曲り角(P+D BOOKS) [単行本]

曲り角(P+D BOOKS) [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ―世間というものはおそろしいな…庭をちょっと作り変えれば、どこかおかしいと思われるし、他愛のない絵を描けば変態扱いか…そういう自分たちの、どこが正常だと思ってやがるんだろう―定年前後の男たちが、庭の作りかえや裸婦画、プラモデル作りなどに熱中するが、周囲にはまるで理解してもらえない悲哀を描いた「積木あそび」、ナイフやフォークを持つときに相手が小指を立てていたという一事で見合いが流れてしまう「小指」、病気で倒れたお偉いさんのため、好物だという鰻を熱々の状態で届けたが、どんでん返しに遭う「鰻」などなど、中高年の悲喜劇１７篇を収録した名作短篇集。

• 内容（「BOOK」データベースより）

  小指；傘；鰻；北ホテル；裸の木；遠くの雲；海を見に；夜；無線ばか；暗い水；一泊二食色気ぬき；積木あそび；大きな鳥の巣；ぬけがら；なみだ壺；そのドアを通って；疵

• 内容紹介

  人生の曲り角を迎えた中高年を描く17篇
  
  ――世間というものはおそろしいな……庭をちょっと作り変えれば、どこかおかしいと思われるし、他愛のない絵を描けば変態扱いか……そういう自分たちの、どこが正常だと思ってやがるんだろう――
  定年前後の男たちが、庭の作りかえや裸婦画、プラモデル作りなどに熱中するが、周囲にはまるで理解してもらえない悲哀を描いた「積み木あそび」、ナイフやフォークを持つときに相手が小指を立てていたという一事で見合いが流れてしまう「小指」、病気で倒れたお偉いさんのため、好物だという鰻を熱々の状態で届けたが、どんでん返しに遭う「鰻」などなど、中高年の悲喜劇17篇を収録した名作短篇集。
  
  図書館選書
  定年前後の男たちが始めた趣味が周囲にはまるで理解してもらえない「積み木あそび」、会食時に相手が小指を立てていたという一事で見合いが流れてしまう「小指」など、中高年の悲喜劇17篇を収録した名作短篇集。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  神吉 拓郎(カンキ タクロウ)
  １９２８年（昭和３年）９月１１日‐１９９４年（平成６年）６月２８日、享年６５。東京都出身。１９８３年『私生活』で第９０回直木賞受賞

曲り角(P+D BOOKS) [単行本] の商品スペック