ヴェルサイユ宮殿に暮らす―優雅で悲惨な宮廷生活 新装版 [単行本]

ヴェルサイユ宮殿に暮らす―優雅で悲惨な宮廷生活 新装版 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  十八世紀、豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿には、王を頂点に千人以上がひしめきあって暮らしていた。雅びにみえる貴族たちの日常生活とは―当時の報告書や書簡から、宮殿での日々の営みをよみがえらせる画期的試み！

• 目次（「BOOK」データベースより）

  住居―居室不足に翻弄される貴族たち
  食事―豪華な食事は誰のものか
  水―きれいな水は必需品
  火―寒い部屋は火事の危険と隣り合わせ
  照明―窓と鏡と蠟燭だのみの薄暗い部屋
  掃除―清潔さとは無縁の宮殿
  洗濯―洗って干す場所を求めて右往左往

• 出版社からのコメント

  18世紀、豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿には、王を頂点に千人以上がひしめきあって暮らしていた。雅びにみえる貴族たちの日常生活とは

• 内容紹介

  豪華絢爛な宮殿の舞台裏
  
  　フランス貴族社会の象徴、ヴェルサイユ宮殿。18世紀、ここには王を頂点に千人以上がひしめきあって暮らしていた。豪華絢爛な外観、贅沢な食事、着飾った女性たち、舞踏会や音楽会……。華やかな宮廷生活が思い浮かぶが、本書のテーマはこうした表の顔ではなく、より人間くさい日々の営みのほうにある。著者は残された書簡や官僚機構の報告書などを精力的に読み込み、宮殿での暮らしの実態をひもといてゆく。
  　宮殿の内部は226の居室からなる巨大迷路の様相を呈していた。広さ・設備とも許容量を超える人数が暮らすなかで、個人のプライバシーは守られていたのか。千人分の食事はどのように準備され、消費されていったのか。安全な飲料水は確保できていたのか。入浴や排泄はどのようにしていたのか。広大な建物をどのように掃除していたのか。大量の洗濯物はどこで洗い、どこに干していたのか。華やかなイメージとは裏腹の驚くべき事実が次々と明かされる。
  　当時の史料からは、貴族たちの苦労がしのばれると同時に、彼らがたくましく生きていた様子もうかがえる。本書を読めば、これまでとは違った宮殿の姿が立ちあがってくるはずだ。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  ニュートン,ウィリアム・リッチー(ニュートン,ウィリアムリッチー／Newton,William Ritchey)
  歴史家。ローマとパリで学んだ後、ミシガン大学にて博士号取得。専門はヴェルサイユ宮殿の歴史
  
  北浦 春香(キタウラ ハルカ)
  翻訳家。東京大学法学部卒。外務省勤務を経て、法律から芸術まで幅広い分野で翻訳を手がける

• 著者について

  北浦　春香 (キタウラ　ハルカ)
  翻訳家。東京大学法学部卒。外務省勤務を経て、法律から芸術まで幅広い分野で翻訳を手がける。訳書に、マルク・ルブラン『インターポール』、フレデリック・モネイロン『ファッションの社会学』、ミシェル・サポリ『ローズ・ベルタン』（いずれも白水社）。

ヴェルサイユ宮殿に暮らす―優雅で悲惨な宮廷生活 新装版 の商品スペック