北米先住民族の宗教と神話の世界―歴史と文化交渉の観点から [単行本]
    • 北米先住民族の宗教と神話の世界―歴史と文化交渉の観点から [単行本]

    • ¥6,050182 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月30日水曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003513506

北米先住民族の宗教と神話の世界―歴史と文化交渉の観点から [単行本]

価格:¥6,050(税込)
ゴールドポイント:182 ゴールドポイント(3%還元)(¥182相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月30日水曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:筑波大学出版会
販売開始日: 2022/01/29
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

北米先住民族の宗教と神話の世界―歴史と文化交渉の観点から の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、伝統宗教を生きる北米先住民族の人々が文化交渉状況において主体的に語った神話テクストを読み解こうとするものである。イエズス会宣教師と狩猟採集民との間にある文化と宗教の違いによる誤解、ホピの予言の歴史的形成過程や文化交渉によって変化をみせた各部族に伝わる神話、カンニバルの怪物ウィンディゴ伝承などを考察している。また、伝統が変わりゆく中で、首長らがいかに伝統を維持、回復しようと試みているかを描きだしている。
  • 目次

    序 章 歴史と文化交渉から考える北米先住民族の宗教と神話
    初めに/北米先住民族研究における宗教と神話/神話―聖なる物語/グローバルな文脈と先住民性/「先住民性」概念の問題点/先住民性の異種混淆性と液状化/文化接触から文化交渉へ/終わりに


    第一部 文化交渉における他宗教の誤解

    第一章 一八世紀のイエズス会宣教師とアルゴンキアン族との間の文化交渉
    初めに/イエズス会士の書簡/「ビーバーの骨」と「笑い」に見る非対称的な差異の状況/夢見の誤解/終わりに

    第二章 ホデノショニ(イロクォイ)神話における「母なる大地」を巡る宗教史学的考察
    初めに/『母なる大地』と宗教史学における歴史学的側面/テクストとしての神話の歴史的成立過程/「我らの母、大地」の大地性と神話的存在者の系譜学的考察/終わりに


    第二部 多様な文化交渉と先住民族の宗教的・神話的世界

    第三章 ホピの神マーサウを巡る歴史と神話
    初めに/グローバル時代の先住民族宗教の研究/民族学誌に見るマーサウ/「歴史」におけるホピとマーサウ/終わりに

    第四章 盲目の語り手ガハンドルが語ったハイダ神話
    初めに/神話語りの社会性とパフォーマンス性/ガハンドルの生涯と歴史/神話の時間/ハイダの天候の変化についての神話/終わりに

    第五章  ディネ(ナヴァホ)とホピにおける「思う(創る)女性(蜘蛛女[蜘蛛婆])」と織物の起源
    初めに/蜘蛛女と織物の起源についての神話/世界創世神話における蜘蛛女(蜘蛛婆)/岩絵と蜘蛛女/日常性と聖性―あやとりと地形に見る神話的出来事の痕跡/終わりに

    第六章 カンニバルの神話的怪物ウィンディゴを巡る歴史と人格変容
    初めに/ウィンディゴ研究概説と本章の視点/ウィンディゴ表象/道徳的教えとしてのウィンディゴ/ウィンディゴ―神話と人格変容の間/終わりに

    第七章 ホピの昆虫神話にみるホピ的自然観と変化
    初めに/自然環境と神話/神話の一般性から神話の語り手の歴史的特殊性へ/ホピ世界における「昆虫」の位置づけ/昆虫に関する神話伝承/考察/終わりに


    第三部 人物史から見る文化交渉と宗教的・神話的世界

    第八章  ジョン・A・ギブソン―カナダ、オンタリオ州、
    シックス・ネーションズ・リザーブの伝統主義者セネカ世襲首長の伝記―
    初めに/若きジョン・A・ギブソン―ラクロース選手/ギブソン家の親族問題/イロクォイ連合の伝統的ロングハウス首長としてのジョン・A・ギブソン/SNRの内政におけるギブソンの役割/ギブソンの儀礼に関する知識/歴史の中におけるギブソンの神話語り/ギブソンの死/終わりに

    第九章  カユガ世襲首長ハタハッ・イクレㇷタ(ジェイコブ・E・トーマス)
    ― シックス・ネーションズ・リザーブにおける伝統的言語の保存と継承の試み―
    初めに/ハタハッ・イクレㇷタ(ジェイコブ・E・トーマス)/トーマスの試みの歴史的背景/ジェイク・トーマス・ラーニング・センター(JTLC)/トーマスの試みへの反応/終わりに

    第一〇章 ハイダの芸術家ビル・リードの芸術作品に見られる二重の他者性と先住民性
    初めに/ビル・リードにおける先住民性とは/リードの生涯と先住民性/先住民性の場所性とリードの芸術作品の他的場所性/二重の他者性の表象としての《ハイダ・グワイの精神》/終わりに


    終 章 各章を振り返って



    索引
    あとがき
  • 内容紹介

    本書は、伝統宗教を生きる北米先住民族の人々が文化交渉状況において主体的に語った神話テクストを読み解こうとするものである。イエズス会宣教師と狩猟採集民との間にある文化と宗教の違いによる誤解、ホピの予言の歴史的形成過程や文化交渉によって変化をみせた各部族に伝わる神話、カンニバルの怪物ウィンディゴ伝承などを考察している。また、伝統が変わりゆく中で、首長らがいかに伝統を維持、回復しようと試みているかを描きだしている。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    木村 武史(キムラ タケシ)
    筑波大学人文社会系教授。山口大学人文学部助教授、筑波大学准教授を経て現職。シカゴ大学Ph.D.専門分野は宗教学、アメリカ研究
  • 著者について

    木村 武史 (キムラ タケシ)
    筑波大学人文社会系教授、山口大学人文学部助教授、筑波大学准教授を経て現職。シカゴ大学Ph.D. 専門分野は宗教学、アメリカ研究。主要著書 編著『サステイナブルな社会を目指して』(2008年)、Religion, Science and Sustainability (2008年)、共著『現代文明の危機と克服:地域・地球的課題へのアプローチ』(2014年)。最近は、宗教と科学・技術の問題についても取り組んでいる。「アンドロイド研究者が宗教について語ることの意義」、『宗教研究』93, (2020), 「ロボット・AIと宗教についての序論的考察」、細田・津曲編『媒介物の宗教史』、リトン(2019), “Masahiro Mori’s Buddhist philosophy of robot,” Paladyn, Journal of Behavioral Robotics 9 (2018), “Robotics and AI in the sociology of religion,” Social Compass 64 (1) (2017)などがある。

北米先住民族の宗教と神話の世界―歴史と文化交渉の観点から の商品スペック

商品仕様
出版社名:筑波大学出版会 ※出版地:つくば
著者名:木村 武史(著)
発行年月日:2022/01/27
ISBN-10:4904074653
ISBN-13:9784904074657
判型:A5
発売社名:丸善出版
対象:教養
発行形態:単行本
内容:宗教
言語:日本語
ページ数:389ページ
縦:21cm
厚さ:2cm
他の筑波大学出版会の書籍を探す

    筑波大学出版会 北米先住民族の宗教と神話の世界―歴史と文化交渉の観点から [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!