国語問題と日本語文法研究史 [単行本]
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国語問題と日本語文法研究史 [単行本]

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出版社:ひつじ書房
販売開始日: 2021/12/24
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国語問題と日本語文法研究史 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    第1部 言語・国語問題をめぐって

    第1章 言語的不平等と言語的抑圧

    第2章 「国語」を考える
    1 アイヌ語、国会に流れる
    2 国家における国語
    3 裁判での使用言語
    4 国語イデオロギー
    5 少数言語使用者の苦悩

    第3章 上田万年と国(民)語の創出
    1 はじめに
    2 上田万年が帝国大学を出る頃までの教育言語の状況
    3 上田万年と国語ナショナリズム
    4 国民語の創出をめざして
    4.1 標準語の問題
    4.2 言文一致の問題
    4.3 仮名遣いの問題

    第4章  小林英夫と時枝誠記 ―言語問題への言説をめぐって―
    1 はじめに
    2 小林と時枝の年譜的略歴
    3 言語問題をめぐっての小林英夫の発言
    3.1 言語に対する基本的態度
    3.2 言語を民衆のものに
    3.3 小林の表記・漢字観
    4 言語問題をめぐっての時枝誠記の発言
    4.1 国語問題協議会
    4.2 国語問題に対する時枝の基本的態度
    4.3 国語教育への注文
    4.4 歴史・伝統主義からの帰結

    第5章 自民党文教(制度)調査会と国語施策
    1 はじめに
    2 戦後国語施策概略年表
    3 自民党文教(制度)調査会・国語問題に関する小委員会
    3.1 活動の記録
    3.2 国語問題に関する小委員会からの文教制度調査会への報告
    3.3 国語問題に関する小委員会と深いつながりを持っていた団体
    3.4 文部省との関わり
    4 「国語問題についての結論」後の展開
    4.1 国語審議会の答申
    4.2 教育の現場で

    第2部 研究史を眺める

    第6章 文法研究を中心とした日本語研究史大概
    1 はじめに
    2 日本語研究の歩みの概観
    3 第一期前半の研究
    3.1 概観
    3.2 漢文・漢字との接触による日本語研究
    3.2.1 漢文訓読と日本語研究
    3.2.2 対訳辞書の製作
    3.2.3 テニヲハ意識の発生とヲコト点
    3.3 古典解釈に伴う日本語研究
    3.4 歌学・連歌論の発達とテニヲハの研究
    3.4.1 歌論書系の研究
    3.4.2 連歌論における研究
    4 第一期後半の研究
    4.1 仮名遣い研究
    4.1.1 契沖
    4.1.2 古言梯・仮字用格奥能山路・古言衣延弁
    4.2 文法の研究
    4.2.1 『氐爾乎波義慣鈔』
    4.2.2 本居宣長
    4.2.3 てにをは係辞弁
    4.2.4 富士谷成章
    4.2.5 鈴木朖
    4.2.6 本居春庭・東条義門
    4.2.7 富樫広蔭
    4.2.8 語学新書
    5 第二期の研究
    5.1 明治初期の文法研究―洋式文典の多出―
    5.1.1 『絵入智慧の環』
    5.1.2 A NIPPON BUNTEN UHI-MANABI
    5.1.3 『小学日本文典』
    5.1.4 『日本文典』
    5.2 西洋近代言語学の移入と「国語」の学としての日本語研究
    5.2.1 上田万年
    5.2.2 国語調査委員会の活動
    5.2.3 方言研究
    5.3 文法研究を中心としたその後の展開
    5.3.1 大槻文彦
    5.3.2 山田孝雄の文法研究とその流れ
    5.3.3 松下大三郎の文法理論
    5.3.4 橋本進吉の国語学
    5.3.5 時枝誠記の日本語研究
    5.3.6 「誰それ」文法以後
    6 外国人による日本語研究
    6.1 南蛮系の研究
    6.2 和蘭系の研究
    6.3 英米系の研究

    第7章  日本語記述文法の研究対象としての自立化 ―時代背景の中でその歩みを眺める―
    1 はじめに
    2 仁田の目に映った戦後の日本語文法研究
    2.1 陳述論争
    2.2 現象重視・現象記述派
    2.3 国立国語研究所グループ
    2.4 言語学研究会の学派的集団研究
    3 仁田が研究を始めた頃の学界の趨勢
    3.1 当時の研究・教育機関の現状
    3.2 出版状況
    4 1970 年代前後の研究環境
    4.1 当時の研究状況
    4.2  現代日本語文法の記述的研究を志した者として刺激を受けた状況
    5 仁田の研究を後押ししてくれた環境・条件

    あとがき
    書名索引
    事項索引
    著者紹介
  • 内容紹介

    言語的不平等に対する理想と現実の乖離を指摘。裁判での使用言語などを通し、国家の国語に対するあり方に触れ、近代日本の国語創出における上田万年の果した役割を解明。国語問題への小林英夫の革新的な考えを明示。テニヲハ・係り結び・語分類への考察の進展、及び明治以降の文法研究の進展を描きながら、日本語文法研究史を概説、明治期の群小文法書の取り出しが本書の特徴。さらに現代日本語文法の記述的研究の確立化を示す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    仁田 義雄(ニッタ ヨシオ)
    大阪大学名誉教授。文学博士。1946年大阪府茨木市生まれ。1975年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
  • 著者について

    仁田 義雄 (ニッタ ヨシオ)
    大阪大学名誉教授 文学博士。1946年大阪府茨木市生まれ。
    主要著書に、『語彙論的統語論』(明治書院、1980)、『日本語のモダリティと人称』(ひつじ書房、1991)、『副詞的表現の諸相』(くろしお出版、2002)、『ある近代日本文法研究史』(和泉書院、2005)、『仁田義雄日本語文法著作選』(ひつじ書房、2009~2010)。

国語問題と日本語文法研究史 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ひつじ書房
著者名:仁田 義雄(著)
発行年月日:2021/12/10
ISBN-10:4823411145
ISBN-13:9784823411144
判型:B6
発売社名:ひつじ書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:語学総記
言語:日本語
ページ数:233ページ
縦:19cm
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