10:4814003781
ISBN-13:9784814003785
判型:A5
発売社名:京都大学学術出版会
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:343ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:495g
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