クィア・シネマ・スタディーズ [単行本]
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クィア・シネマ・スタディーズ [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2021/11/17
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クィア・シネマ・スタディーズ [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ジェンダーやセクシュアリティの規範性やカテゴリーの境界線を問い直す概念としての「クィア」は、LGBTブームのはるか以前から、映画文化を通じて日本に流入し、その地平を広げてきた。作品や表象のなかで、不可視化され、無視され、隠蔽されてきたものは何か。それらを「クィアなもの」としていかに再発見できるか。本書はクィアとシネマをめぐる思考と実践のアーカイヴである。
  • 目次

    序章 
    クィアとシネマをめぐる思考と実践【菅野優香】

    第1章 
    クィア・シネマの歴史【菅野優香】
    :『パンドラの箱』に見る可視性と共時間性
    正しい間違い
    可視性とは何か
    クィアという方法論:複数の時間と歴史へ
    『パンドラの箱』と誤引用
    ルル/ブルックスのレズビアン的主体性

    第2章 
    アメリカ合衆国のゲイ解放運動の表象に向けて【河口和也】
    :『真夜中のパーティ』から『ミルク』まで
    ストーンウォール・インの暴動以前:『真夜中のパーティ』(ニューヨーク)
    ホモファイル時代における「自己嫌悪」の物語
    ゲイ・リベレーションの「ヒーロー」:『ハーヴェイ・ミルクの時代』(サンフランシスコ)
    ゲイ・リベレーションの歴史化:劇映画としての『ミルク』

    第3章 
    溶け込まずに生き延びること【長島佐恵子】
    : 映画におけるバイセクシュアリティ表象を読む
    はじめに
    バイセクシュアリティの表象をめぐって
    〈壁〉をめぐる欲望
    バイセクシュアリティをいかに視覚化するか
    新しいバイセクシュアル表象へ

    第4章 
    崩壊へと横辷りする世界【出雲まろう】
    :谷崎潤一郎「細雪」を読み/観る
    「細雪」執筆時の時代雰囲気
    音楽会と帯:谷崎の予言力
    見逃されるクィア性:雪子の「下痢」
    夢の幻影:女優・京マチ子
    単純でない存在形態:雪子

    第5章 
    レズビアン青春映画としての『櫻の園』【赤枝香奈子】
    はじめに
    映画『櫻の園』における女性同士の関係
    近代日本における(女性の)「同性愛」概念
    「男装の麗人」
    「レズ(ビアン)」と女性にとっての「性」
    女子校というコミュニティ
    おわりに

    第6章 
    ゲイ男性と結婚・恋愛・家族【前川直哉】
    :『二十才の微熱』と『ハッシュ!』を男性同性愛の歴史に位置づける
    はじめに
    女性との結婚をめぐって
    「兄貴」から「恋人」へ
    ゲイ男性と「家族」:結婚との分離、そして再び結婚へ?
    おわりに

    第7章 
    SOMEDAYを夢見て【久保 豊】
    :薔薇族映画「ぼくらの」三部作が描く男性同性愛者の世代
    薔薇の花が咲きひらいたとき
    「ぼくら」三部作と世代間の交流
    『ぼくらの季節』:子どもを育てること、永遠を誓うこと
    男性同性愛者の若さと老い

    第8章 
    スクリーニング/アウト・ディスアビリティ【井芹真紀子】
    :障害学とクィア・シネマ
    クィア/フェミニスト映画とディスアビリティの表象
    「スーパーヒューマン」表象お美的イメージ
    FRのフェミニスト・ナラティヴと越境的身体
    「語りの補綴」と取り除かれる身体 

    第9章 
    『東京ゴッドファーザーズ』におけるトランス女性表象と「エイズ」の語【宮本裕子】
    :異性愛規範の外から中心への道程 
    トランス女性としてのハナの表象:心理的な内面をもった個人とステレオタイプ
    血液のイメージと台詞のなかの「エイズ」
    死の可能性のなかを生きること


    第10章 
    クィア・アニメーションの可能性【矢野ほなみ】
    アニメーションにおけるクィア・アニメーションの位置とは? 
    クィア・アニメーションとどう向き合うか
    メディアとしてのアニメーションとクィア
    クィア・アニメーションを制作すること
    これからのクィア・アニメーション


    第11章 
    ビート ゴーズ オン【秋田 祥】
    :エイズやクィアに関する映像の上映を続ける理由
    知られざる結末たち
    燦然たる存在
    ノット オーヴァー
    斬新な幕開け
  • 内容紹介

    ジェンダーやセクシュアリティの規範性やカテゴリーの境界線を問い直す概念としての「クィア」は、LGBTブームのはるか以前から、映画文化を通じて日本に流入し、その地平を広げてきた。作品や表象のなかで、不可視化され、無視され、隠蔽されてきたものは何か。それらを「クィアなもの」としていかに再発見できるか。あつかう地域や新旧問わず、幅広い作品を様々な方法論で論じた本書は、クィアとシネマをめぐる思考と実践のアーカイヴである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    菅野 優香(カンノ ユウカ)
    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教員。カリフォルニア大学アーヴァイン校Ph.D.(視覚研究)。専門は、映画・視覚文化研究、クィア・スタディーズ

クィア・シネマ・スタディーズ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:菅野 優香(編著)
発行年月日:2021/11/10
ISBN-10:4771035539
ISBN-13:9784771035539
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:演劇・映画
言語:日本語
ページ数:185ページ
縦:21cm
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