笑いを学問する―研究の歩みを回顧して [単行本]
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笑いを学問する―研究の歩みを回顧して [単行本]

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出版社:関西大学出版部
販売開始日: 2021/12/16
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笑いを学問する―研究の歩みを回顧して [単行本] の 商品概要

  • 目次

    まえがき
    第一章 大阪で生まれて育って
    1 学校嫌いの幼少年時代
    2 疎開先での田舎暮らし
    3 兎を連れて大阪に戻る
    4 中学校でバスケット部の選手に
    5 大阪ミナミの空気を吸って
    6 父親の個人商店の浮き沈み
    7 高校生時代の甘い夢
    8 時計台が見える下宿生活
    9 哲学科社会学専攻で学ぶ
    10 大阪のテレビ局に就職

    第二章 テレビ局で働く
    1 テレビ局の「モニター」という仕事
    2 労働組合の結成で初代書記長に
    3 無期限ストライキに突入
    4 「営業」から「番組企画」へ
    5 番組企画で大阪の歴史と芸能史を学ぶ
    6 「考査」担当でテレビとは何かを考える
    7 大学のスタッフとの番組研究
    8 大阪万博と漫才ブーム
    9 大学の非常勤講師を務める
    10 現代社会の「広場」としてのテレビ
    11 テレビの「全裸表現」はどこまで可能か
    12 深夜帯を開発した「11PM」
    13 テレビ局を辞めるとき

    第三章 大学の教員になって
    1 関西大学の専任講師に就任して
    2 「上方お笑い大賞」のスタッフとして
    3 漫才作家「秋田實」のこと
    4 史上初の「漫才ティーチイン」
    5 「笑学の会」の発足と中田ダイマル・ラケット「爆笑三夜」の開催
    6 初めての「放送演芸史」の刊行
    7 大学の「大阪論」で「大阪の大衆芸能」を講義
    8 「漫才の笑い」の類型化

    第四章 アメリカでの研究生活
    1 ニューメディア時代を迎えて「関西ニューメディア研究会」発足
    2 アメリカ留学に備えて
    3 インディアナ大学に到着
    4 アメリカで英会話教室に通う
    5 日本とアメリカの大学の違いを学ぶ
    6 家族で初めてのアメリカ大旅行
    7 「テレコム」先進国のアメリカ
    8 『テレコム社会』の出版
    9 フルブライト委員会からの招聘
    10 アメリカでの英語講義「日本の社会と文化」
    11 「日本の現代文化」の国際シンポジウムに参加
    12 パーティ出席は夫婦同伴で

    第五章 「笑い学研究」と「メディア研究」を生かして
    1 大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)の設立
    2 大阪府立上方演芸資料館館長に就任
    3 関西大学で「国際ユーモア学会」を開催
    4 大阪府立高校に「芸能文化科」が誕生
    5 「日本笑い学会」の設立
    6 関西大学「総合情報学部」の設立に参加して
    7 ゼミ生と「井上サロン」
    8 最終講義の「現代コミュニケーション・ライフ考」
    9 研究サロンに参加して
    10 社会教育委員を引き受けて

    第六章 大学を定年退職してから
    1 退職直後の忙しさ
    2 心臓手術で一カ月の入院
    3 検査入院中に書いた原稿「笑いと心のゆとり」
    4 円覚寺「大方丈」での講演
    5 放送大学で「大阪の文化と笑い」の「集中講義」
    6 「島之内寄席」から「天満天神繁昌亭」
    7 学会十五周年記念『笑いの世紀』を出版
    8 「笑い学研究所」の夢を見て
    9 『笑いとユーモア』のエッセー集を出版
    10 大阪府立上方演芸資料館への期待
    11 「笑い」の「最中」について
    12 「ユーモアのこころ」について考える

    あとがき
    井上宏の著書・編集一覧
  • 出版社からのコメント

    大阪の商家で育った著者が、「やってみるか!」と挑戦した数々の体験と研究を回顧して「笑いとユーモア」の神髄に迫る。
  • 内容紹介

    著者自身の85歳の人生を振り返りながら、手掛けた研究と事業を回顧する。著者の研究キーワードは、「メディア」「おおさか」「笑い」と言える。大阪の商家に育った著者は、「やってみるか!」の精神に動かされて、新しい試みにチャレンジする。本書は、まず「大阪で生まれて育った」少年時代からはじまり、京都大学で社会学を専攻し、大阪のテレビ局に就職。テレビマンとして13年間を過ごした後、関西大学に専任講師として転職するに至った経緯を記す。大学では、「メディア研究」を主専攻とし、コミュニケーション論に関心を持ち、「大阪論」や「笑いとユーモア」の研究にも興味を持つ。「笑い学研究」の必要性を思い、「日本笑い学会」を立ち上げて初代会長に就任。人間は、もとから「笑う存在」で、「人間が笑う」ことの意味を追求して、「笑う行為」を正当に評価しなければならないと考える。著者の「テレビ研究」は、「おおさか」への関心と同時に「番組研究」とも重なり、「笑いの芸能論」へと発展する。「上方お笑い大賞」の審査委員を努め、大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)の設立に関与し、二代目館長に就任。テレビ研究は、「ニューメディア研究」へと発展し、著者は「在外研究員」としてアメリカの大学に学ぶ機会を得、その機縁で米国フルブライト委員会からの招聘を受け、客員教授として二度目の渡米を果たす。二度に渡るアメリカでの生活は、国際交流の中で「笑い」を考えるチャンスとなる。「笑いとユーモア」の研究は、国際的な課題で、「国際ユーモア学会」(International Society for Humor Studies)が組織されていて、そのアジアでの初めての開催を関西大学で開催し、著者が実行委員長を務める。大学を定年退職して、70歳で心臓のバイパス手術を受け、一ヶ月の入院を余儀なくされ、大きな転機を迎える。その後元気を回復して、一層「笑い学研究」に傾斜していく。非常勤講師として、関西大学、追手門学院大学、放送大学などで「笑いとユーモア」についての講義、知恩院の「おてつぎ文化講座」や円覚寺の「夏期講座」の講演などを担当し、「笑いとユーモア」に関する講演依頼があれば引き受ける。その他に、大阪府立上方演芸資料館の「運営懇話会」の会長を努めながら、現在の資料館が貸しビルのワンフロアー使用なので、独立館として将来自立できる日の夢を見て、演芸資料館への期待を語る。定年後に書き綴ったエッセーを『笑いのユーモアのこころ』というエッセー集にまとめることで、著者の「笑いを学問する」は一層深まる。個人にあっても世界においても「矛盾」が同時的に存在し、この「矛盾のバランス」(均衡・平衡・折り合い)に「笑いとユーモア」が欠かせない。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    井上 宏(イノウエ ヒロシ)
    1936年大阪市に生まれる。1960年京都大学文学部哲学科社会学専攻を卒業、読売テレビ放送に入社。1973年関西大学社会学部に転職。専任講師、助教授を経て1981年に教授。1994年4月新設の関西大学総合情報学部に移籍。2003年4月関西大学名誉教授。専門は情報メディア論、コミュニケーション論、笑い学研究。1975~2009年大阪市社会教育委員。1994年「日本笑い学会」設立、以後2010年7月まで会長、10月より顧問。1999~2002年大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)館長
  • 著者について

    井上 宏 (イノウエ ヒロシ)
    井上 宏(いのうえ ひろし)
    1936年 大阪市に生まれる
    1960年 京都大学文学部哲学科社会学専攻を卒業、読売テレビ放送に入社
    1973年 関西大学社会学部に転職。専任講師、助教授を経て1981年に教授
    1994年4月 新設の関西大学総合情報学部に移籍
    2003年4月 関西大学名誉教授 専門は情報メディア論、コミュニケーション論、笑い学研究

    1975~2009年 大阪市社会教育委員
    1994年 「日本笑い学会」設立、以後2010年7月まで会長、10月より顧問
    1999~2002年 大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)館長

    1995年 大阪府知事表彰
    1996年 全国社会教育委員連合表彰
    1997年 大阪市民表彰
    1999年 文部大臣表彰
    2015年 瑞寶小綬章

    主な著書として、『情報メディアと現代社会』『大阪の笑い』『大阪の文化と笑い』『笑いの力』(いずれも関西大学出版部)…

笑いを学問する―研究の歩みを回顧して [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:関西大学出版部 ※出版地:吹田
著者名:井上 宏(著)
発行年月日:2021/12/20
ISBN-10:487354744X
ISBN-13:9784873547442
判型:A5
発売社名:関西大学出版部
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:274ページ
縦:21cm
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