言語と証人―根源悪から人間変容の神秘、そしてエヒイェロギアの誕生へ [単行本]
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出版社:東京大学
販売開始日: 2022/03/11
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言語と証人―根源悪から人間変容の神秘、そしてエヒイェロギアの誕生へ の 商品概要

  • 目次

    序章 言語と証人──根源悪から人間変容の神秘、そしてエヒイェロギアの誕生へ
     1 「言語」「証人」「根源悪」「変容」「神秘」「エヒイェ」について
     2 本論全体の結構と流れ 

    第I部 根源悪の現象の超克とエヒイェロギア(脱在論)の誕生へ 

    第一章 根源悪・非存在の現象と存在論の破綻
     序
     1 非存在・根源悪から始める──アウシュヴィッツという現象
     2 「悪の陳腐さ」──根源悪のもうひとつの現象 
     3 存在-神-論(Onto-theo-logia) 
     4 技術学 
     5 四方界 

    第二章 樹の実の誘惑と根源悪──「創世記」と『告白』の物語りに拠る
     1 「創世記」一~四章、殊に三章1~13節
     2 『告白』(II.4.9~II.10.18) 
     むすびとひらき 

    第三章 エヒイェロギアの地平に向けて
     1 「出エジプト記」の物語り 
     2 エヒイェ物語りの系譜──旧約物語りから新約の譬え話におけるエヒイェの証言と証人 
     むすびひらき 

    第II部 全体主義における言語の危機とダーバール(言即事)的語り

    第四章 言語、物語り、語りとは何か
     1 イエスの譬え「善きサマリア人」 
     2 ダーバール(言即事)・物語り 
     3 物語り論的自己同一性 
     4 小さな物語り 
     5 中動態(deponentia)の言語世界と人格・証人 
     むすびとひらき 

    第五章 語り方の諸例
     序 存在神論とその超克に向けての語り方
     1 ヘブライ・キリスト教的語り方とその証人たち
     2 近現代欧米語における語り方
     3 日本語の語り方
     むすびとひらき

    第六章 擬ディオニュシオス『神秘神学』におけるヒュムネイン(讃える)語りをめぐって
         ──他者への自己贈与的ダーバール
     序
     1 『神秘神学』の言語用法
     2 ヒュムネインの言語用法の特徴を探る
     3 ヒュムネインにおいて拓かれる地平──『神秘神学』のテキスト全体の辿り直し 
     むすびとひらき

    第III部 エヒイェ・神秘の証人とその語り

    第七章 光とカタチとやみ(gnophos)の言語用法
         ──人間の神秘的変容に向けて語る
     序
     1 光とカタチとやみとその語り─ギリシア哲学の系譜
     2 ニュッサのグレゴリオス(三三〇頃~三九四年) 
     3 十字架のヨハネ(一五四二~九一年) 
     むすびとひらき

    第八章 ニュッサのグレゴリオス『聖マクリナの生涯』の物語り
     序
     1 『聖マクリナの生涯』の物語り 
     2 ドロモス・エペクタシスとエロース

    第九章 アウグスティヌスによる愛の巡礼の物語り
         ──私の重さは私の愛(pondus meum amor meus, XIII.9.10)
     序
     1 「梨の実の盗み」の物語り(II.4.9~II.10.18) 
     2 「親友への甘美な友情」の物語り(IV.4.7~IV.11.16)
     3 身分の賤しい女性(concubina)への愛(IV.2.2, VI.13.23~15.25)
     4 神への愛と回心の道行き(VII.8.12~VIII.12.30
     5 オスティアにおけるモニカとアウグスティヌスの神秘的体験(IX.10.23~10.26) 
     むすびとひらき

    第十章 マザー・テレサの生涯とその霊性──その母なる愛と魂の暗夜
     1 マザー・テレサの召命とキリストの声 
     2 マルコム・マゲッリッジ氏によるマザー・テレサへのインタビュー
     3 マザー・テレサの内的暗夜 
     4 カルメル会の霊性──リジューのテレーズ
     5 十字架のヨハネの譬え
     むすびとひらき

    第十一章 石牟礼道子文学と相生のアニマ──「近代の超克」をめぐって
     序
     1 日本の戦中知識人による「近代の超克」論について
     2 石牟礼文学と近代の超克──アニマのくに・「もう一つのこの世」に向かって 
     3 近代とアニマのくにの対比
     4 アニマのくにを奪い返す──石牟礼文学の誕生
     むすびと放(はなち) 

    終章 エヒイェロギアの誕生──存在神論の突破と仏教との協働(synergeia)
     序
     1 西欧の根源悪的物語から問い始める──存在神論の「存在することへの努力」 
     2 仏教思想、空と縁起、道元、良寛 
     3 ふたたびエヒイェロギアへ──その歴史「観」をめぐって 
     むすびとひらき 

    あとがき
  • 内容紹介

    時には善の仮面をかぶり我々の前に現れる根源悪の現象をいかに超克していくか。貧しく小さい人々が生きる喜怒哀楽に満ちた出来事、苦悩や希望の声が現れる「言語」、そしてそれらを担いうる「人格」はプネウマの息吹を自らを通して声にして響かせ、他者への語りかけによって相生の新たな地平をひらく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    宮本 久雄(ミヤモト ヒサオ)
    1945年生まれ。新潟県生まれ。東京大学文学部卒。同大学大学院人文科学研究科を経て、カナダ、エルサレム、パリなどに遊学。東京大学大学院総合文化研究科教授、上智大学神学部教授を経て、東京純心大学看護学部教授、東京大学名誉教授、2015年にSacrae Theologiae Magister日本人初の名誉称号を授与される。著書に『パウロの神秘論』(東京大学出版会、2019年、第33回和辻哲郎文化賞)等がある
  • 著者について

    宮本 久雄 (ミヤモト ヒサオ)
    東京純心大学看護学部教授、東京大学名誉教授、上智大学名誉教授

言語と証人―根源悪から人間変容の神秘、そしてエヒイェロギアの誕生へ の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:宮本 久雄(著)
発行年月日:2022/02/28
ISBN-10:4130104187
ISBN-13:9784130104180
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:キリスト教
言語:日本語
ページ数:395ページ ※390,5P
縦:20cm
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