二つの時代を生きた台湾―言語・文化の相克と日本の残照(大阪大学台湾研究プロジェクト叢書) [単行本]
    • 二つの時代を生きた台湾―言語・文化の相克と日本の残照(大阪大学台湾研究プロジェクト叢書) [単行本]

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二つの時代を生きた台湾―言語・文化の相克と日本の残照(大阪大学台湾研究プロジェクト叢書) [単行本]

林 初梅(編著)所澤 潤(編著)石井 清輝(編著)
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出版社:三元社
販売開始日: 2022/01/17
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二つの時代を生きた台湾―言語・文化の相克と日本の残照(大阪大学台湾研究プロジェクト叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本とは異なる「戦後」を歩んだ台湾。日本時代に生まれ育った台湾人は、日本人が去ったあと、どのような社会を、どのように生きたのか?二つの時代を生きた台湾人の経験に迫る。台湾人にとっての「日本」とは。
  • 目次

    本書を読むために
    台湾の中の日本語世界   所澤潤      x
    多元社会台湾の歴史的積層   石井清輝      xxi

    第I部 経済統制下の台湾

    │第1章│ 戦時体制下台湾の「デパート」─ 全体主義と個人の軋轢   李衣雲(所澤潤 訳)      002
      はじめに 002
    一 象徴記号の意味と台湾戦前のデパート文化 003
    二 戦時下における消費と全体主義の勃興 008
    三 「戦後」における戦争体制とデパート―台北を例に 015
      まとめ 027

    │第2章│ 戦後台湾女性のよそおい文化─ 社会現象としての日本嗜好    王耀徳+林容慧(阿部由理香 訳)      043
      はじめに 043
    一 戦前期台湾のよそおい文化 046
    二 戦後期台湾のよそおい文化 051
    三 日本風よそおい文化の再登場―台湾資生堂を例として 058
    四 特殊ルートに見られる日本嗜好の受容 065
      おわりに 072

    第II部 高等教育制度の転換をめぐって

    │第3章│ 台北高等学校の戦後─日本が過去になった時に起こったこと    所澤潤      084
      はじめに 084
    一 台北高級中学沿革概要  087
    二 中華民国制度への転換の体験 088
    三 失われたものの再評価 115
      終わりに 118
    │第4章│ 台北帝国大学の接収と延平学院の設立─省籍問題を伴う台湾本省人の対日感情の変化   林初梅      125
      はじめに 125
    一 国民党政府の接収した学校の戦後の様相 128
    二 台北帝大から国立台湾大学へ 131
    三 私立延平学院の創設に転じた本省人 139
    四 本省人の対日感情の変化 143
      終わりに 148

    第III部 文筆家・作家としての人生を読む

    │第5章│ 黄得時による日本文化ならびに日本語に対する戦後の態度    Thilo Diefenbach(蒋永学)(中村加代子 訳)      158
      はじめに 158
    一 一九四五年以前―日本文化に対する肯定的な態度 160
    二 戦争と皇民化を明確に支持 162
    三 日本に対する幾度かの批評 163
    四 戦後―日本に対する黄得時の二面性 164
    五 日本文化に対する深い関心 165
    六 日治時期を強烈に批判し、台湾人の抗日精神を指摘 166
    七 日治時期に対する誤った描写 168
      結論 169

    │第6章│ 植民地の記憶─鍾理和「原郷人」の広がり   今泉秀人      175
      はじめに 175
    一  「私はこうして創作を学んだ」(一九五九) 176
    二  「原郷人」(一九五九) 182
    三 渡満から帰台まで(一九三八―一九四六) 186
    四  『文友通訊』(一九五七―一九五八) 190
    五 理和の死後(一九六〇―一九八〇) 196
      むすび 199

    第IV部 日本社会における台湾の位相

    │第7章│ 華僑から「台湾人」へ─一九六〇―七〇年代在日台湾人の歴史的自己省察の試み   岡野翔太(葉翔太)      206
      はじめに 206
    一 東アジア地域秩序の再編と在日台湾人  211
    二 在日台湾人の連帯を目指して― 台湾人権利擁護総連合会の試み 216
    三  台湾人権利擁護総連合会と台湾協会の連動― 「戦没台湾人合同慰霊祭」の実施 221
    四 在日台湾人をめぐる語りの構築過程 227
      おわりに 230

    │第8章│ 植民地同窓会における戦後日本の台湾記憶─台北市・樺山小学校の事例から   石井清輝      240
      はじめに―問題の所在と本論文の課題 240
    一 対象の概要と分析方法  242
    二 同窓会の目的と活動内容 244
    三 台湾に関する記憶の多様性と「他者」の記憶 245
    四 集合的に強化される「ノスタルジアの語り」 249
    五 新たな台湾認識を獲得する場としての同窓会 256
      おわりに 260

    あとがき   林初梅      270

    執筆者紹介      276
  • 出版社からのコメント

    日本時代に生まれ育った台湾人は、「戦後」どのような社会を、どのように生きたのか?二つの時代を生きた台湾人の経験に迫る。
  • 内容紹介

    台湾人にとっての「日本」とは
    日本とは異なる「戦後」を歩んだ台湾。日本時代に生まれ育った台湾人は、日本人が去ったあと、どのような社会を、どのように生きたのか? 二つの時代を生きた台湾人の経験に迫る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    林 初梅(リン ショバイ)
    大阪大学大学院言語文化研究科教授。専門は言語社会学、近現代台湾研究

    所澤 潤(ショザワ ジュン)
    立正大学心理学部教授、群馬大学名誉教授。専門は教育史、教育方法学、オーラルヒストリー、記録史料学。主要業績の他、台湾人オーラルヒストリーも多数

    石井 清輝(イシイ キヨテル)
    高崎経済大学地域政策学部准教授。専門は地域社会学、生活史研究
  • 著者について

    林初梅 (リンショバイ)
    林初梅(Chu-Mei Lin/りん・しょばい)
    大阪大学大学院言語文化研究科教授。専門は言語社会学、近現代台湾研究。
    主要業績に『小川尚義論文集[復刻版]―日本統治時代における台湾諸言語研究』(東京:三元社、二〇一二年)、「湾生日本人同窓会とその台湾母校―日本人引揚者の故郷の念と台湾人の郷土意識が織りなす学校記憶」所澤潤・林初梅編『台湾のなかの日本記憶―戦後の「再会」による新たなイメージの構築』(東京:三元社、二〇一六年)、『民主化に挑んだ台湾―台湾性・日本性・中国性の競合と共生』(共編著、名古屋:風媒社、二〇二一年)など。

    所澤潤 (ショザワジュン)
    立正大学心理学部教授、群馬大学名誉教授。専門は教育史、教育方法学、オーラルヒストリー、記録史料学。
    主要業績に「大学進学の始まりと旧制高等学校教育の起源―明治七年三月のモルレーの建言のもたらしたもの」『東京大学史紀要』一四号(東京大学史史料室、一九九六年)、『台湾のなかの日本記憶―戦後の「再会」による新たなイメージの構築』(共編著、東京:三元社、二〇一六年)、「台北高等学校と台湾の民主化―辜振甫の姿をとおして」林初梅・黄英哲編著『民主化に挑んだ台湾-』(名古屋:風媒社、二〇二一)など。台湾人オーラルヒストリーも多数。

    石井清輝 (イシイキヨテル)
    高崎経済大学地域政策学部准教授。専門は地域社会学、生活史研究。
    主要業績に「植民地時代の遺構をめぐる価値の生成と『日本』の位相―台湾における日本式木造家屋群の保存活動を事例として」所澤潤・林初梅編『台湾のなかの日本記憶―戦後の「再会」による新たなイメージの構築』(東京:三元社、二〇一六年)、「歴史的環境の保存活動を媒介とした『地域の公共性』の生成過程―台湾における日本式木造家屋群を対象として」(『関東都市学会年報』第16号、二〇一五年)など。

二つの時代を生きた台湾―言語・文化の相克と日本の残照(大阪大学台湾研究プロジェクト叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:三元社
著者名:林 初梅(編著)/所澤 潤(編著)/石井 清輝(編著)
発行年月日:2021/12/25
ISBN-10:4883035417
ISBN-13:9784883035410
判型:A5
発売社名:三元社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:279ページ
縦:22cm
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