子ども観と教育の歴史図像学―新しい子ども学の基礎理論のために [単行本]
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子ども観と教育の歴史図像学―新しい子ども学の基礎理論のために [単行本]

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出版社:新曜社
販売開始日: 2021/12/03
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子ども観と教育の歴史図像学―新しい子ども学の基礎理論のために の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    多産多死から少子化へ、資産から負債へ。近代の子ども観はどう変貌してきたか。子どもの誕生・成長・発達、遊びと労働、育児習俗と捨て子、母性と父性、家族と学校など、西洋近代絵画を中心に魅力あふれる子ども図像史を辿り、21世紀の教育と福祉を包摂する新しい子ども学の課題と展望を示す。
  • 目次

    目 次
      
    口 絵 子どもの図像史―近代以降のヨーロッパとアメリカから
    謝 辞

    序 文

    第一部 子ども観と教育の図像史
    第1章 子ども図像の系譜を求めて―近代のヨーロッパとアメリカ絵画をてがかりに
    1 イノセント・イメージの系譜
    2 窓枠の子どもたち
    3 動植物と子どもたち
    4 路上から学校へ―イギリス女子教育史の画家ブラウンの周辺
    5 図像のなかのリテラシー―「語り聞かせ」から「読み聞かせ」へ
    6 子どものダンス図像から―農村画家デイロールの周辺

    第2章 自然の子ども/子どもの自然―ヘレン・アリンガムの子ども表現
    1 産業革命とナショナル・トラスト
    2 田園風景のなかへ
    3 水彩画家アリンガムの自己形成
    4 子どもらしさの感性表現

    第3章 ヨーロッパの伝統的子育て―習俗から科学へ
    1 子育て習俗の誕生
    2 スウォッドリング習俗の類型
    3 スウォッドリング習俗の残存理由
    4 乳母養育の類型
    5 ルソーの子育て習俗批判
    6 習俗から科学へ

    第4章 子どもの遊びの社会史―ステラの『子ども遊戯図』をてがかりに
    1 子どもの遊びの社会史へ
    2 『子ども遊戯図』の背景
    目 次
    3 『子ども遊戯図』の構成
    4 遊びの価値
    5 消費文化と子どもの遊びの変質

    第5章 子どもの生命観の変容―「あきらめる生命」から「守る生命」へ
    1 シャボン玉遊戯図をてがかりに
    2 多産多死の子ども観
    3 子ども期とシャボン玉―生命の儚さ
    4 子ども空間の誕生
    5 観察と探求―気体の物理学・化学の時代へ
    6 病原菌理論と子どもの衛生環境
    7 清潔と衛生科学の時代へ

    第6章 ヨーロッパ史における父親像と父性論―家父長・聖ヨセフ・成熟父性
    1 地震・カミナリ・火事・オヤジ
    2 古代ギリシア・ローマの家父長
    3 子育てする父親―若く描かれる聖ヨセフ
    4 「男の家政書」から「女の家政書」へ?
    5 家庭教育の時代
    6 近代教育思想と「父性」
    7 「父性」の成熟とは何か

    第7章 ヨーロッパ史における母親像と母性論
    ―マリア・ラクタンスから養育的母性まで
    1 母性論争の背景
    2 「授乳の聖母」「マリア・ラクタンス」
    3 ルソーの母性論
    4 母性の類型論から―生物学的母性・社会的母性・養育的母性
    5 学習目標としての母性愛

    第8章 人生の諸時期の伝統と子ども期の年齢構造―学級と学年の起源
    1 年齢の識別と階層
    2 小児医学と子どもの年齢区分
    3 「人生の諸時期」の図像学
    4 学級と学年の起源
    5 年齢構造と教育関係

    第二部 子ども観と教育の学説をめぐって  

    第9章 子ども観の非連続と連続
    ―アリエス・パラダイム以降五〇年の子ども観の社会史研究
    1 子ども観の地平
    2 アリエス・パラダイムの背景
    3 アリエス・パラダイムの射程
    4 非連続説
    5 連続説
    6 複合的歴史変動説
    7 多様性と相対化

    第10章 「子どもの発見」論の再検討―捨て子・野生児・自然児
    1 子どもはどのように「発見」されたのか
    2 「子どもの発見=発達の可能態」論の虚構
    3 挑発者としての子どもの発見論
    4 捨て子・野生児・自然児
    5 子どもの自然性の発見
    付録1 子ども観と社会動向の推移 2 児童救済と教育福祉の推移

    第11章 新しい子ども学と家族戦略―子どもの価値転換の時代を見すえて

    1 歴史のなかの子ども学
    2 転換点としての一九八〇年
    3 子ども学のカテゴリー分布
    4 子ども学のカテゴリー構成
    5 社会構造と子どもの価値転換―資産から負債へ
    6 家族戦略―世帯の人数・経済・感情の相互連関
    7 「児童研究」から「新しい子ども学」へ―課題と展望
    注  
    あとがき  
    図表一覧  
    事項索引・人名索引  
    初出一覧  
    装幀・口絵制作 谷崎文子
  • 内容紹介

    子どもと若者の貧困格差が放置され、いじめ・虐待など子どもの死に至る痛ましい事件があとを絶たない。私たちの子ども理解の力が問われているのだ。本書は、アリエスの古典的研究『〈子供〉の誕生』以降の世界の研究動向を踏まえた、著者のヨーロッパ子ども観と教育の社会史研究の集大成である。子どもの誕生・成長・発達、遊びと労働、母性愛と父性愛、家族と学校など、西洋近代絵画を中心とする150点の子ども図像(イメージ)の分析を通して、「多産多死から少子化へ」「資産から負債へ」変貌する子ども観を明らかにし、21世紀の教育と福祉を包摂する新しい子ども学の課題と展望を示す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    北本 正章(キタモト マサアキ)
    1949年徳島県生まれ。1967年からULVAC(日本真空技術株式会社)勤務。青山学院大学文学部、東京大学大学院を卒業後、日本学術振興会奨励研究員、ケンブリッジ大学客員研究員、青山学院大学教育人間科学部教授などを経て、青山学院大学名誉教授。専門は教育学、教育思想史、家族史、子ども学、家庭教育学
  • 著者について

    北本 正章 (キタモト マサアキ)
    青山学院大学名誉教授(教育史)、訳書にヴィンセント『マス・リテラシーの時代』(監訳、新曜社)ファス編『世界子ども学大事典』(監訳、原書房)ギリス『結婚観の歴史人類学』(勁草書房)ほか多数

子ども観と教育の歴史図像学―新しい子ども学の基礎理論のために の商品スペック

商品仕様
出版社名:新曜社
著者名:北本 正章(著)
発行年月日:2021/12/01
ISBN-10:4788515008
ISBN-13:9784788515000
判型:B5
発売社名:新曜社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:540ページ
縦:22cm
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