麗しき花実(徳間時代小説文庫) [文庫]
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麗しき花実(徳間時代小説文庫) [文庫]

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出版社:徳間書店
販売開始日: 2021/12/08
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麗しき花実(徳間時代小説文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    文政五年、蒔絵師の娘・理野は兄と共に松江から江戸の原羊遊斎の工房を目指した。兄は急逝したが、女の蒔絵師として、下絵から仕事が許される。工房の数物を作りながら新しい美を求める理野。情念を込めた独自の表現を追求し、全てを蒔絵に注ぐ。江戸琳派の酒井抱一、鈴木其一など実在の人物を絡め描かれる美術工芸の世界。やるせない恋心と職人魂、潔い女の生き方が感動を呼ぶ。
  • 内容(「BOOK」データベースより)

    精華の門;抱一筆;根岸紅;続編 渓声
  • 出版社からのコメント

    江戸琳派の世界!名工原羊遊斎に師事した蒔絵師・理野。美を生み出す苦悩と喜び。鈴木其一との交情を縦糸に紡ぐ美術工芸の世界。
  • 内容紹介


    江戸琳派の仲でも近年、鈴木其一の人気が高まっている。重要文化財指定記念特別展「鈴木其一・夏秋渓流図屏風」が、現在、根津美術館で開催中(2021年12月19日まで)。
    https://www.fashion-press.net/news/78901
    その鈴木其一が、作品中、重要な役割を果たす。
    主人公・女蒔絵師・理野と其一が、それぞれのジャンルで、美を求めて切磋琢磨する関係から…。

    物語の中で、「夏秋渓流図屏風」の着想を得る重要なシーンあり。
    女と男の結ばれないまま、続く交情が感動を呼ぶ。

    江戸琳派の世界、華やかな文化人交流には共に素晴らしい女性達の存在が…。

    当時の根岸には、美術工芸や画家、文人などの一流の人々が集っていた。

    その中に蒔絵にすべてを注ぐ女が一人。

    美を生み出す陰に大量生産の工房システムがあり、主人公も其一もその矛盾に悩みつつ、独自の美を追究する。

    …「夏秋渓流図屛風」は其一が正面から師、抱一と対峙した制作と位置付けられるだろう。
     この作品は「噲々(かいかい)其一」の署名から、三十台半ばから四十代半ばの間に描かれたと知られる。
    抱一の没後師風から解放され、其一なりの光琳画風の展開や、西遊の成葛飾葛飾北斎などの浮世絵風景画の
    影響も指摘される。しかしこの屛風の迫力に富む描写を目の当たりにした時、その根底に自然の景観を前にした
    其一の実体験があったことは充分可能考えられよう。
    日記には宇治川の急流や布引の滝などほかの水流の写生も残されている。一方其一が松江に寄った事実は「癸巳西遊日記」現行本からは確認することができない。けれども何処であれ、其一自身がその眼で見た実景、筆で掴み取った形態、心に刻み込んだ感動が「夏秋渓流図屛風」に確かに生かされていることをこの小説から教えられた。
     こうした其一の清新な作風は、近年ようやく江戸絵画の中でもひときわ異彩を放つ存在として
    多くの人々に知られるようになった。制作の複雑な背景を浮き彫りにしたこの小説に触発された
    読者も多かろう。(解説より)

    文政5年、蒔絵師の娘・理野は、兄と共に松江から江戸の原羊遊斎の工房を目指した。
    羊遊斎の工房で、急逝したが、女の蒔絵師として、下絵から仕事が許される。工房の数物を作りながら、新しい美をもとめる理野。情念を込めた独自の表現を目指し、全てを蒔絵に注ぐ。
    江戸琳派の酒井抱一、鈴木其一など実在の人物を絡め、描かれる美術工芸の世界と、やるせない恋。そして、職人魂を貫く潔い女の生き方が感動を呼ぶ。
    ラストシーンで、其一の代表に連なる松江の山道からの風景が想像をかき立てる。凜と生きる女の潔さと情念が印象的な時代長編。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    乙川 優三郎(オトカワ ユウザブロウ)
    1953年東京都生まれ。96年「藪燕」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。97年『霧の橋』で時代小説大賞、2001年『五年の梅』で山本周五郎賞、02年『生きる』が直木三十五賞、04年『武家用心集』で中山義秀文学賞、13年、初の現代小説『脊梁山脈』で大佛次郎賞を受賞。16年『太陽は気を失う』で芸術選奨文部科学大臣賞、17年『ロゴスの市』で島清恋愛文学賞を受賞
  • 著者について

    乙川優三郎 (オトカワユウザブロウ)
    1953年東京都生れ。96年「藪燕」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。97年「霧の橋」で時代小説大賞、2001年「五年の梅」で山本周五郎賞、02年「生きる」で直木三十五賞、04年「武家用心集」で中山義秀文学賞、13年「脊梁山脈」で大佛次郎賞を受賞。16年太陽は気を失う」で芸術選奨文部科学大臣賞、17年「ロゴスの市」で島清恋愛文学賞を受賞。著書に「トワイライト・シャッフル」「R.S.ヴィラセニョール」「ある日失われずにすむもの」「この地上において私たちを満足させるもの」「二十五年後の読書」「ナインストーリー」など。

麗しき花実(徳間時代小説文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:徳間書店
著者名:乙川 優三郎(著)
発行年月日:2021/12/15
ISBN-10:4198946973
ISBN-13:9784198946975
判型:文庫
発売社名:徳間書店
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学小説
言語:日本語
ページ数:439ページ
縦:15cm
横:11cm
重量:211g
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