ジャン=リュック・ナンシーと不定の二人称 [単行本]
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ジャン=リュック・ナンシーと不定の二人称 [単行本]

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出版社:人文書院
販売開始日: 2022/02/24
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ジャン=リュック・ナンシーと不定の二人称 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    現代フランス哲学の巨星ジャン=リュック・ナンシー。共同体論がつとに名高いその思想家は、150余りの著作を残し、2021年惜しくも世を去った。本書でははじめて、50年に及ぶ活動の全体を見据え、共同体論にとどまらないその思考の核心に迫る。鍵となるのは不定の二人称への言表行為。初期の人格主義から、デリダへの接近、主体、共同体、分有といったテーマの発展からキリスト教の脱構築へ。いまだ全貌が明らかではない哲学者に新鋭が挑む。
  • 目次

    序論

    第一章 人格主義の影――一九六〇年代のナンシーの思考について(一)  
     第一節 ムーニエの人格主義――召命の起源論と人間の目的論との絡み合い  
     第二節 人格主義の批判的継承者としてのナンシー――一九六三年「ある沈黙」   

    第二章 デリダとの出会い――一九六〇年代のナンシーの思考について(二)  
     第一節 根源的なものとしての差異――一九六六年「マルクスと哲学」  
     第二節 アナーキーな書き込み――一九六九年「注釈」  

    第三章 言表行為と不定の人称――一九七〇年代の主体論について
     第一節 カントにおける空虚な主体――『文学的絶対』の主体論
     第二節 ヌーヴォー・フィロゾフに抗して――『エゴ・スム』をめぐるコンテクスト  
     第三節 思想史のなかの主体――ハイデガーにおける「主体」と「現実性」
     第四節 前コギト的なもの、尖端としてのコギト、沈黙のコギト
    ――ナンシー、デリダ、メルロ= ポンティ  
     第五節 開始点としての言表行為――主体の崩壊  
     第六節 「誰か」という不定の人称  

    第四章 言語から存在へ――一九八〇年代の共同体論について
     第一節 「分有」という語の登場――一九八二年『声の分有』
     第二節 存在は言語に先立つ――一九八三年「無為の共同体」
     第三節 存在から世界へ――『無為の共同体』以後の思想展開

    第五章 意味と投壜通信――不定の二人称への言表行為
     第一節 意味と意味作用、意味と真理
     第二節 古名の戦略と人格主義の残響
     第三節 キリスト教の自己脱構築から言表行為へ――脱閉域からアドラシオンへ  

    結論  

    あとがき  

    参考文献一覧
  • 内容紹介

    ナンシー哲学の核心に迫る
    共同体論にとどまらない思想の全貌

    現代フランス哲学の巨星ジャン=リュック・ナンシー。共同体論がつとに名高いその思想家は、150余りの著作を残し、2021年惜しくも世を去った。本書でははじめて、50年に及ぶ活動の全体を見据え、共同体論にとどまらないその思考の核心に迫る。鍵となるのは不定の二人称への言表行為。初期の人格主義から、デリダへの接近、主体、共同体、分有といったテーマの発展からキリスト教の脱構築へ。いまだ全貌が明らかではない哲学者に新鋭が挑む。

    ○目次
    序論

    第一章 人格主義の影――一九六〇年代のナンシーの思考について(一)  
     第一節 ムーニエの人格主義――召命の起源論と人間の目的論との絡み合い  
     第二節 人格主義の批判的継承者としてのナンシー――一九六三年「ある沈黙」   

    第二章 デリダとの出会い――一九六〇年代のナンシーの思考について(二)  
     第一節 根源的なものとしての差異――一九六六年「マルクスと哲学」  
     第二節 アナーキーな書き込み――一九六九年「注釈」  

    第三章 言表行為と不定の人称――一九七〇年代の主体論について
     第一節 カントにおける空虚な主体――『文学的絶対』の主体論
     第二節 ヌーヴォー・フィロゾフに抗して――『エゴ・スム』をめぐるコンテクスト  
     第三節 思想史のなかの主体――ハイデガーにおける「主体」と「現実性」
     第四節 前コギト的なもの、尖端としてのコギト、沈黙のコギト――ナンシー、デリダ、メルロ= ポンティ  
     第五節 開始点としての言表行為――主体の崩壊  
     第六節 「誰か」という不定の人称  

    第四章 言語から存在へ――一九八〇年代の共同体論について
     第一節 「分有」という語の登場――一九八二年『声の分有』
     第二節 存在は言語に先立つ――一九八三年「無為の共同体」
     第三節 存在から世界へ――『無為の共同体』以後の思想展開

    第五章 意味と投壜通信――不定の二人称への言表行為
     第一節 意味と意味作用、意味と真理
     第二節 古名の戦略と人格主義の残響
     第三節 キリスト教の自己脱構築から言表行為へ――脱閉域からアドラシオンへ  

    結論

    図書館選書
    現代フランス哲学の巨星、ジャン=リュック・ナンシーの哲学の核心に迫る。共同体論にとどまらない思想の全貌に新鋭が挑む。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 潤一郎(イトウ ジュンイチロウ)
    1989年千葉県生まれ。早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(立命館大学)。早稲田大学、流通経済大学、立正大学非常勤講師。専門はフランス哲学
  • 著者について

    伊藤 潤一郎 (イトウジュンイチロウ)
    伊藤 潤一郎(いとう・じゅんいちろう)
    1989年千葉県生まれ。早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(立命館大学)。早稲田大学、流通経済大学、立正大学非常勤講師。専門はフランス哲学。論文に「身体の奥底で――場としての身体と二人称」(『思想』第1172号、2021年)、「眠りと思考――ジャン゠リュック・ナンシーにおける思考のリズムについて」(『立命館大学人文科学研究所紀要』第128号、2021年)など。翻訳にジャン゠リュック・ナンシー『アイデンティティ――断片、率直さ』(水声社、2021年)、同『あまりに人間的なウイルス――COVID-19の哲学』(勁草書房、2021年)、ミカエル・フッセル『世界の終わりの後で――黙示録的理性批判』(共訳、法政大学出版局、2020年)など。

ジャン=リュック・ナンシーと不定の二人称 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:人文書院 ※出版地:京都
著者名:伊藤 潤一郎(著)
発行年月日:2022/02/28
ISBN-10:4409031139
ISBN-13:9784409031131
判型:B6
発売社名:人文書院
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:328ページ
縦:19cm
横:14cm
厚さ:3cm
重量:475g
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