731部隊全史―石井機関と軍学官産共同体 [単行本]
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731部隊全史―石井機関と軍学官産共同体 [単行本]

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出版社:高文研
販売開始日: 2022/02/14
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731部隊全史―石井機関と軍学官産共同体 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「731部隊」の第一人者が示す多年にわたる研究の集大成!陸軍軍医学校防衛研究室を中心に、「軍」に限らず「学・官・産」まで取り込んでいった巨大組織「石井機関」の戦前・戦中・戦後に迫る。
  • 目次

    序章 七三一部隊:特別な存在
     敗戦――七三一部隊の日本への引き揚げ
     七三一部隊(石井機関)一五年史:一九三〇年―一九四五年
     軍学共同体
     総合研究(分業)の時代――社会が支える科学技術

    1章 窮地の軍医学校:東郷部隊と石井式濾水機
     救世主? 石井四郎軍医
     外国出張の成果
     軍医学校と満州事変
     東郷部隊:情報管理――身内もあざむく秘密組織
     石井式「無菌」濾水機:マーケティング/情報操作

    2章 石井機関、組織者石井四郎
     マンパワー(博士の数)と予算
     部隊の人集め:大御所への根回し
     部隊員と学位
     部隊を離れた研究者、とどまった研究者
     京大で部隊のための研究:田部井助教授
     人集め多様なルート
     予算獲得の奥の手

    3章 一九三二年満州コレラ調査:石井機関の原点
     実地調査
     細菌謀略
     フォローアップ研究:コレラ菌五〇〇株の分析
     防研本館での仕事始め:毒力分析
     入院を偽装し、秘密保持

    4章 本部建物:上意下達の研究体制
     東郷部隊での人体実験:フィージビリティスタディ
     平房:人体実験の地:分業の徹底
     人体実験リスト:石川技師が持ち帰った八、〇〇〇枚のスライド
     健康診断と人体の兵器化

    5章 「北向け南!」:大失態と新たな情報収集が必要に
     「北向け南!」
     対ソ戦準備から日米開戦へ:情報収集の方針転換
     石井の更迭

    6章 切り札PX:人体の兵器化
     細菌雨下戦法:無謀な企ての付けが回ってきた
     ノミの研究
     PX生産とその「研究」の実態
     「PXの効果略算法」
     石井の宣伝に乗せられたサイパン攻撃計画

    7章 敗戦
     八月一五日まで
     八月一六日以降:米国による調査

    8章 負の遺産:石井機関と日本の医学界
     軍医学校防研嘱託
     学位

    9章 復活する「消えた細菌戦部隊」:輸血とBCG
     GHQ・薬事法
     凍結乾燥装置
     乾燥BCG:結核予防法の切り札?
     乾燥BCGは必要だったのか

    終章 科学・技術・社会:歴史・現在・未来
     科学と技術と負の遺産
     医学界と石井機関
     当事者意識の欠如:専門家不在の国
     COVID-19と新たな茶番

    資料
  • 出版社からのコメント

    「731部隊」研究の第一人者が示す、多年にわたる調査の集大成! 石井四郎が組織した「石井機関」の全貌に迫る。
  • 内容紹介

    本書は、「731部隊」研究の第一人者である著者が、その四〇余年にわたる調査・研究をまとめた集大成ともいえる1冊で、国内外の様々な史料の実証的な検証と、これまでの数十名におよぶ関係者への聞き取りをもとに731部隊・石井機関の全貌に迫ります。

    「満州国」ハルビン郊外の平房に本部をおいた731部隊は、石井四郎が組織した機関、通称「石井機関」の一部で、石井機関は東京の陸軍軍医学校防疫研究室を中心に「軍」だけでなく「産・官・学」を取り込んだ1万数千人規模という巨大なものでした。
    特に密接な関わりを持ったのは大学を中心とする医学界で、潤沢な研究費や戦役免除などのメリットがありました。

    731部隊は1931年の満州事変を皮切りに勢力を拡大させていきますが、1942年の淅贛(せっかん)作戦で、大規模な細菌攻撃を実行するも失敗に終わりました。部隊は細菌兵器の実戦投入の困難性を認識しながらも止まることができず、そのまま敗戦を迎えます。
    研究成果と引き換えに戦犯追及を逃れた731部隊と医学界の共犯関係は総括されないまま、戦後の医学界で影響力を持ち続けました。
    近年の「安全保障技術研究推進制度」をめぐり、大学と軍事研究の関係が注目されるなか、戦争と科学の関係を改めて問いなおします。


    序章 731部隊:特別な存在
    1章 窮地の軍医学校:東郷部隊と石井式濾水機
    2章 石井機関:組織者石井四郎
    3章 1932年満州コレラ調査:石井機関の原点
    4章 平房の本部建物:上意下達の研究体制
    5章 「北向け南!」:大失態と新たな情報収集が必要に
    6章 切り札PX:人体の兵器化
    7章 敗戦:世界は冷戦へ
    8章 負の遺産:石井機関と日本の医学界
    9章 復活する「消えた細菌戦部隊」:輸血とBCG
    終章 科学・技術・社会:歴史・現在・未来
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    常石 敬一(ツネイシ ケイイチ)
    1943年東京都生まれ。1966年、東京都立大学理学部物理学科卒業。専門は科学史
  • 著者について

    常石 敬一 (ツネイシケイイチ)
    1943年東京都生まれ。1966年、東京都立大学理学部物理学科卒業。専門は科学史。
    『消えた細菌戦部隊』(海鳴社、1981年)から『医学者たちの組織犯罪』(朝日新聞社、1994年)のころまでは満州731部隊について調べていた。地下鉄サリン事件(1995年)以降、『毒』(講談社、1999年)、『毒物の魔力』(講談社+α新書、2001年)、『謀略のクロスロード 帝銀事件捜査と731部隊』(日本評論社、2002年)、『化学兵器犯罪』(講談社、2003年)までは化学兵器および毒物について考えた。
    21世紀に入り、STS(科学・技術・社会)のケーススタディとして『原発とプルトニウム』(PHP新書、2010年)、『結核と日本人』(岩波書店、2011年)、『日本の原子力時代』(岩波書店、2015年)、『3.11が破壊したふたつの神話』(神奈川大学評論ブックレット、2015年)などで科学技術と人間との関係を考えてきた。

731部隊全史―石井機関と軍学官産共同体 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:高文研
著者名:常石 敬一(著)
発行年月日:2022/02/25
ISBN-10:4874987834
ISBN-13:9784874987834
判型:B6
発売社名:高文研
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:415ページ
縦:20cm
横:14cm
厚さ:3cm
重量:510g
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