クリティック再建のために(講談社選書メチエ) [全集叢書]
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クリティック再建のために(講談社選書メチエ) [全集叢書]

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出版社:講談社
販売開始日: 2022/02/10
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クリティック再建のために(講談社選書メチエ) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「クリティック」とは何か?それは「批評」や「批判」という日本語では表しきれない、ヨーロッパの知的な系譜を示す言葉である。あるテクストを前にし、それを読み、解釈するとき、それは「正しいテクスト」か、と問うこと。自分の読みは「正しい解釈」か、と問うこと。ここにある態度こそ、古代ギリシャ以来、連綿と紡がれてきたヨーロッパの知の営みを統べる原理であり、この日本という場所に何よりも欠如したものにほかならない。今と未来に向けて碩学が提示する渾身のメッセージ。
  • 目次

    まえがき
    第I章 クリティックの起源
     1 基礎部分の形成
     2 出 現
     3 混 線
     4 アンティクアリアニズムのヘゲモニー
    第II章 クリティックの展開
     1 人文主義
     2 ポスト人文主義──クリティックの分裂
     3 近代的クリティックの始動
     4 近代的クリティックの展開
     5 実証主義
    第III章 現代の問題状況からクリティック再建へ
     1 リチュアリスト
     2 社会構造
     3 言 語
     4 現象学
     5 パラデイクマの分節
     6 構造主義
     7 現状の再確認
     8 クリティック再建のために
    文献案内
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    古代ギリシャ以来、ヨーロッパの知的世界に脈々と流れる「クリティック」の系譜。その全容を碩学が明らかにする壮大な思想ドラマ!
  • 内容紹介

    本書が掲げる「クリティック」は、ふつう「批評」や「批判」という日本語に訳されます。しかし、それらの語では十分に表されない意味が「クリティック」には含まれていることを日本の知的世界は気づかずにきました。その状況を憂える碩学が、これまでの仕事を総括するとともに、将来の知の土台を提供するべく、本書を書き上げました。
    「クリティック」とは「物事を判断する場合に何か前提的な吟味を行う」という考え方です。その系譜をたどる道程はホメーロスから開始されます。そこからヘーロドトスとトゥーキュディデースを経てソークラテース、プラトーンに至る古代ギリシャの流れは、キケローやウァッローの古代ローマを経由する形で、一四世紀イタリアのペトラルカ、ヴァッラに至って「人文主義」として開花しました。この流れの根幹にある態度――それは、あるテクストを読み、解釈する前に、それは「正しいテクスト」なのか、そして自分がしているのは「正しい解釈」なのかを問う、というものです。こうした知的態度は古代ギリシャ以来のものであり、のちの者たちはその古代ギリシャ以来の態度に基づいて古代ギリシャのテクストを読み、解釈してきました。そして、それこそがヨーロッパの知的伝統を形作ってきた営みにほかなりません。
    この系譜は、近代と呼ばれる時代にデカルトとスピノザによって変奏され、ついには実証主義とロマン主義の分岐を生み出します。その分岐を抱えたまま、現代に至って構造主義と現象学という末裔を出現させました。こうして、古代ギリシャから現代にまで至る流れを「クリティック」を軸にして全面的に書き換えること――そこに浮かび上がる思想史は、まさにその知的伝統から日本が外れているという事実を否応なく突きつけてくるでしょう。この欠如がいかなる現実をもたらしているのか。本書は、現代の危機のありかを暴き、そこから脱出するための道を示して閉じられます。
    ここにあるのは、三部作『政治の成立』、『デモクラシーの古典的基礎』、『法存立の歴史的基盤』、日本国憲法を扱う『憲法9条へのカタバシス』、そして話題作『誰のために法は生まれた』など、数々の著作で圧倒的な存在感を示してきた著者からの渾身のメッセージです。

    [本書の内容]
    第I章 クリティックの起源
    1 基礎部分の形成/2 出現/3 混線/4 アンティクアリアニズムのヘゲモニー
    第II章 クリティックの展開
    1 人文主義/2 ポスト人文主義──クリティックの分裂/3 近代的クリティックの始動/4 近代的クリティックの展開/5 実証主義
    第III章 現代の問題状況からクリティック再建へ
    1 リチュアリスト/2 社会構造/3 言語/4 現象学/5 パラデイクマの分節/6 構造主義/7 現状の再確認/8 クリティック再建のために
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    木庭 顕(コバ アキラ)
    1951年、東京都生まれ。歴史学者
  • 著者について

    木庭 顕 (コバ アキラ)
    1951年、東京都生まれ。歴史学者。
    主な著書に、『政治の成立』、『デモクラシーの古典的基礎』、『法存立の歴史的基盤』(以上、東京大学出版会)、『憲法9条へのカタバシス』(みすず書房)、『誰のために法は生まれた』(朝日出版社)、『人文主義の系譜』(法政大学出版局)など。主な訳書に、『モミッリャーノ 歴史学を歴史学する』(編訳、みすず書房)など。

クリティック再建のために(講談社選書メチエ) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:木庭 顕(著)
発行年月日:2022/02/08
ISBN-10:4065270707
ISBN-13:9784065270707
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:236ページ
縦:19cm
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