戦時・戦後の部落問題(講座 近現代日本の部落問題〈2〉) [単行本]
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戦時・戦後の部落問題(講座 近現代日本の部落問題〈2〉) [単行本]
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戦時・戦後の部落問題(講座 近現代日本の部落問題〈2〉) [単行本]

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出版社:解放出版社
販売開始日: 2022/03/02
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戦時・戦後の部落問題(講座 近現代日本の部落問題〈2〉) の 商品概要

  • 目次

    発刊にあたって

    序章 戦時・戦後の部落問題………黒川みどり
    一 問題意識と課題/二 デモクラシーの終焉からファシズムへ/三 戦後改革と部落解放運動の再出発/四 学知からの捉え返し

    政治社会の形成と水平運動………吉田文茂
    はじめに/一 全国水平社の選挙闘争/二 無産政党の部落問題の位置付け/三 議会内外における水平運動家の活動/おわりに

    部落女性と婦人水平社………宮前千雅子
    はじめに/一 部落女性の生活実態/二 部落女性の苦悩と困難―その声を読み解く/三 婦人水平社の主張と活動/おわりに

    朝鮮衡平運動の展開と水平社………水野直樹
    はじめに/一 「白丁」の生活状況と歴史/二 衡平社の創立と活動/三 水平社との交流・連帯とその限界/四 衡平運動の変容と弾圧/五 大同社の運動/おわりに

    アジア・太平洋戦争と部落問題………藤野 豊
    はじめに/一 満洲事変の勃発と部落問題/二 日中全面戦争と部落問題/三 対米英開戦と部落問題/おわりに

    近代日本社会とマイノリティ調査………吉村智博
    はじめに/一 マイノリティ調査史研究の軌跡と課題/二 中央融和事業協会と部落実態調査/三 近代都市大阪とマイノリティ/四 大阪のマイノリティと社会部調査/おわりに

    戦後占領政策と部落問題………渡辺俊雄
    はじめに/一 日本「本土」の占領と部落問題/二 憲法草案の起草と部落差別/三 もう一つの焦点「人」/四 総司令部の強い意志/五 日本政府―地方への「委託」/おわりに

    戦後復興期の被差別部落………大西祥惠
    はじめに/一 戦後復興期の部落のありようについての研究視角/二 戦後復興期の部落のありよう―大阪市の部落と戦災復興事業/三 戦後復興期の部落の産業・就労/四 戦後復興期の部落のありようについての考察/おわりに

    松本治一郎と国際連帯………イアン・ニアリー
    はじめに/一 松本の戦後の海外渡航歴/二 平和の唱道者/三 中国の支持者/四 国際連帯/五 日本社会党の代表者として/おわりに

    戦後同和行政と部落解放運動………竹森健二郎
    はじめに/一 部落解放全国委員会の設立と同和行政のスタート/二 同和対策審議会答申から同和対策事業特別措置法の成立と部落解放運動/三 「地対法」以降の同和行政と部落解放運動/おわりに

    保守政党と部落問題………割石忠典
    はじめに/一 占領期の部落問題/二 占領期の終了と部落問題/三 自民党と部落問題/四 自民党と全日本同和会/五 答申から「特別措置法」制定へ/おわりに

    高度経済成長と部落における就労の変化………石元清英
    はじめに/一 高度経済成長による日本社会の変化と部落の就労/二 軽視された高度経済成長の影響/三 根強い「部落=窮乏説」/四 農地改革の評価にみる「部落=窮乏説」/五 国民融合論と高度経済成長による部落の変化/おわりに

    近代の文芸と部落問題………秦 重雄
    はじめに/一 二〇世紀初頭―『破戒』の出現まで/二 水平社の創立―芸術的文学的爆発/三 『破戒』を超えるものを求めて―アジア太平洋戦争の敗戦まで/おわりに

    民俗学からみた部落問題………政岡伸洋
    はじめに/一 部落問題と柳田國男/二 戦後における民俗学の展開と部落問題/三 民俗学の限界と部落問題への注目/四 被差別部落の民俗誌が語るもの/五 被差別部落における民俗の現在と部落解放運動/おわりに

    部落(民)アイデンティティと「部落の文化」運動………内田龍史
    はじめに/一 アイデンティティ・ポリティクスの場としての部落解放運動/二 否定的なアイデンティティから肯定的なアイデンティティ形成へ/三 「部落の文化」の研究視座/四 部落の「文化活動」の展開/五 部落の「文化活動」から「部落の文化」運動へ/六 「部落の文化」運動の展開/七 「部落の文化」運動の結実/八 アイデンティティ・ポリティクスとしての「部落の文化」運動とその困難

    日本近現代史研究と部落問題………黒川みどり
    はじめに/一 部落解放理論の礎石/二 本格的研究の始動―階級的連帯の希求/三 評価軸の転換と模索/四 〝近代〟への問い/五 〝近代〟を超えて?/いま

    著者略歴
  • 内容紹介

    全国水平社は、二〇二二年三月三日で一〇〇周年を迎える。この『講座 近現代日本の部落問題』全三巻(以下、本講座)は、これを記念して発刊される論文集です。第一巻「近代の部落問題」(担当:朝治武)、第二巻「戦時・戦後の部落問題」(担当:黒川みどり)、第三巻「現代の部落問題」(担当:内田龍史)という、全三巻で構成している。
     近現代日本における部落問題の歴史的位置を確認するという作業は、おのずと日本と社会との関係を重視することになる。また民主主義と人権が世界のグローバルスタンダードとなっている今日、部落問題の解決は国際的視野からもアプローチされる必要がある。そのため本講座の性格からして歴史学を中心としつつも、民俗学、社会学、経済学、法学、教育学などからも執筆者の参加を得て、学際的な共同研究の体裁をとることになった。
     本講座の企画は、二〇一五年に部落解放・人権研究所の調査研究事業として始まり、編集委員会を組織してから三年間にわたって企画を検討し、最終的には、四二人による原稿を確保することになった。近現代日本における部落問題の歴史的位置を確認するという目標は、当初の予定の通りに達成できたと考えている。
     第二巻は、「特種(殊)部落」という呼称の浸透に象徴されるように、日露戦後の部落改善政策をとおして〝成立〟した部落問題が、第一次世界大戦後の「改造」の時代のなかで、水平社運動・融和運動の展開、さらにはアジア・太平洋戦争を経てどのように変容していったのか、そして敗戦を経て、戦後の変革においていかように位置づけられ、また変化を遂げたのかを明らかにする。

    図書館選書
    第二巻は、日露戦後の部落改善政策、第一次世界大戦後の水平社運動・融和運動の展開、さらにはアジア・太平洋戦争を経てどのように変容していったのかを明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    朝治 武(アサジ タケシ)
    1955年生まれ。大阪人権博物館館長

    黒川 みどり(クロカワ ミドリ)
    静岡大学教授。早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。博士(文学)。日本近現代史、おもに思想史・部落史

    内田 龍史(ウチダ リュウシ)
    1976年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程修了、博士(文学)。尚絅学院大学講師・准教授・教授を経て、関西大学社会学部教授。専門は社会学
  • 著者について

    朝治 武 (アサジ タケシ)
    朝治 武(あさじ・たけし)
    1955年生まれ。大阪人権博物館館長。著書に『水平社の原像』(解放出版社、2001年)、『アジア・太平洋戦争と全国水平社』(解放出版社、2008年)、『差別と反逆―平野小剣の生涯』(筑摩書房、2013年)、『水平社論争の群像』(解放出版社、2018年)などがある。

    黒川 みどり (クロカワ ミドリ)
    黒川みどり(くろかわ・みどり)
    静岡大学教授。早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業 博士(文学)。日本近現代史、おもに思想史・部落史。主要著作に、『近代部落史』(平凡社新書、2011年)、『描かれた被差別部落』(岩波書店、2011年)、『差別の日本近現代史』(共著、岩波現代全書、2015年)、『創られた「人種」―部落差別と人種主義』(有志舎、2016年)、『評伝 竹内好―その思想と生涯』(共著、有志舎、2020年)『被差別部落認識の歴史』(岩波現代文庫、2021年、原著『異化と同化の間』青木書店、1999年)などがある。

    内田 龍史 (ウチダ リュウシ)
    内田龍史(うちだ・りゅうし)
    1976年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程修了、博士(文学)。尚絅学院大学講師・准教授・教授を経て、現在、関西大学社会学部教授。専門は社会学。著書に『被差別部落マイノリティのアイデンティティと社会関係』(解放出版社、2020年)、編著に『部落問題と向きあう若者たち』(解放出版社、2014年)などがある。

戦時・戦後の部落問題(講座 近現代日本の部落問題〈2〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:解放出版社 ※出版地:大阪
著者名:朝治 武(編)/黒川 みどり(編)/内田 龍史(編)
発行年月日:2022/03/03
ISBN-10:4759241299
ISBN-13:9784759241297
判型:A5
発売社名:解放出版社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:541ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:3cm
重量:865g
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