日系アメリカ人とリドレス運動―記憶と集合的アイデンティティをめぐる社会運動のダイナミクス(JMAM学術叢書) [全集叢書]
    • 日系アメリカ人とリドレス運動―記憶と集合的アイデンティティをめぐる社会運動のダイナミクス(JMAM学術叢書) [全集叢書...

    • ¥4,950149 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月4日月曜日までにお届け日本全国配達料金無料
100000009003508161

日系アメリカ人とリドレス運動―記憶と集合的アイデンティティをめぐる社会運動のダイナミクス(JMAM学術叢書) [全集叢書]

価格:¥4,950(税込)
ゴールドポイント:149 ゴールドポイント(3%還元)(¥149相当)
お届け日:在庫あり今から6時間と10分以内のご注文で、2025年8月4日月曜日までお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
日本全国配達料金無料
出版社:日本能率協会
販売開始日: 2021/12/22
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

日系アメリカ人とリドレス運動―記憶と集合的アイデンティティをめぐる社会運動のダイナミクス(JMAM学術叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    第二次世界大戦中、日系アメリカ人はアメリカ合衆国政府の強制収容政策によって有形・無形の損害を被った。戦後、日系アメリカ人はその損害への補償と謝罪を合衆国政府に求めた。本書は日系アメリカ人によるこのリドレス運動の展開過程を、集合的アイデンティティの(再)形成と合衆国政府の補償法成立との相互作用に着目して分析している。運動の象徴的・文化的側面と政治的側面の相互作用を射程に収めて運動の内的ダイナミクスを明らかにしたことで、運動の実態について従来の研究よりもさらに踏み込んだ考察が加えられており、これまで成功事例としてのみ位置づけられてきたリドレス運動像が相対化される。自分たちは何者なのか―。日系アメリカ人は戦時下においてエスニシティと国籍のはざまで引き裂かれ、アメリカ国内で圧倒的に弱い立場へと追いやられた。戦後の日系アメリカ人はいかにして、みずからの尊厳を回復させ、肯定的かつ安定的な存在証明を獲得したのか。その語りの記録が社会運動論に新たな視座を拓く。
  • 目次

    序章 研究の課題と方法
    第1章 リドレス運動に至るまで
    第2章 運動経験のライフストーリー <日系-アメリカ人>アイデンティティの形成
    第3章 コミュニティ支援活動からリドレス運動へ―草の根運動組織NCRRの成立
    第4章 「強制収容の記憶」の再編-1981年公聴会とコミュニティの動員
    第5章 「草の根ロビー活動」と「市民的自由法」の成立
    第6章 もう一つのリドレス運動-在米日系ラテンアメリカ人によるリドレス要求
    第7章 「強制収容の記憶」から「運動の記憶へ」-コメモレーションの変遷
    第8章 「強制収容の記憶」の共有と他集団との連帯形成--9.11後の展開
    終章  日系アメリカ人リドレス運動の再評価~日系からマルチエスニックな運動という地平へ
    文献・資料
    年表
    あとがき
    索引
  • 出版社からのコメント

    日系アメリカ人によるリドレス(名誉回復)運動の展開を分析した研究書。運動が目指したものと戦術、意義について考察する。
  • 内容紹介

    本書は、日系アメリカ人によるリドレス(名誉回復)運動の展開を分析します。第二次世界大戦中の日系人強制収容政策への補償と謝罪を求めて始まったこの運動は、1988年の補償法の成立に結実しましたが、本書では運動内部のダイナミクスを明らかにして、従来のような成功事例としての紹介のみではなく、より複雑な実態について考察を加えていきます。その裏づけのため、強制収容の記憶と運動の意味づけ、運動理念、戦術、言説実践との関連を詳細に検討した一冊になっています。

    図書館選書
    JMAM学術叢書の第1巻。日系アメリカ人によるリドレス(名誉回復)運動の展開を分析し、第二次大戦中の強制収容の記憶と運動の意味づけ、戦術、語りとの関連を詳細に検討した一冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    土田 久美子(ツチダ クミコ)
    2009年、東北大学大学院文学研究科人間科学専攻社会学専攻分野修了、博士(文学)。東北大学大学院文学研究科グローバルCOEプログラムリサーチ・フェロー、東北大学国際高等融合領域研究所助教、日本学術振興会特別研究員(PD)、東京外国語大学世界言語社会教育センター特任講師等を経て、駒澤大学文学部社会学科講師。主著に「過去の不正義に対する法的救済の意義と限界―在米日系ペルー人による補償請求運動を事例として」『法社会学』第72号2010年(日本法社会学会2010年度学会誌最優秀論文賞)ほか
  • 著者について

    土田 久美子 (ツチダクミコ)
    2009年 東北大学大学院文学研究科人間科学専攻社会学専攻分野修了、博士(文学)。
    東北大学大学院文学研究科グローバルCOEプログラムリサーチ・フェロー、東北大学国際高等融合領域研究所助教、日本学術振興会特別研究員(PD)、東京外国語大学世界言語社会教育センター講師等を経て、現在 駒澤大学文学部社会学科講師。
    主著
    「過去の不正義に対する法的救済の意義と限界―在米日系ペルー人による補償請求運動を事例として」2010年『法社会学』第72号(日本法社会学会 平成22年度学会誌最優秀論文賞)、「『弱者』から『地域人材』への移行は可能か-気仙沼市在住 フィリピン出身者グループによる生活再建の試み」長谷川公一編東京大学出版会. 長谷川公一・保母武彦・尾崎寛直編著『岐路に立つ震災復興-地域の再生か消滅か』2016年 東京大学出版会、「〈被害の記憶〉をめぐる社会運動」長谷川公一編著『社会運動の現在:市民社会の声』2020年 有斐閣。

日系アメリカ人とリドレス運動―記憶と集合的アイデンティティをめぐる社会運動のダイナミクス(JMAM学術叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:日本能率協会マネジメントセンター
著者名:土田 久美子(著)
発行年月日:2021/12/30
ISBN-10:4820729756
ISBN-13:9784820729754
判型:A5
発売社名:日本能率協会マネジメントセンター
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:247ページ
縦:22cm
他の日本能率協会の書籍を探す

    日本能率協会 日系アメリカ人とリドレス運動―記憶と集合的アイデンティティをめぐる社会運動のダイナミクス(JMAM学術叢書) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!