社会の周縁を生きる子どもたち―家族規範が生み出す生きづらさに関する研究 [単行本]
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社会の周縁を生きる子どもたち―家族規範が生み出す生きづらさに関する研究 [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2021/11/16
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社会の周縁を生きる子どもたち―家族規範が生み出す生きづらさに関する研究 の 商品概要

  • 目次

    序章 研究の背景と課題
     1. はじめに
     2. 「非標準的な家庭経験を持つ生徒」とは誰か?
     3. 先行研究の検討
      3-1. 家族構造を扱った研究
      3-2. 家族機能を扱った研究
      3-3. 非標準家庭の生徒たちが通う学校・教師を扱った研究
     4. 本書の課題と本書の構成
      4-1. 本書の課題
      4-2. 本書の構成

    第1章 分析の視点と調査概要
     1. 分析の視点
      1-1. Fraserの承認論
      1-2. 承認論の応用
     2. 調査対象と概要
      2-1. 塚森中学校調査の概要
      2-2. 塚森中学校における調査
      2-3. アメリカにおける調査の背景と概要
      2-4. パインクレスト校の概要
      2-5. パインクレスト校における調査

    第2章 家族構造をめぐる承認――ひとり親家庭の生徒の事例から
     1. はじめに
     2. 調査概要
     3. ひとり親の生徒の家庭経験
      3-1. ひとり親家庭としての生活
      3-2. 同居親との関係の多様性
      3-3. 同居親以外との豊富なつながり
     4. 学校経験
      4-1. 友人関係:同じひとり親家庭の友人の重要性
      4-2. 教師との関係:かかわりから得るアドバイス
     5. まとめと考察

    第3章 家族機能をめぐる承認――機能不全家庭の生徒の事例から
     1. はじめに
     2. 調査概要
     3. 機能不全家庭の生徒の学校経験
      3-1. 家族機能を取り巻く誤承認
      3-2. 承認をめぐる闘争:家庭状況のカミングアウト
      3-3. 承認維持の困難
     4. まとめと考察
      4-1. 機能不全家庭の生徒の承認をめぐる闘争
      4-2. 友人関係の検討
      4-3. 機能不全家庭の生徒の包摂に向けて

    第4章 承認獲得手段としての逸脱ネットワーク
     1. はじめに
     2. 分析の視点と調査の概要
     3. 逸脱する生徒たちの家庭状況
     4. 逸脱する生徒たちの学校経験
      4-1. 生徒との相互作用
      4-2. 教師との相互作用:積極的逸脱と消極的逸脱
      4-3. 制度に影響された相互作用:受験生になるということ
     5. まとめと考察
      5-1. 逸脱の契機と多様なインタラクション・セット
      5-2. 承認獲得手段としての逸脱ネットワーク

    第5章 日本における非標準家庭の生徒を支える学校――塚森中学校の事例から
     1. はじめに
     2. 調査方法と対象
     3. 参加の平等を保障する教育を目指して
      3-1. 生徒たちの依存状態の認識
      3-2. 「授業で勝負」を超えて
      3-3. 生徒同士をつなぐこと
     4. 実践の背景
      4-1. 着任時の「カルチャーショック」
      4-2. 教師たちの転換点:「生徒に先生にしてもらう」
     5. まとめと考察
      5-1. 参加の平等を保障する教師たちの実践
      5-2. 教師たちの変化:「正義論的教授法」から「ケア論的教授法」へ

    第6章 アメリカにおける非標準家庭の生徒を支える学校――パインクレスト校の事例から
     1. はじめに
     2. 調査概要
     3. 参加の平等を保障する教育を目指して
      3-1. 教育内容:「何が生徒にとって関係あることなのか」
      3-2. 教育方法:「温かい要求者」としての教師
     4. 実践の背景
      4-1. チームとして動く
     5. まとめと考察
      5-1. 参加の平等を保障する教育実践とは
      5-2. 参加の平等を保障するための「機関的ハビトゥス」

    終章 見出された知見とインプリケーション
     1. はじめに
     2. 各章のまとめ
     3. 学術的示唆
      3-1. 学校における承認の困難
      3-2. 強固な家族規範:家族機能に対する規範の強さ
      3-3. 家族規範を超えるケアを担う学校
      3-4. 両校の実践を可能にする「貢献的公正」
     4. 支援策の検討
     5. 残された課題

     初出一覧
     あとがき
     引用参考文献
     索引
  • 内容紹介

    ひとり親家庭を中心とした非標準的な家庭要素と学校経験との関連に注目し、調査分析を通じて家族規範が生徒の社会生活にどのように影響を及ぼしているのかを明らかにしたうえで、非標準家庭の生徒に対する、学校教育を通じた支援策を検討していく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    志田 未来(シダ ミライ)
    1988年、東京生まれ。国際基督教大学卒業。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、関西国際大学・甲南大学など非常勤講師を経て、現在、日本女子大学学術研究員。専攻は教育社会学
  • 著者について

    志田 未来 (シダ ミライ)
    1988年、東京生まれ。
    国際基督教大学卒業。
    大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。
    日本学術振興会特別研究員(DC1)、関西国際大学・甲南大学など非常勤講師を経て、現在、日本女子大学学術研究員。専攻は教育社会学。
    主な著書・論文:『学力を支える家族と子育て戦略――就学前後における大都市圏での追跡調査』(共著)明石書店、2019。『学力格差是正策の国際比較』(共著)岩波書店、2015。「中学生の逸脱をめぐるエスノグラフィ――インタラクション・セットを手がかりとして」『教育社会学研究』第107集、2020。「『しんどい家庭』の子どもの学校経験――中学校3年間の友人関係から考える」『教育学研究』第87巻、第4号、2020。「子どもが語るひとり親家庭――『承認』をめぐる語りに着目して」『教育社会学研究』第96集、2015。

社会の周縁を生きる子どもたち―家族規範が生み出す生きづらさに関する研究 の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:志田 未来(著)
発行年月日:2021/11/20
ISBN-10:4750352918
ISBN-13:9784750352916
判型:A5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:308ページ
縦:22cm
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