災害情報と避難―その理論と実際 [単行本]

災害情報と避難―その理論と実際 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  予防から避難にいたるまでの、災害情報の実体と課題とは？災害研究の基本を重視しつつ、総合的・体系的に論じる。理論と具体的な事例をバランスよく、あわせて考察。防災の実務者にも役立つよう、実例や課題、対応策なども幅広く紹介。更に学びを深めるための発展的な情報を掲載。災害情報についてこれ１冊で網羅的に学べる、初学者のための必読書！

• 目次

  １章　災害と社会
  　１．１　社会における災害　
  　１．２　災害とは何か　
  　１．３　災害因の特徴　
  　１．４　災害への視角　
  
  ２章　防災と情報
  　２．１　防災の概念　
  　２．２　各段階の防災対策　
  　２．３　災害神話　
  　２．４　防災の哲学　
  　２．５　災害対策と防災情報　
  
  ３章　予防・準備段階の情報
  　３．１　リスク評価と情報　
  　３．２　防災教育　
  　３．３　災害文化　
  
  ４章　災害予測情報と避難情報の発出
  　４．１　避難にかかわる情報
  　４．２　災害予測情報と避難情報の発出　
  　４．３　避難情報発出の実際　
  
  ５章　避難情報の伝達メディア
  　５．１　防災メディアの全体像
  　５．２　避難情報伝達メディアの理論　
  　５．３　避難情報伝達メディアと災害事例
  　５．４　課題と対策　
  
  ６章　避難情報の内容と表現
  　６．１　内容・表現様式の既存研究
  　６．２　メッセージ内容・表現の実例
  
  ７章　災害報道
  　７．１　災害報道の役割
  　７．２　マスメディアの防災機能
  　７．３　災害報道のジャーナリズム的側面
  　７．４　災害報道と組織
  　７．５　行政とマスメディア　　　
  
  ８章　避難の理論
  　８．１　避難の問題
  　８．２　警報研究における避難
  　８．３　警報研究の理論的拡張
  　８．４　避難の社会心理学
  　８．５　避難の現実的課題
  
  ９章　避難の実際
  　９．１　東日本大震災
  　９．２　西日本豪雨とダム情報
  　９．３　西日本豪雨時の広島市土砂災害
  　９．４　2019年台風19号
  　９．５　避難のむずかしさと多様な原因
  
  10章　パニック・流言・安否情報
  　10．１　パニック
  　10．２　流言
  　10．３　安否情報

• 内容紹介

  災害研究の基本を重視しつつ、理論と具体的な事例をバランスよく、総合的・体系的に論じる本書は、災害情報について１冊で学べる、初学者のための必読書である。防災の実務者にも役立つような、実例や課題、対応策なども幅広く紹介。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  中村 功(ナカムラ イサオ)
  １９６５年東京生まれ、８７年学習院大学法学部政治学科卒業、９４年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、松山大学人文学部専任講師・助教授を経て、２００３年東洋大学社会学部助教授、２００４年より東洋大学社会学部教授

災害情報と避難―その理論と実際 [単行本] の商品スペック