記憶と風景―間文化社会ケベックのエクリチュール [単行本]
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記憶と風景―間文化社会ケベックのエクリチュール [単行本]

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出版社:彩流社
販売開始日: 2021/12/20
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記憶と風景―間文化社会ケベックのエクリチュール [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書はケベック文学を一望する体系的研究ではなく、筆者の心に留まった作品を「記憶」と「風景」というテーマで読解する。二十世紀初頭から現在に至るまでのケベック文学の主な傾向を概観する第一章を一読すれば、あとはどこから読んでもよい。ケベック州は、フランス系の移住者が新大陸に渡ってから四百年あまり、数多の困難を乗り越え、たくましく生きてきた地域。圧倒的な英語圏である北米大陸にありながら、仕事も日常生活も祖先から受け継いだフランス語で行い、多様な民族へと開かれた間文化社会を実現している。そこでは、文学はフランス語を維持し、異なる者同士が文化的背景について語り合い、理解し合うための重要な媒体となっている。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    第1章 ケベック文学へのいざない―多様性に開かれるフランス語
    第2章 小さな幸福の権利―ガブリエル・ロワ『束の間の幸福』における身体と風景の描写
    第3章 アンヌ・エベールが描くケベック女性―生誕一〇〇周年にちなんで
    第4章 ポエジーとサスペンスのあいだで―アンヌ・エベール『シロカツオドリ』の海景
    第5章 詩的象徴性と「移住(者)のエクリチュール」―アキ・シマザキ『秘密の重圧』五部作
    第6章 旅・亡命・帰還・彷徨―ダニー・ラフェリエール『帰還の謎』
    第7章 漂流と記憶―ダニー・ラフェリエール『甘い漂流』
    第8章 イン・チェンの小説における象徴性―『岸辺は遠く』
    第9章 ケベックの先住民社会―ナオミ・フォンテーヌ『クエシパン、あなたへ』
    第10章 森と記憶―ジョスリーヌ・ソシエ『鳥たちの雨』
  • 出版社からのコメント

    過去の作者自身の論考を「記憶と風景」というテーマにより再読解、新たな作品批評から間文化的なケベック社会の諸相をより豊かに描く
  • 内容紹介

    「記憶」を掘り起こしながら持続可能な未来を思い描き、豊かな四季の「風景」を
    描写することは多くの小説に共通する要素である。
    本書は、ケベック文学を一望する体系的研究というものではなく、
    以前から書き溜めてきたケベック文学に関する論考を
    「記憶」と「風景」というテーマで再び書き直し、筆者の心に留まった作品を
    読解していったものである。
    本書への接し方としては、二十世紀初頭から現在に至るまでのケベック文学の
    主な傾向を概観する第1章を最初に一読すれば、あとはどこから読んでもよい。
    ケベック州は、フランス系の移住者が新大陸に渡ってから四百年あまり、
    数多の困難を乗り越えたくましく生きてきた地域である。
    現在は、圧倒的な英語圏である北米大陸にありながら、仕事も日常生活も
    祖先から受け継ぐ仏語で行い、しかも多様な民族へと開かれたユニークな
    間文化社会を実現している。そこでは、文学は、仏語を維持しつつ、
    異なる者同士が文化的背景について語り合いながら、互いに理解し合うための
    重要な媒体となっているのである。

    [内容・目次]
    (1)ケベック文学へのいざない―多様性に開かれるフランス語
    (2)小さな幸福の権利―ガブリエル・ロワ『束の間の幸福』における身体と風景の描写
    (3)アンヌ・エベールが描くケベック女性―生誕100周年にちなんで
    (4)ポエジーとサスペンスのあいだで―アンヌ・エベール『シロカツオドリ』の海景(5)詩的象徴性と「移住(者)のエクリチュール」
    (6)旅・亡命・帰還・彷徨―ダニー・ラフェリエール『帰還の謎』
    (7)漂流と記憶―ダニー・ラフェリエール『甘い漂流』
    (8)イン・チェンの小説における象徴性―『岸辺は遠く』
    (9)ケベックの先住民社会―ナオミ・フォンテーヌ『クエシパン、あなたへ』
    (10)森と記憶―ジョスリーヌ・ソシエ『鳥たちの雨』

    図書館選書
    本書はケベック文学を一望する体系的研究というものではないが、作者が書き溜めてきたケベック文学に関する論考を「記憶」と「風景」というテーマで再び書き直し、作者の心に留まった作品を再読解することで創りあげた書である
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小倉 和子(オグラ カズコ)
    1957年生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。パリ第10大学博士(文学・人文学)。現在、立教大学異文化コミュニケーション学部教授、日本ケベック学会顧問。現代フランス文学・フランス語圏文学専攻
  • 著者について

    小倉 和子 (オグラカズコ)
    おぐら・かずこ OGURA Kazuko
    1957年生まれ。上智大学文学部仏文学科卒業。
    東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。
    パリ第10大学博士(文学・人文学)。
    現在、立教大学異文化コミュニケーション学部教授。日本ケベック学会顧問。
    現代フランス文学・フランス語圏文学専攻。
    著書に『フランス現代詩の風景 イヴ・ボヌフォワを読む』(単著、立教大学出版会、2003年)、『200年目のジョルジュ・サンド 解釈の最先端と受容史』(共著、日本ジョルジュ・サンド学会 編、新評論、2012年)、『遠くて近いケベック 日ケ40年の対話とその未来』(共編著、日本ケベック学会日ケ交流40周年記念事業編集委員会 編、御茶の水書房、2013年)。訳書に『感性の歴史家 アラン・コルバン』(A.コルバン著、藤原書店、2001年)、『モープラ  男を変えた至上の愛  ジョルジュ・サンドセレクション第1巻』)ジョルジュ・サンド著、藤原書店、2005年)、『帰還の謎』(ダニー・ラフェリエール著、藤原書店、2011年)、『甘い漂流…

記憶と風景―間文化社会ケベックのエクリチュール [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:彩流社
著者名:小倉 和子(著)
発行年月日:2021/12/30
ISBN-10:4779127963
ISBN-13:9784779127960
判型:B6
発売社名:彩流社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:228ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:250g
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