能楽の源流を東アジアに問う―多田富雄『望恨歌』から世阿弥以前へ [単行本]

販売休止中です

    • 能楽の源流を東アジアに問う―多田富雄『望恨歌』から世阿弥以前へ [単行本]

    • ¥1,98060 ゴールドポイント(3%還元)
100000009003514231

能楽の源流を東アジアに問う―多田富雄『望恨歌』から世阿弥以前へ [単行本]

価格:¥1,980(税込)
ゴールドポイント:60 ゴールドポイント(3%還元)(¥60相当)
日本全国配達料金無料
出版社:風響社
販売開始日: 2022/01/10
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

能楽の源流を東アジアに問う―多田富雄『望恨歌』から世阿弥以前へ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「恨」と「幽玄」の軌跡が交わる時。韓国の老農婦の悲痛な姿から『望恨歌』は書かれた。夫は「強制連行」により九州の炭鉱へ、そして果てたという。この演目を歴史・民俗・文学・演者の立場から考察、「能」への新たな視点を探る。
  • 目次

    はじめに (竹内光浩)

    Ⅰ 「能」の形成と渡来民の芸能──聖徳太子信仰と観阿弥・世阿弥 (保立道久)

      はじめに
      一 都市芸能の原点と百済氏の没落
      二 新猿楽と傀儡子の芸能
      三 太子信仰と大和猿楽
      おわりに

    Ⅱ 中国・朝鮮・日本の仮面舞の連鎖──世阿弥まで (野村伸一)

      はじめに
      一 中国の仮面舞
      二 朝鮮の仮面舞
      三 中国、朝鮮からみた能楽の仮面舞
      四 新作能および『望恨歌』への提言

    Ⅲ 『望恨歌』と百済歌謡「井邑詞」 (辻 浩和)

      はじめに
      一 井邑詞とはどんな歌謡か
      二 朝鮮における井邑詞の展開
      三 日本の踏歌と井邑詞
      四 望恨歌と井邑詞
      おわりに

    Ⅳ 強制連行に向きあった市民と『望恨歌』 (外村 大)

      一 『望恨歌』が創作された時代
      二 「大地の絆」と「死者への手紙」
      三 市民の調査活動の展開
      四 ライフヒストリーの聞き取り
      五 遺族への連絡と訪問
      六 歴史の継承と追悼行事
      七 戦後処理の挫折と和解の模索
      八 和解の原型としての『望恨歌』

    Ⅴ 望恨歌・井邑詞・砧 (竹内光浩)

      一 『望恨歌』に流れる三つの基調
      二 『望恨歌』諸本について
      三 「井邑詞」
      四 能『砧』から新作能『望恨歌』へ
      五 「恨」をめぐって

    Ⅵ 農楽と能楽──国立能楽堂における二〇二〇年交流公演の記録 (神野知恵)

      一 ことのはじまりはインドから
      二 ポーランドへ渡ったチマ・チョゴリ
      三 『望恨歌』公演依頼
      四 清水さんとイム・ソンジュンさんの出会い
      五 公演に向けての思案と準備
      六 農楽隊の挑戦
      七 公演当日の様子
      八 二〇二一年『望恨歌』上演に向けて

    『望恨歌』 (多田富雄)

    多田富雄 新作能『望恨歌』公演記録(一九九三~二〇二一) (竹内光浩/清水寛二)

    解題──あとがきに代えて (野村伸一)

    東アジア芸能史略年表

    索引
  • 出版社からのコメント

    「恨」と「幽玄」の軌跡が交わる時。その歌と舞は、東アジア芸能史千年の系譜に連なり、民衆の来し方を写す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    野村 伸一(ノムラ シンイチ)
    1949年生。慶應義塾大学名誉教授。祭祀芸能を含めた東アジア地域文化研究

    竹内 光浩(タケウチ ミツヒロ)
    1947年生。元専修大学兼任講師。日本中世史

    保立 道久(ホタテ ミチヒサ)
    1948年生。東京大学名誉教授。日本の神話と地震・噴火史の社会史的研究

能楽の源流を東アジアに問う―多田富雄『望恨歌』から世阿弥以前へ の商品スペック

商品仕様
出版社名:風響社
著者名:野村 伸一(編)/竹内 光浩(編)/保立 道久(編)
発行年月日:2021/12/20
ISBN-10:4894893177
ISBN-13:9784894893177
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:演劇・映画
言語:日本語
ページ数:301ページ
縦:21cm
横:15cm
他の風響社の書籍を探す

    風響社 能楽の源流を東アジアに問う―多田富雄『望恨歌』から世阿弥以前へ [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!