米国の子ども向け地域スポーツ活動―日本人家庭にみる異文化適応戦略 [単行本]

米国の子ども向け地域スポーツ活動―日本人家庭にみる異文化適応戦略 の 商品概要

• 目次

  　はじめに
  
  第一章　序論
  　第1節　研究の背景
  　第2節　本研究の目的
  　第3節　研究方法
  　　1　文献研究
  　　2　質問紙調査
  　　3　インタビュー調査
  　第4節　先行研究
  　　1　海外における地域スポーツ活動に関する研究
  　　2　異文化適応に関する研究
  　　3　学校外教育に関する研究
  　　4　身体性と学校教育に関する研究
  　　5　社会階層とスポーツに関する研究
  　第5節　調査対象地域
  　　1　地域的特徴
  　　2　教育環境
  　　3　調査対象地における日本人家庭
  　第6節　用語の定義
  　　1　米国
  　　2　体育
  　　3　子ども向け地域スポーツ活動
  　　4　日本人家庭
  　　5　地域
  　第7節　本研究の構成
  
  第二章　米国の子ども向け地域スポーツ活動と日本人家庭
  　第1節　本章の目的
  　第2節　学校教育における体育
  　　1　米国の歴史的教育政策と体育の軌跡
  　　2　州体育スタンダードの設定と体育の定着状況
  　　3　体育の課題
  　第3節　地域の子ども向けスポーツ活動の実態
  　　1　スポーツ開始年齢と活動傾向
  　　2　スポーツ参加の場
  　　3　スポーツ活動と体育
  　　4　米国における子ども向け地域スポーツ活動の役割と課題
  　第4節　日米の比較
  　　1　米国における学校での体育カリキュラムと日本の学習指導要領
  　　2　日米の体力比較と日本人の子どもの体力的特徴
  　第5節　日本人家庭の現地の体育への意識
  　　1　日本人家庭にとっての現地の体育
  　　2　現地の体育が日本人家庭に及ぼす影響
  　　3　日米の体育カリキュラムの違いと保護者の感想
  　第6節　本章のまとめ
  
  第三章　子ども向け地域スポーツ活動の現状
  　第1節　本章の目的
  　第2節　米国の青少年ユーススポーツ活動
  　　1　青少年ユーススポーツ活動の概要
  　　2　青少年ユーススポーツ活動の類型化
  　　3　子ども向け地域スポーツ活動と類型
  　第3節　子ども向け地域スポーツ活動の事例
  　　1　調査方法と対象
  　　2　フォート・リーの子ども向け地域スポーツ活動
  　　3　類型から見るフォート・リーのスポーツ・プログラムの提供状況
  　　4　子ども向け地域スポーツ活動の運営と地域特性
  　第4節　本章のまとめ
  
  第四章　子ども向け地域スポーツ活動への日本人家庭の参加実態
  　第1節　本章の目的
  　第2節　日本人家庭の地域スポーツ活動の利用実態
  　　1　調査対象者の属性
  　　2　子ども向け地域スポーツ活動をめぐる日本人家庭の特徴
  　第3節　子どもの将来に対する自由記述
  　第4節　本章のまとめ
  
  第五章　子ども向け地域スポーツ活動における参加群の期待、直接効果感、間接効果感
  　第1節　本章の目的
  　第2節　質問項目
  　第3節　結果
  　　1　期待
  　　2　直接効果感
  　　3　子どもへの間接効果感
  　　4　保護者・家庭全般への間接効果感
  　第4節　本章のまとめ
  
  第六章　保護者による子ども向け地域スポーツ活動の語りから
  　第1節　本章の目的
  　第2節　研究方法
  　　1　ライフストーリーの研究
  　　2　調査対象者
  　　3　インタビュー調査手法
  　第3節　結果
  　　1　子ども向け地域スポーツ活動への参加のきっかけ
  　　2　子ども向け地域スポーツ活動と保護者
  　　3　子ども向け地域スポーツ活動に参加した効果
  　　4　地域での経験と進路
  　第4節　本章のまとめ
  
  第七章　結論
  　第1節　本章の目的
  　第2節　各章の概要
  　第3節　考察と結論
  　　1　異文化適応における身体性を介した経験の優位性
  　　2　保護者の関与と異文化適応
  　　3　獲得されたスキルと能力
  　　4　日本人家庭における学校外活動
  　　5　保護者の関与と子どもの運動習慣
  　　6　日本人の保護者の身体意識
  　第4節　今後の研究上の課題
  
  　参考文献
  　おわりに
  　索引
  　付録

• 内容紹介

  米国滞在の日本人家庭はどのよう地域スポーツ活動に参加して、またその活動は彼らの人生にどのように役割を果たしたか。本書は米国と日本の学校教育におけるカリキュラムを比較し、日本の学校教育における体育の学習が、日本人の強みとして、異文化参入のプロセスで日本人の子どもの支援になることを具体的に検証する。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  今西 ひとみ(イマニシ ヒトミ)
  １９６４年生まれ。お茶の水女子大学人文科学研究科舞踊教育学専攻修了。モントクレア州立大学（米国、ＮＪ州）大学院児童擁護コース満期退学。放送大学文化科学研究科文化科学専攻博士後期課程修了（学術）。帝京科学大学教育人間科学部幼児保育学科所属。専門は身体教育学

• 著者について

  今西　ひとみ (イマニシ ヒトミ)
  1964年生まれ。
  お茶の水女子大学人文科学研究科舞踊教育学専攻修了。モントクレア州立大学（米国、NJ州）大学院児童擁護コース満期退学。放送大学文化科学研究科文化科学専攻博士後期課程修了（学術）。帝京科学大学教育人間科学部幼児保育学科所属。専門は身体教育学。
  【主な論文】
  Exploring the significance and the meaning of community sports activities for children in the United States: A case study of Fort Lee, New Jersey, International Journal of Early Childhood Education, Vol. 25, 2018, pp.1-16.
  「米国のユーススポーツ・プログラムから見た青少年地域スポーツ活動――ニュージャージー州フォートリーの事例より」『青少年教育研究センター紀要』第7号, 2019, pp.42-51.
  The necessity of ‘…

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