欲望会議―性とポリコレの哲学(角川ソフィア文庫) [文庫]

欲望会議―性とポリコレの哲学(角川ソフィア文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「現代人は、２０世紀までの人間から何か深いレベルでの変化を遂げつつあるのではないか？」＃ＭｅＴｏｏのような新たなフェミニズムの動き、ポルノ表現をめぐる攻防、ＬＧＢＴへの社会的認識の変化、ペドフィリアの問題ほか。あらゆるものが炎上し続ける世の中で、食欲や金銭欲、物欲などにもまして自分のアイデンティティや主体性に直結する欲望「性的欲望」をめぐって、哲学者、ＡＶ監督、現代美術作家が語り尽くす異色の鼎談！

• 目次（「BOOK」データベースより）

  第１章　傷つきという快楽
  第２章　あらゆる人間は変態である
  第３章　普通のセックスって何ですか？
  第４章　失われた身体を求めて
  終章　魂の強さということ
  文庫版増補１　“人類の移行期”の欲望論
  文庫版増補２　個人と社会のあいだで

• 出版社からのコメント

  哲学者・千葉雅也×AV監督・二村ヒトシ×現代美術家・柴田英里

• 内容紹介

  エロ、暴力、心の傷、ホラー、ゾーニング、変態、炎上、＃MeToo、身体、無意識……
  「欲望」をテーマにこの世界を読み解けば、未来の絶望と希望が見えてくる――。
  
  「現代人は、かつての、つまり二〇世紀までの人間から、何か深いレベルでの変化を遂げつつあるのではないか、というのが本書の仮説なのです。」―「序」より
  
  図書館選書
  ゾーニング、炎上、#MeToo、ポリコレ……AV監督と哲学者と現代美術家が語りつくす。「オーガズムはポストトゥルース」「人間のエロさは滅びません」

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  千葉 雅也(チバ マサヤ)
  １９７８年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。博士（学術）。専門は哲学・表象文化論。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授
  
  二村 ヒトシ(ニムラ ヒトシ)
  １９６４年生まれ。慶應義塾大学文学部中退。ＡＶ監督。女性が主導権をもって男性を愛撫する「痴女」、男優が登場しない「レズ」、女性が登場しない「女装美少年」などのジャンルの演出手法を確立した
  
  柴田 英里(シバタ エリ)
  １９８４年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科彫刻領域修士課程修了。現代美術作家（彫刻中心）。文筆家

• 著者について

  千葉　雅也 (チバ　マサヤ)
  1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。博士（学術）。専門は哲学・表象文化論。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書に『動きすぎてはいけない‐ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』（河出文庫）、『別のしかたで‐ツイッター哲学』（河出書房新社）、『勉強の哲学‐来たるべきバカのために』（文藝春秋）、『メイキング・オブ・勉強の哲学』（文藝春秋）、『思弁的実在論と現代について‐千葉雅也対談集』（青土社）、『意味がない無意味』（河出書房新社）など。
  
  二村　ヒトシ (ニムラ　ヒトシ)
  1964年生まれ。慶應義塾大学文学部中退。アダルトビデオ監督。女性が主導権をもって男性を愛撫する「痴女」、男優が登場しない「レズ」、女性が登場しない「女装美少年」などのジャンルの演出手法を確立した。著書に『すべてはモテるためである』（文庫ぎんが堂）、『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』（同）、『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』（KADOKAWA）、共著に『どうすれば愛しあえるの‐幸せな性愛のヒント』（KKベストセラーズ）、『オトコのカラダはキモチいい』（角川文庫）など。
  
  柴田　英里 (シバタ　エリ)
  1984年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科彫刻領域修士課程修了。現代美術作家（彫刻中心）。文筆家。主な論考に、「いつまで“被害者”でいるつもり？‐性をめぐる欲望と表現の現在」（『早稲田文学増刊　女性号』筑摩書房）、「“やさしさ”によって見棄てられる総ての者に捧げるあいらぶゆー‐大森靖子のフェミニズム」（『ユリイカ』第49巻7号、青土社）など。

欲望会議―性とポリコレの哲学(角川ソフィア文庫) [文庫] の商品スペック