生命を守るしくみ オートファジー―老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム(ブルーバックス) [新書]
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生命を守るしくみ オートファジー―老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム(ブルーバックス) [新書]
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生命を守るしくみ オートファジー―老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム(ブルーバックス) [新書]

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出版社:講談社
販売開始日: 2022/01/20
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生命を守るしくみ オートファジー―老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム(ブルーバックス) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    細胞の中で起きている、不思議で謎に満ちた現象を解説。ギリシャ語で「自己」を意味するautoと、「食べる」を意味するphagyから名付けられた「オートファジー」。この細胞のしくみが、生命にとって重要な役割を果たしていること、さまざまな病気と関係があることが続々と解明されつつある。オートファジーに関する数々の発見をしてきた著者が、臨場感あふれる研究の様子から、老化や病気の予防、治療への可能性まで徹底解説。
  • 目次

    第1章 細胞の中の世界
    オートファジー「自己を食べる」/細胞は生命の基本単位/細胞の中の階層性とスケール/細胞の中は袋だらけ/オルガネラを結ぶ物質輸送システム/細胞内の物質輸送を担う生体膜/メンブレントラフィックの四大経路/分泌経路:細胞の中から外へ/エンドサイトーシス経路:細胞の外から中へ/生合成経路:ゴルジ体とエンドソームをつなぐ/オートファジー経路:細胞のリサイクルシステム 他
    第2章 オートファジーの発見、暗黒時代、そして夜明け
    オートファジーの発見/謎のまま取り残されたオートファゴソーム/酵母との出会い/液胞はゴミため場か/斬新な研究テーマ「分解」と「液胞」/1988年のエウレカ! 酵母にもオートファジーがあった/黒い粒の正体/電子顕微鏡で見た膜融合の瞬間 他
    第3章 哺乳類オートファジーの大海原に
    酵母のオートファジー必須遺伝子が哺乳類にもあった/オートファゴソームの膜に結合するタンパク質/オートファゴソームができる様子を初めて見た/光るクラゲのタンパク質が革命を起こした/特許の前に分野の発展を/酵母から哺乳類への進化でコアATG遺伝子はすべて残った/オートファゴソームはどこからやって来るのか/小胞体起源説VSミトコンドリア起源説/論文の急増とノーベル賞 他
    第4章 三つの主要機能──栄養源の確保・代謝回転・有害物の隔離除去
    栄養源の確保/代謝回転/細胞の中身を入れ替える理由/有害物の隔離除去/より広範な新しい免疫システム/偶然の結び付きがオートファジー研究の歴史的発見へ 他
    第5章 選択的オートファジー
    分解するものを選んで包み込む/どれを分解するか。選ぶ仕組みを探る/標的は穴が開いたエンドソーム/分解の目印はユビキチン 他
    第6章 疾患に対抗するオートファジー
    タンパク質蓄積による神経細胞死を防ぐ/凝集しやすいタンパク質を選択的に分解/損傷ミトコンドリアを分解してパーキンソン病を防ぐ/オートファジーに関連する遺伝子疾患が少ない理由/オートファゴソームとリソソームの融合とジュベール症候群/がんやクローン病とも関連/損傷リソソームを除去し腎障害を防ぐ/予防や治療法につなげる/役に立つか立たないか分からない研究が尊い 他
    第7章 オートファジーを止めるルビコン
    基礎研究と医療応用をつなぐ/なぜ脂肪肝になるのか/脂肪肝ではオートファジー機能が低下/ルビコンがオートファジーを抑制/ヒトの脂肪肝でもルビコンが増えている/ブレーキ役ルビコンの発見/命名をめぐる紆余曲折 他
    第8章 健康寿命を延ばす
    寿命が延びる五つのこと/オートファジーの活性化と寿命延長/年を取るとルビコンが増えオートファジーが低下する/ルビコンをなくすと老化現象が改善する/寿命延長の鍵を握っているのはルビコン/脂肪細胞から分かるルビコンが存在する理由/精子形成にはルビコンが必要/がんの浸潤・転移・腫瘍形成をオートファジーが助けている/皮膚の老化を改善する化粧品/オートファジーを促進する天然の食品成分/オートファジー研究は日本が世界をリード 他
  • 出版社からのコメント

    生命に備わる、細胞のリサイクルシステム「オートファジー」。解明が進む、老化、寿命、脂肪肝や免疫などに関わるしくみを徹底解説。
  • 内容紹介

    2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏と共にオートファジーの研究に携わり、この分野の第1人者としてさらにオートファジーの役割やさまざまな病気や老化などとの関連を解明し続けている著者が、この細胞の驚きのメカニズムを詳しく解説します。
    私たちの体の中では、タンパク質の分解と合成が毎日繰り返されていますが、その細胞のリサイクルシステムとも言えるしくみを担う主なものにオートファジー(自食作用)があります。オートファジーの発見自体は1950年代とかなりさかのぼりますが、生命にとって非常に重要な役割を果たしていること、そして、さまざまな病気と関係があることがわかってきて注目が集まるようになりました。
    この本では、まずオートファジーを理解するために、細胞の中の世界ーー数多く存在する袋や膜のしくみや、物質を輸送するメカニズム、そこで何が行われ、どういう意味があるのかーーなどを丁寧に説明します。また、ノーベル賞に結びつく研究がどのように進んでいったのか、臨場感と共にその様子を紹介します。
    さらにオートファジーが生体にとって極めて重要で多岐にわたる機能を持つこともわかってきました。主要な3機能、栄養源の確保、細胞成分の新陳代謝、有害物質の隔離除去を中心に取り上げます。また、オートファジーはどのように分解するべきものを認識するのか、その秘密に迫ります。
    後半では、がんなどさまざまな疾患とオートファジーの関係、予防や治療に結びつく可能性について触れます。また、著者が発見した、年齢と共に増加しオートファジーを抑制して老化や脂肪肝に関わっていると考えられるルビコンというキーになるタンパク質について詳しく紹介します。
    老化や健康寿命、病気、免疫といった身近な問題の鍵になるかもしれないオートファジーの研究をあらゆる角度から語る1冊です。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    吉森 保(ヨシモリ タモツ)
    大阪大学大学院生命機能研究科教授、医学系研究科教授、大阪大学栄誉教授。1958年生まれ。大阪大学理学部生物学科卒業後、同大学大学院医学研究科博士課程中退。ドイツ留学、国立基礎生物学研究所助教授、国立遺伝学研究所教授、大阪大学微生物病研究所教授などを経て現職
  • 著者について

    吉森 保 (ヨシモリ タモツ)
    大阪大学大学院生命機能研究科教授、医学系研究科教授。
    1958年生まれ。大阪大学理学部生物学科卒業後、同大学医学研究科中退、私大助手、ドイツ留学などを経て、1996年、国立基礎生物学研究所で大隅良典氏(2016年ノーベル生理学・医学賞受賞)のもとで助教授に。その後、国立遺伝学研究所教授、大阪大学微生物病研究所教授を経て現職。著書に『ライフサイエンス』(日経BP社)など。

生命を守るしくみ オートファジー―老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム(ブルーバックス) の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:吉森 保(著)
発行年月日:2022/01/20
ISBN-10:4065268087
ISBN-13:9784065268087
判型:B6
対象:一般
発行形態:新書
内容:生物学
言語:日本語
ページ数:237ページ
縦:18cm
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